AirPods Maxの結露問題が再燃。中には壊れてしまったり動かなくなったりする例も。

今年の夏は世界的な暑さになっているわけですが、ここにきて、AirPods Maxの結露問題が各所で再燃しています。

AirPods Maxは、AirPodsシリーズのフラッグシップモデルのヘッドフォンですが、2020年12月に発売された直後から、一部のユーザーから「使っているとイヤーカップの内側に水滴が発生する」という話が出ていました。

そして、現在、Reddit、YouTube、Twitter、Appleのフォーラムには、イヤーカップ内の結露の問題について苦情を訴える人々で溢れている、と404mediaは伝えています。

以前は水滴が確認できるというものでしたが、今回はより深刻な状況も見られています。

汗や湿気によりオーバーイヤー型ヘッドフォンの内部で水滴が発生し、目視できるということだけではなく、ヘッドフォンのスピーカーホールから漏れて、ヘッドフォン内部に水濡れを引き起こし、故障したり、突然まったく動かなくなったりするという報告もあります。

特に憤慨しているユーザーの一人は、Redditの一連の投稿でこれを「結露死」と呼んでいます。

この問題は、すでにカリフォルニア州において集団訴訟に発展していて、原告は”AirPods Maxのイヤーカップ内部に結露を生じさせる潜在的かつ重大な欠陥があり、多くの場合、通常の使用で1時間から数時間しか経過していない “と主張。

過去数カ月にわたってAppleと和解交渉を行っていますが、Appleはこの問題を公には認めておらず、Apple側の弁護士は同裁判所に対し、「アップル社は顧客に対し、ハイエンドでスタジオ品質の新しいAirPods Maxヘッドフォンは “防水でも耐水でもない””いかなる開口部にも水分が入らないように “と繰り返し伝えている」「他のオーバーイヤーヘッドフォンとは異なり、アップルのAirPods Maxのイヤーカップはマグネット式で取り外し可能であるため、イヤーカップを取り外すと、耳の周りの体温で滞留した水分(または「結露」)がユーザーにとってより目立つことになる」とコメントしていて、AirPods Maxの設計上の問題とは認めていません。

今回、AirPods Maxの結露問題が再燃し、さらに「結露死」問題がクローズアップされたのは、例年に比べて、各所で記録的な猛暑となっているということも理由にありそうですが、他のヘッドフォン製品ではあまり聞かない話なので、そろそろ構造上のアップデートを施すタイミングなのかなと思います。Appleの開発戦略、ロードマップでは予定していないことかもですが。

あと、AirPods Proの倍以上の価格設定(84,800円)のフラッグシップモデルを購入するユーザーは、少なからず、Appleファンなはずなので、ぜひ個別に対応してあげてほしいものだと思います。そういえば、昔、Steve Jobsはユーザーと直接メールでやりとりしていましたよね。まあ、その頃とは違うということなんでしょうけど、、。




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