Android OSタブレット

Kindleより自由で、iPadより目に優しい。BOOX「Go 10.3 Gen II」はE Inkタブレットの新定番候補に

E Ink(電子ペーパー)デバイスブランドのBOOX(ブークス)が、2026年3月17日に発表・発売した新製品「「Go 10.3 Gen II」シリーズ」。10.3インチのモノクロE Inkタブレット2モデルが用意されていて、これまでになかったフロントライト付きモデル(Lumi)が初登場しています。

BOOX Go 10.3 Gen II | 楽天市場(SKT)

BOOX Go 10.3 Gen II のポイント

  • フロントライトなし(Standard)とデュアルトーンフロントライトあり(Lumi)の2モデル展開
  • 10.3インチ・300ppiのE Ink Carta 1200ディスプレイ。モノクロのため発色より文字の鮮明さを重視した設計
  • OSはAndroid 15、Google Playストア標準搭載。KindleやGoodle Docs、OneNoteなど主要アプリが動作
  • 本体厚さはStandardが4.6mm、Lumiが4.8mmという超薄型設計
  • InkSense Plusスタイラス(4096段階筆圧)とフォリオケースが付属
  • Wi-Fi・Bluetooth 5.1搭載。SIMスロットは非搭載(データ通信はWi-Fiのみ)
  • 前世代(Gen I)からCPUをSnapdragon 680→750Gに刷新、OSもAndroid 12→15に更新

BOOX(ブークス)とはどんなメーカーか

BOOXは中国のOnyx International傘下のブランド。Kindleのような電子書籍リーダーとAndroidタブレットの中間を埋める製品を多数展開しており、読書・手書きメモ・PDF閲覧を目に優しいスクリーンで行いたいユーザーから支持を集めています。

E Inkはバックライト不要で紙に近い見え方をするため、長時間の読書でも目が疲れにくいという特徴があり。

Kindleとの最大の違いはオープンなAndroid OSを搭載していること。
Kindleは専用アプリしか使えませんが、BOOXはAndroidなのでGoogle Playから好きなアプリを入れることができます。Kindle、楽天Kobo、BookWalkerなど複数の電子書籍サービスを使えるほか、PDFやDOCXの閲覧・手書き注釈、さらにブラウザやメールアプリまで動きます。

「読書専用機」ではなく「目に優しい画面でAndroidを使う端末」という位置づけが、BOOXシリーズの本質です。

Go 10.3 Gen II の用途・使い方

10.3インチというサイズはA4サイズ(210mm)に近く、PDFや論文・技術書をほぼ原寸で読むことができます。電子書籍はもちろん、仕事の資料をそのままのレイアウトで閲覧・書き込みできるのが強み。

フロントライトありの見た目はアナログ感満載

スタイラスによる手書き入力にも対応しており、BOOXの専用ノートアプリ「BOOX Notes」を使えば、レイヤー機能・手書き→テキスト変換・検索・クラウド同期など、本格的なノートとして使えます。Microsoft OneNoteとの相性も良好と評価されており、会議メモや授業ノートをE Inkで取りたいユーザーにも適しています。

E Inkはリフレッシュレートが低いため動画視聴や複雑なゲームは苦手ですが、読む・書く・調べるに特化した使い方であれば、LCDタブレットよりはるかに目への負担が少ない環境で作業できます。

データの読み書き・ファイル転送について(SIM非搭載)

Go 10.3 Gen IIシリーズにはSIMスロットは搭載されていません。データ通信はWi-Fiのみ(※SIM搭載の姉妹モデル「Palma 2 Pro」とは異なります)。

ファイルの読み込み・書き出しには主に以下の方法が使えます。

  • Wi-Fi経由のクラウド同期:OneDrive、Google Drive、Dropboxに対応。BOOX独自の「Onyx Cloud(10GB無料)」でノートのバックアップも可能
  • BOOXDrop(LAN転送):同一Wi-Fiネットワーク内で、PCやスマートフォンからブラウザ経由でファイルを双方向転送できる独自機能
  • USB-C(OTG対応):PCと直接接続してファイルを管理。USBフラッシュドライブの直挿しも可能
  • Bluetooth:ヘッドフォンや外部キーボードと接続可能

Wi-Fi環境があれば実用上は問題ありません。外出先でリアルタイム通信を使いたい場面ではモバイルルーターや、他のスマートフォンなどとの連携が必要になります。

Go 10.3 Gen II の詳細スペック

SPEC

  • ディスプレイ:10.3インチ E Ink Carta 1200(モノクロ)、300ppi
  • 解像度:2480×1860
  • CPU:Qualcomm Snapdragon 750G オクタコア
  • RAM / ストレージ:4GB / 64GB
  • OS:Android 15(Google Play標準搭載)
  • 通信:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1(SIM非搭載)
  • バッテリー:3,700mAh(スタンバイで数週間)
  • スタイラス:InkSense Plus付属(4096段階筆圧・チルト対応・USB-C充電式)
  • 本体サイズ:Standard 約4.6mm厚 / 約360g、Lumi 約4.8mm厚 / 約364g
  • フロントライト:Standard=なし、Lumi=デュアルトーン(寒暖調整可)
  • 対応フォーマット:26種類(EPUB・PDF・AZW3・DOCX・PPTXほか)

PRICE

モデル 米国価格 日本価格(税込)
Go 10.3 Gen II(Standard) $399.99 77,800円
Go 10.3 Gen II Lumi $449.99 79,800円

日本ではSKT株式会社(大阪府)が正規代理店として取り扱っています。

前モデル(Gen I)との比較

Gen I vs Gen II

項目 Go 10.3 Gen I Go 10.3 Gen II
OS Android 12 Android 15
CPU Snapdragon 680 Snapdragon 750G
フロントライト なし(1モデルのみ) あり(Lumiモデル)
スタイラス EMRペン(充電不要) InkSense Plus(USB-C充電式)
重量 約375g 約360g(Standard)

なお、注意するべき変更点として、スタイラスがEMR方式からキャパシティブ方式(InkSense Plus)に切り替わっています。EMRペンは充電不要でより精度が高いと評価されることが多く、ペン入力をメインに使うユーザーにとってはトレードオフになります。一方でレイテンシは30ms→25msに改善されていて、書き心地自体は向上しています。

💬 軽めインプレ所感

BOOXというメーカー。E InkとAndroidの組み合わせのデバイスを作っているんですね。

書くことって、記憶にも繋がるし、見るだけじゃないデバイスとして魅力はあり。もちろん、書き換え速度は速くないけど、ペーパーの見た目質感で触れることが快適な時もあります。

使い方としては、DropboxやGoogle Driveのようなクラウドストレージ経由で使うのが便利そうです。

気になるのはスタイラスの変更。EMRからキャパシティブへの切り替えはペン入力のヘビーユーザーには明確なダウングレードで、この1点で判断が変わるユーザーも多いはず。

Kindleを使うユーザーで「もう少し自由に使えたら」と感じたことある人は少なくないですよね。ていうか、おそらく、Kindleの不満を解消したいと思った開発メンバーがいるのかも。

BOOX Go 10.3 Gen II | 楽天市場(SKT)

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