EUのIMCO委員会議員:Appleが好む好まざるにかかわらず、急速充電はCommonChargerによって調和する

EUレギュレーションが2024年から有効になるため、今年のiPhone 15シリーズからはライトニングポートに変わって、USB-Cポートが搭載されることは間違いなさそうですが、Appleの計画ではUSB-Cに移行しても、MFi認証暗号化を行なって、モデルによる速度制限を行うようだという話が出ていました。

しかし、EUのIMCO委員会(Internal Market and Consumer Protection Committee)の会合で、この速度制限について、EUのルールを回避するものだ、という指摘が上がっています。

IMCO委員会(Internal Market and Consumer Protection Committee)は、欧州連合(EU)における政策分野の一つで、EU市場における自由な流通を促進し、消費者の保護を確保することを目的とするもの。

デジタルデバイスのUSB-Cへの統一のルールは、現在の市場における多種多様な異なるポート/ケーブルをUSB-Cに統一することにより、廃棄物を削減する環境問題への対処と、消費者保護を目指していて、この中ではコモンチャージャーで平等に急速充電を利用するということも含まれています。

IMCO会合で発言している、欧州議会マルタ共和国議員のAlex Agius Saliba氏は、Appleとの意見交換を促したようですが、Apple側が拒否しているとツイート。

今日、アップルがEP_SingleMarketでの意見交換の招待を拒否し、充電速度を制限することで我々のルールを回避し、自社の充電器のみを販売することを計画していることに同意/否定したことは残念です。彼らが好むと好まざるとにかかわらず、急速充電はCommonChargerによって調和されている。

EUレギュレーションに従わない仕様のデバイスは、2024年からEUでは販売できないということになるので、Appleもそれなりの対応を迫られると思います。

a close up of a laptop on a table

とはいえ、全部Thunderboltになるとも思えないので、落とし所としては、EUが設定する急速充電の仕様を全機種反映しつつ、上位機種ではさらに高速というところを予想していますが、どうなりますか。

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