2月に退社するAppleチーフデザイナーはLoveFromで、サム・アルトマンの新しい人工知能ハードウェア・プロジェクトに関わる予定
来年2月にAppleを退社するiPhoneとApple Watchのチーフ・デザイナーは、ジョニー・アイブ氏のLoveFrom社に入社すると伝えられています。
Sam Altman, Jony Ive Enlist Apple iPhone Design Head to Work on AI Devices – Bloomberg
Bloombergの記事によると、これまでiPhoneとApple Watchのデザインを手掛けていたTang Tan氏は2月に退社して、ジョニー・アイブ氏のLoveFrom,に入り、ジョニー・アイブと共に、OpenAIのサム・アルトマンが手がける新しい人工知能ハードウェア・プロジェクトに取り組みに携わる予定。
このプロジェクトは、9月にDesigner Jony Ive and OpenAI’s Sam Altman Discuss AI Hardware Project — The Informationで伝えられていて、アイブとアルトマンがOpenAIの技術を統合した「ある種のハードウェア・プロジェクト」で協力することについて協議しているという話です。
Tang Tan氏は、この人工知能ハードウェア・プロジェクトのためにLoveFromのハードウェア・エンジニアリングをリードすることになると考えられています。
2023年前半はAIの可能性がいきなり評価され始めて、Appleは後手に回っている感がありながらも、その後、Siriを含むチームが再編されてAIにも力を入れている話も出ていたものの、AI業界でリーダーシップ的なポジションになったOpenAIといえば、その先を考えたハードウェアにも取り組み始めていて、Appleのデザインリーダーも引き抜かれるということになると、この分野も確実に手遅れになりそうな感じがします。
まあ、Appleとしては、その辺を全部ひっくり返すくらいの製品として、Vision Proに取り組んでいるんだろうけど、どうなるかなあ。
ジョニー・アイブとサム・アルトマンが組むことに驚きました。印象としては、最も遠いところにいる感じがします。
いろんなことの展開が速くて、めまいがしそうです。
そうですよね。意外なカップリングなので、逆に面白いものができるかもしれません。