iOS 18.1ベータで提供されているApple Intelligenceの10個の機能
Appleが注力しているという「Apple Intelligence」。
来月のiPhone 16に搭載されるiOSには間に合わず、10月にリリースされるiOS 18.1、iPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1に搭載される予定で、これらのベータ版がデベロッパー向けに公開されました。
ただし、このベータ版においても、6月のWorldwide Developers Conferenceで発表した際に提示したビジョンのほんの一部のみが搭載されています。
Bloombergによる”最初のベータ版で利用可能な機能”は以下のようになっています。
・メールアプリには新しいセクションがあり、システムが優先度が高いと判断したメッセージが、Eメールの要約とともに表示される。
・見逃したテキストやEメールそのものを表示するのではなく、通知内でテキストメッセージやEメールを要約する。
・新しいReduce Interruptions Focusモードは、基本的にDo Not Disturbオプションとして機能し、重要な通知(緊急のテキストメッセージ、スマートホームのアラート、Eメールと思われるものなど)はそのまま通過させる。
・通話を録音し、それを自動的に書き起こして要約する機能がある。書き起こしはボイスメモアプリにもあるが、これはiOS 18の初期ベータ版から搭載されている。
・Safariでリーダーモードを有効にすると、ウェブページや記事の1段落要約が表示される。
・「写真」アプリでは、テキストプロンプトを使って写真や動画のムービーを作成できる。
・ライティングツールは、テキストをハイライトしたときに起動する一連の機能で、段落をリストや表に変えたり、テキストを要約してより簡潔にしたり、文章を校正したり、異なるトーンでコンテンツを書き直したりできる。
・新しいSiriインターフェイスがあり、iPhoneやiPadの底面をダブルタップすると、「Siriに入力」オプションが起動する。
・クエリ間のコンテキストをより適切に維持する機能もある。
付け加えると、最初にリリースされるのはUS向けの言語バージョンになっているので、日本語への対応はその後になります。
来月発売のiPhone 16の新機能はAI対応だけではないですが、今のところ、日本語でApple Intelligenceを使うことを前提に慌てて買い換える意味はありません。
Apple Intelligenceはユーザーに無料で提供され、今年の秋にiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部としてベータ版が英語(米国)で利用可能になります。一部の機能、ソフトウェアプラットフォーム、追加言語は来年中に公開される予定です。Apple Intelligenceは、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacで、Siriとデバイスの言語を英語(米国)に設定している場合に利用できるようになります。
Apple Intelligenceに関しては、日本語で使えるようになって、その出来栄えを見てから考えればいいし、iPhone 15 Pro/Pro Maxをお使いのユーザーはApple Intelligenceの要件を満たしているので問題なしです。
iPhoneも発売から半年経てば、各所でお得に買えるようにもなるし、さらに、もしかしたら今現在の為替水準がさらに円高に進めば、価格改定の可能性も無きにしも非ず。
価格に関しては、あくまでも可能性の話ですが。