なお、6月中に値上げなのかどうか、は明確にされていないし発表もありません。憶測はあります。
AppleのCEO Tim Cookが値上げを公言してから1週間。サプライヤー側からも危機の長期化を裏付ける動きが出ているので続報をまとめておきます。
Tim Cook CEOが「値上げは避けられない」と発言したことを伝えた記事はこちら。
6/25時点での値上げ関連続報:何が新しくわかったか

CONFIRMED — ソース:① via TechRadar、② via MacRumors
- Samsungが決算でメモリ製品の深刻な供給不足は「少なくとも2027年まで続く」と表明。需要充足率は過去最低水準
- SK Hynixも3月時点で、危機の影響が2030年まで続く可能性を警告
- 次回Apple決算発表は7月30日。値上げ規模・タイミングについてアナリストからの質問が集中する見通し
RUMORED — ソース:① via iTechPost・Apple一次情報ではない
- MacやiPadへの価格反映は、iPhone 18発表(9月予定)より早く動く可能性があるとの報道あり。ただしAppleからの確認はない
構造的な問題である理由
今回の危機が一過性でない理由は、需要側にあり。
GoogleやMeta、Microsoftといったクラウド大手がAIインフラ向けの高帯域幅メモリ(HBM)を大量発注しており、Samsungなどのメーカーはそちらを優先せざるを得ない状況が続いています。消費者向けDRAMの供給は構造的に後回しになっていて、新しいファブを建てても量産に至るまでには数年かかります。
Apple自身はメモリ工場を持たない方針を明言していて(Cook:「We can’t do everything」)、自前での解決手段は限られます。保有する1,400億ドル超の現金をサプライヤー支援に充てる意向は示していますが、具体策は未発表のままです。
💬 軽めインプレ所感
サプライヤー自身が「2027年以降も続く」と言っているのは消費者として知っておく必要ありですね。Cookの発言は退任前の地ならしという見方もあるけれど、今回のコスト増への対処はサプライヤーとの付き合い・折衝経験を考えるとCook CEOが最適解では。CEO職最後の大仕事になるかもしれません。
ちなみに、僕も購入検討リストに入れていた「Steam Machine」も、昨今のRAM/SSD枯渇の影響をもろに受けていて、当初$750前後を想定していた価格が$1,049(日本価格は512GBモデルで189,980円〜)に改定されています。Valve自身が「ハードを出すには厳しいタイミング」とコメント。Steam Deck本体も5月に最大46%値上げ済み。AppleもValveも、結局同じ問題に飲み込まれている、ということになるし、他のメーカーもいうまでもありません。

ただし、ValveとAppleではサプライヤーとの関係性レベルが違うのは明らかなので、Valve製品の値上げが何%だからApple製品はこうなるんじゃね?的な憶測は外れるだろうなと思ってます。
Apple製品の値上げについての情報は7月30日の決算でどこまで踏み込んだ発言が出るか、それが当面の注目点。9月のiPhone 18で実際の価格がいくらになるかもだいたいわかるはず。今から機種変予定の方は、決算発表後に動くのが判断材料として一番揃うタイミングと思えます。







