iPhone 16の発注数は例年並みかiPhone 15よりも少ない。AI特需は無し?

あれ?iPhone 16は買い替え需要が絶好調になるはずじゃ、、、。

Ming-Chi Kuo氏のサプライヤー情報によると、iPhone 16の発注数は前年度並み。

というか、やや少ない数字です。

WWDC後、時折iPhone 16の受注増が噂されていたが、最近のアップルの主要サプライヤー2社(TSMCとLargan)の決算説明会では、iPhone 16の受注が増加していない可能性が示唆されている。

1. TSMC:急に台数が増えるようなことはなかった。
2. Largan: 今年のハイエンドモデルの受注は昨年と同様。

私の理解では、一部のサプライヤーは24年下半期のiPhone 16の受注が増加したと見ているが、EMS/組立の観点から見ると、24年下半期のiPhone 16の受注はあまり変化がなく(約8,700万台)、23年下半期のiPhone 15の受注(約9,100万台)を若干下回っている。

今年6月に行われたWWDCでは、生成AI分野で遅れていたAppleが「Apple Intelligence」を発表し、これによりiPhone 16の需要増加を確実視する予想が出ていましたが、「Apple Intelligence」は2024年後半にUSユーザー向けにベータ版が提供されるだけなので、他の国のユーザーが「Apple Intelligence」のためにiPhone 16に買い替えるという予想は楽観的すぎるのかもしれません。

あと、現行機種のiPhone 15 Pro / Pro Maxは「Apple Intelligence」が使えるという話をApple上級幹部が話していたので、この辺のユーザーも「Apple Intelligence」のために買い替える必要はありません。

iPhone 15スタンダードラインや、LightningポートのiPhone 14シリーズ以前の機種を使っている場合にはiPhone 16シリーズは良い買い替え候補だと思います。

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