AppleのEV開発「Project Titan」は正式に中止になった件につきまして

AppleのEV開発「Project Titan」は正式に中止になりました。

アップル、EV開発計画を白紙に-10年がかりのプロジェクト断念 – Bloomberg
EVよりAI、決断下したアップル-経営資源集中し巻き返し図る – Bloomberg


image via:Vanarama Tech Cars Interior

Appleの電気自動車については、ここ数年、チームのコアメンバーが退職して、競合EVメーカーに移籍したり、チーム内を再編成したり、責任者を変えたり、その度にロードマップが変わったりということが常に起こっていて、成果が出ていない様子がずっと続いていたので、今更感があります。

それにしても、直近の販売想定価格は10万ドル(約1510万円)?

そんなの誰も買わないわw。とは言わないけど、コンシューマー層のほとんどの人は買えない。もちろん、1500万円を使える人はいるけど(普通の自動車メーカーで5年後の残価率60%程度ある車なら残価設定タイプで月額10万円あたり)、そういう人は、自動車製造メーカーとして実績のある別のメーカーのEVを選ぶと思うので、中止で正解でしょう。

本体価格の他にApple Care+が必要(なくらい傷つきやすいボディ)にして、専用クロスは10万円デスとかやりそうだし。

仮に、いますぐに発売できたとしてもEVのトレンドとしては周回遅れだから、ビジネス的に得られるものは少ないだろうし。

開発チームのメンバーとしては、モチベーションの維持が難しい状態が続くよりはいいのかなとも思います。

そして、ほとんどのメンバーは生成AI開発チームに再編成されるようです。

生成AIも周回遅れになりそうだから、本気で注力した方がいいと思うんだけど、遅れを取り戻せるのかなあ。

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