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Appleのクレイグ・フェデリギ氏によるCSAM検出機能についての”誤解”を説明する動画を読み解いてみる

CSAM検出機能について、あまりにも各所からネガティブな反応が出てきたこともあって、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏が説明しているというWSJのインタビュー動画。

#直接は再生できないので、動画はリンク先からどうぞ。

Apple’s Software Chief Explains ‘Misunderstood’ iPhone Child-Protection Features (Exclusive)

何回「Misunderstood」言うのかってくらい誤解であることを強調してますね。

この件、CSAM検出機能として、ひとまとめに論じられることが多いのですが、Appleが発表した機能は大きく二つになります。


1)はCSAM検出機能。

2)はメッセージアプリでの不適切な画像の検出と警告を行う機能。

で、最初に1)のCSAM検出機能についての説明が行われていて、僕が大事かなと思ったポイントとしては以下がありました。

iPhoneじゃなくてiCloudの写真が検出対象(iPhone上で検出プログラムが動くのではない)

・iCloud上にアップロードされる際に写真のニューラルハッシュによって検出

・Appleの誰かが写真を見るわけじゃなく、アルゴリズムによって一定のスレッショルド(閾値)を超えたものを検出する

・写真データがNCMECデータベースに登録されている特定のCSAM写真にマッチするかどうかが基準

つまり、CSAM検出機能はiCloudに写真を保存しなければ動かないということになります。

インタビュアーのJoanna Stern氏は率直な質問を投げていて、「なぜ今これ(検出システム)を導入しようとしたのか?何かの圧力?」という問いには「いいえ」とは答えたものの、やや返答に詰まった後「なんとかしたかった」というにとどめています。

また、「Tim Cook CEOは今年初めに”バックドアの無い強固な暗号機能はプライバシーの基礎だと認識されている”と話していたが、これはバックドアではないのか?」という問いに対しては、「これはバックドアとは思わないし、なんでそう思われるのか理解できない」とのこと。

ではどう思うのか?ということについてのFederighi氏は、この後に長々と早口で説明を加えているのですが、わかりやすい明確な答えにはなっていないかなーとも思いました。

ここまでは、”iCloudにアップロードされるCSAM写真の検出”についてで、続いて、2)の”メッセージ上での不適切な写真を検出する”機能についての説明。

この機能は、親が子供にiPhoneを渡す時に設定できる”コミュニケーションを安全にするための機能”で、これがオンになっていると子供が使っているiPhoneのメッセージアプリのやりとりの中でポルノの可能性がある写真はすぐには表示されず、警告文が下に表示されるようになります。


↑のスクリーンショットのように表示され、この段階では誰にも通知はされません。

続けて、警告文の右側にあるView photo…をタップすると表示できますが、その時に年齢によっては親にも通知が行きますよ、という警告文が全面表示。


ここで重要なのは、この検出と警告システムは前述の”iCloudにアップロードされる写真の検出”の機能とは異なるものであるという点。

メッセージアプリの画像検出では「On-Device Image Recognition」、つまり、デバイス上のマシンラーニングで画像検出を行うということです。


さらにJoanna Stern氏は、このメッセージアプリの画像検出について、「どのくらい自信を持っているのか、どうやって不適切な写真と判断するのか」と質問。

Craig Federighi氏は「機械学習は非常に優秀で、間違いを起こすことはできない。」として、そのあとも長々とその優秀さをアピールしていますが、WSJの動画では、このシーンの後にEFFなどが表明した、このシステムの懸念や危うさの記事を引用していて、第三者から見て明確に安全とも言い切れない可能性が存在しているように感じました。

最後にJoanna Stern氏は「(iPhoneを手にとり)これは誰のものなのか?」「1984にはBig Brother(=IBM)をバッシングしていたが、(Appleも今回のアップデートにより)同じようなポケットに入ってしまったのでは無いか」と質問。

ここではCraig Federighi氏は明確に「私が考えるに携帯電話は顧客のものです。それは間違いない」「今回の話は”Appleが写真をスキャンする”ということではなく、Appleサーバーに保存される写真について、また、認識する機能について、可能な限り監査可能で検証可能な方法で行うということ」としています。

うーん。

この記事を書くまでに、この動画を3〜4回は見返して、よくわからないところは何回も再生停止したりして、Appleの主張を僕なりに読み解こうと思ったのですが、EFFが「慎重に検討された狭い範囲のバックドアであっても、それがバックドアであることに変わりはない」とする見解の方がしっくりくるというか。

おそらく、Appleとしては”良かれ”と思って開発した技術で、尚且つ、Appleの先進性を全世界にアピールするチャンスと思ったんでしょう。

Appleの上級経営陣の中でも誠実なルックスでは一番かなとも思うCraig Federighi氏も、誤解を解きたくて一生懸命説明してるんですけど、言葉に詰まる箇所、言葉を選んでいる様子があって、どうもシンプルな言葉で明確に伝わるようには説明できてない。

近い将来、このアップデートが有効化されれば、子供にiPhoneを与える親の立場としては、今よりも安心してメッセージアプリを使わせることができるでしょう。

ただし。その基準はAppleの考える基準であり、ML自体がどの程度正確なものかは、Federighi氏の「機械学習は非常に優秀」という言葉を信じるしかないし、もし内部的に閾値を変えたとしても、当事者以外は誰にもわかりません

その先も考えてみましょう。

仮にこの先、何も問題なくメッセージアプリでの猥褻画像の検出がうまくいったとしましょう。

けど、誰かから猥褻画像を送られる可能性があるのはメッセージアプリだけとは限らないですよね。

コミュニケーションツールとしてみんなが使ってるのは、むしろ、他のアプリじゃないでしょうか。

となると、正義の味方としては、他のアプリ上でのやりとりも監視したらいいんじゃね?この機能を実装しないアプリはApp Storeから排除ね、という方向に進みかねないようにも思います。

この辺りが僕が考えた危うさだったりします。

この辺をどうとらえるか。

個人的には、Appleの言うセキュリティやプライバシーマターは以前ほど信頼できないかもしれないと考えるようになってきました。




アルミフルビレット・フレームとシリコンブロックで「AirTag」を保護する「AirTag Bumper」が発売

株式会社メタラスが「AirTag Bumper」を発売。3,850円です。

AirTag Bumper」は、AirTag用のアルミフレーム・バンパー。

精密加工によるアルミフルビレットのフレームがAirTag本体を挿入するシリコンブロックを挟み込むハイブリッド構造によって、保護性能を高めています。

4箇所に設置したフロントベゼルを固定するスクリューはステンレス製ビレット品。


アルミフレームとの相乗効果によって、耐久性とプレミアムな質感のデザインとなっています。

エアタグバンパーのデザインに合わせて金属をアクセントに組み合わせたベルトループ式の合皮製「キーホルダー&キーリング」が付属。

別売の「ボルトオン・サポートブロック」を利用すると、自動車のエンジンルームやバイクのフレームなどにネジで固定して、盗難防止・追跡装置の一つとして使うことも可能となっています。


ブラック、シルバー、レッド、ブルー、パープルの5カラーバリエーションです。

AirTag Bumper



大幅な改良と速度向上を実現した、次世代のパスワード管理アプリ「1Password 8 for Mac」アーリーアクセス版が公開

1Passwordが、「1Password 8 for Mac Early Access」を公開。


バージョン8は、次世代のMac用「1Password」アプリで、インターフェイスの改良、共有機能、検索機能の強化などが行われています。


セキュリティの状態を総合的に把握することができるWatchtowerでは、パスワードの強度や注意が必要な項目がハイライトされ、脆弱性に対処するために個々のアイテムにアクセスすると、強力な新しいパスワード・ジェネレーター、スマート・サジェスチョン、シンプルなファイル添付などを行うことが可能。


1Password 8 for Macは、Safari、Chrome、Firefox、Edgeといったウェブブラウザの1Passwordエクステンションと組み合わせることでさらに強力になり、サイトへのログイン、フォームへの入力、支払い情報の入力が必要なときに入力を代行することができます。


パフォーマンスと安全性で有名な安全なシステムプログラミング言語であるRustで構築。

ロック解除からアカウントの追加、アイテムの検索に至るまで、アプリは全体的に驚くほど反応が良くなり、さらにApple Siliconのネイティブサポートによるスピード向上も行われています。


保存したアイテムは強力なエンドツーエンドの暗号化で保護され、ユーザーだけが閲覧可能。シークレットキー、高度なMFAオプション、安全なリモートパスワードを使用することができます。

今回リリースされたアーリーアクセスバージョンからのフィードバックは年内リリース予定の正式版に反映される予定です。




Gurman氏:Apple TV、HomePod、FaceTimeカメラを組み合わせたホームハブデバイスが2023年に発売

BloombergのMark Gurman氏が、2023年発売に向け、Apple TV、HomePod、FaceTimeカメラを組み合わせたホームハブデバイスが開発中と伝えています。

新たなリモコンを搭載した2021年発売のApple TV 4K

Gurman氏が配信しているPower Onでは、Apple TVの現状と戦略について伝えています。

この中でGurman氏は、今年Appleは高速なプロセッサと新しいリモコンを搭載した「Apple TV 4K」を発売したが、NetflixやAmazon Prime Videoなどのあらゆるサービスがスマートフォン、タブレット、テレビ、ストリーミングスティック、ゲーム機などで利用できるようにビジネスモデルが変化してきている2021年の状況下では200ドルで購入する正当性に欠けるとしています。

Strategy Analytics社の2020年のデータによると、ストリーミングデバイス市場におけるApple TVのシェアは2%。

Strategy Analytics: Samsung Leads As Global TV Streaming Device Population Reaches 1.1 Billion | Strategy Analytics

Apple独自コンテンツを提供するApple TV+の収益はNetflixの1/10程度以下の22億ドル。

オリジナル映画やシリーズ物の撮影が、新型コロナ感染拡大のために延期になっていたことも現在の状況に影響を与えている様子です。

もちろん、Appleのロイヤリティ・ユーザーにとってはHomeKit、Fitness+、AirPods、iOSのリモートアプリとの統合は快適なもので、今年の後半にSharePlayとSpatial Audioに対応が予定されているものの、ほとんどの人にはアピールしないと考えているそうです。

これらのことから、Appleも現状を変えるための戦略を考えているようで、Apple TV、HomePod、FaceTimeカメラを組み合わせたホームハブデバイスを2023年頃の発売に向けて開発していると伝えています。

ハードウェアとしては、一番サイズが大きいHomePodにApple TVとFaceTimeカメラを内蔵するという構造が自然のように思いますが、単純にHomePodとテレビを有線接続するとなるとHomePodの利点がなくなるため、テレビのHDMI端子側にワイヤレス送受信機を取り付けるなどの工夫が考えられます。

でも、これだとちょっとスマートではないので、Apple製品らしい解決方法があることを期待したいと思います。




EFF:「AppleのCSAM検出機能はバックドアであることは変わりなく、より広範な悪用への道を開いてしまうことになる」

Appleがアナウンスした、iCloud Photosに含まれるChild Sexual Abuse Material(CSAM)コンテンツを検出する機能について、The Electronic Frontier Foundationは「Apple’s Plan to “Think Different” About Encryption Opens a Backdoor to Your Private Life」で以下のような見解を示していました。

Apple’s Plan to “Think Different” About Encryption Opens a Backdoor to Your Private Life | Electronic Frontier Foundation
Appleは、データストレージシステムとメッセージングシステムにバックドアを構築することを計画しているのです。

児童搾取は深刻な問題であり、アップルはそれに対抗するためにプライバシー保護の姿勢を曲げた最初のハイテク企業ではありません。
しかし、その選択は、ユーザーのプライバシー全体にとっては高い代償となるでしょう。
Apple社は提案しているバックドアにおいて、その技術的な実装がいかにプライバシーとセキュリティを保護するかを長々と説明することができますが、結局のところ、徹底的に文書化し、慎重に検討された狭い範囲のバックドアであっても、それがバックドアであることに変わりはありません。

(中略)

エンド・ツー・エンドの暗号化に関するアップル社の妥協は、米国内外の政府機関にとっては好都合かもしれませんが、プライバシーとセキュリティにおけるアップル社のリーダーシップに信頼を寄せてきたユーザーにとっては、衝撃的な方向転換となります。

他のセキュリティ関係者からの懸念と同じように、EFFの見解としては、バックドアをシステムに内包することにより、より広範な悪用への道を開いてしまうことを問題視しています。

現在もいくつかの国では、メッセージの出所を特定し、コンテンツを事前に審査するという要件が含まれている法律があり、今回のAppleの変更により、エンド・ツー・エンドのメッセージングサービスにおいて、このようなスクリーニング、テイクダウン、報告が可能になり、例えば、LGBTQ+を禁止している政府が検閲し処罰を行うためのツールとして悪用することになる可能性も容易に考えられるとしています。

これはLGBTQ+だけでなく、ある国の政府が好まない表現を内包した写真をユーザーが持っている場合に検閲する、といった目的にはとても便利なツールということにもなります。

CSAM Detection Technical Summary

Electronic Frontier Foundationはデジタルの世界で市民の自由を守る非営利団体として1990年に設立。
政策分析、草の根活動、技術開発、インパクトのある訴訟を通じて、ユーザーのプライバシー、表現の自由、イノベーションを保護することを目的としています。

なお、Appleは今回のCSAM検出機能のアメリカ以外の国での展開については、現地の法律や規制に応じて国ごとに行うと9to5Macに回答しているそうです。

また、CSAM検出機能を追加の国に拡大する時期やその可能性について、具体的なスケジュールなどは明らかにされていません。

 

Johns Hopkins大学の暗号化学教授:AppleがクライアントサイドのCSAMスキャニングツールをリリースすることに懸念を表明

Johns Hopkins大学で暗号化学を教えているMatthew Green氏が、AppleはクライアントサイドのCSAM(児童性的虐待のコンテンツ)スキャニングツールを明日にもリリースするとツイートしています。


この話は複数の独立した情報源から得た情報としていて、Matthew Green氏は続くツイートで、「AppleはあなたのiPhoneの写真をスキャンして、特定の知覚的ハッシュに一致する写真を探し、あまりにも多く出現した場合にはAppleのサーバーに報告することができるようになる」としていて、当初はクラウド保存されている写真のクライアントサイドのスキャンに使用されるようだが、最終的には、暗号化されたメッセージングシステムに監視機能を追加するための重要な要素になるかもしれないと懸念を表明しています。

Matthew Green氏は、暗号学を専攻する学生たちとともに、法執行機関がiPhoneに侵入できる可能性について研究を行っていて、Johns Hopkins大学とともにAppleと協力してメッセージのセキュリティバグを修正したこともある人物です。

近年において、Appleを含むGAFAなどのグローバル企業がCSAM撲滅の取り組みを行うことは重要なことですが、仮にiPhone内の写真のスキャンをユーザーに知らせずに行い、一方的な基準で当局に報告するようなシステムが運用されるということになると、これまでAppleが主張していたユーザー主体のセキュリティ・マターという観点からは離れるものになるように思います。

Green氏の情報通りであるならば、このスキャニングツールは近日中にリリースされるはずです。

今年のiPhone 13シリーズの製造はFoxconn、Pegatronに加えてLuxshareも製造〜今月にもiPhone 13 Proの製造を開始

Appleが、iPhone 13の製造メーカーとして、Luxshare Precision Industryを指名し、同社は今年発売されるiPhone 13シリーズの最大3%の製造を行うことになったとNIKKEI ASIAなどが伝えています。

image via: luxshare-ict.com

Luxshareは、これまではAirPodsや触覚タッチモジュール、カメラモジュール、メタルフレームなどを製造していましたが、iPhone本体の製造は行われていませんでしたが、今月中にもiPhone 13 Proの製造を開始するとのこと。

これまでiPhoneの製造を行っているのはFoxconnやPegatronで、今年も大部分の製造を行いますが、Appleとしては製造時のリスクを下げるとともに交渉力の強化という観点から、複数のメーカーと取引することを望んでいるようです。




Apple、Touch ID内蔵の新型Magic Keyboardを3バリエーション発売、Magic Mouse、Magic Trackpadも同時発売

Apple Storeで、新型の「Magic Keyboard」「Appleシリコン搭載Mac用Touch ID搭載Magic Keyboard」「Appleシリコン搭載Mac用Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)」を発売。

10,800円、15,800円、18,800円です。

いずれもTouch ID内蔵

ただ充電はLightningポートで、付属の「USB-C – Lightningケーブル」でUSB-Cポートを備えるMacBookなどからのペアリングと充電を行うことができます。

1回の充電で約1か月使用することができます。

注意点としては、今回発売されたキーボードでMac、iPad、iOS全てに対応しているものは「Magic Keyboard」のみでテンキー付きはありません。

また、Appleシリコン搭載Mac用バージョンのシステム要件には、M1搭載のiPad Proは含まれていません。


また、新型の「Magic Mouse」「Magic Trackpad」も発売されています。

こちらは8,800円、13,800円です。

なお、残念ながら、以前の製品で人気のあったスペースグレーは、今回発売されたキーボード、マウス、トラックパッドには設定されていません。

マジかー!



サプライヤー筋:AppleデバイスがIPDチップを増やし、バッテリー容量が大きくなる可能性

DIGITIMESが、新しいAppleデバイスにはIPDチップが採用されるという話を伝えています。

image via: instant image

これはサプライヤー関係者からの情報となっていて、Appleは、新しいiPhoneやその他のiOSデバイスへのIPD(integrated passive devices=集積型受動素子)の採用を大幅に増やすことが予想され、製造パートナーであるTSMC社やAmkor社にビジネスチャンスが提供される模様。

これにより、Appleデバイスのバッテリー容量を大きくすることができるため、より高性能なプロセッサーなどを搭載し、性能を高めながら使用時間を保ったり、あるいは動作時間を伸ばすことができます。

このIPDへの移行の時期は明らかになっていません。

今年秋発売のiPhone 13ではバッテリー容量が増加するという話があり、また、MacRumorsが以前に見たという回路図では大型のバッテリーを搭載するために厚みが増すことが明らかになっています。

このため、IPDが採用されるiPhoneは、来年のiPhone 14以降となるかもしれません。




[残り6日間]ブラウザベースの写真編集スイート「Pixlr Premium: 1-Yr Subscription」が79%オフ

StackSocialが,ブラウザベースの写真編集スイート「Pixlr Premium: 1-Yr Subscription」を79%オフの19.99ドルで販売中。

Pixlr Premium」は、初心者からプロまで使えるフレキシブルな使い心地のブラウザベースの写真編集スイート。


AIを搭載したツールによるグラフィカルなデザインを利用し、素早くかつプロフェッショナルな編集が可能。

基本的なレタッチ、背景除去、レイヤーを使ったレイアウト、フィルターとエフェクトなどの機能は一通り備えていて、これに加えて3,000種類のオーバーレイ、7,000 種類のアイコン/ステッカー、5,000種類のデコレーションテキスト、18,000種類のその他アセットを使うことができます。


PSD(Photoshop)、PXD、JPEG、PNG(透過)、WebP、SVGなど、ほぼすべての画像フォーマットを開くことができ、新規キャンバスから作成することも、プロが作成したテンプレートを使用することも可能。


テンプレートにはYouTubeのサムネイル、Instagramのストーリー、Facebookの投稿用の素材、コラージュ作成テンプレートなどもあります。


今回のセールは一年間のプレミアムプラン(広告無し)。

Pixlrにはお手軽グラフィックデザインの「Pixlr X」と、上級者向けフォトエディタープラン「Pixlr E」の二種類がありますが、どちらにもフルアクセスが可能です。

Windows, macOSのChrome, Safari, Firefoxといったブラウザに対応しています。




Gurman氏:MacBookなど主要製品へのFace ID搭載は数年後に。Apple社内のオフィス復帰は遅れ、今年のiPhone販売もオンライン中心に

BloombergのMark Gurman氏は、ここ数年の間にMacにもFace IDが搭載されるだろうと考えているようです。


Gurman氏が配信しているPower Onでは、最近のAppleの動きなどを伝えていますが、このQ&Aの中で、MacBookへのFace ID搭載についての考えを述べています。

iPhoneやiPad Proなどに搭載されている顔認証「Face ID」については、Appleとしては全ての主要機種に搭載し、可能であればTouch IDは廃止したいと考えているとのこと。

現在、iPhone SEやPro以外のiPadでは、セキュリティを担保しながらコスト削減になる代替手段としてTouch IDを採用。

MacBookの場合にはディスプレイスクリーンが薄すぎるため、必要な深度センサーを搭載できないという問題があるとのこと。

Gurman氏の予想では、これらのコストの問題、パーツの小型化/薄型化が達成されて主要機種に搭載されるようになるのが数年後、という考えのようです。

また、Apple社内の動きも伝えていて、Appleは今年秋のiPhone発売に向けて、オフィスワークの復帰を計画していたものの、変異種の流行、世界各地での感染者の増加により、計画の見直しを余儀なくされているようです。

先週、人事・小売部門の責任者であるディアドラ・オブライエン氏は、復帰時期を9月初旬から早くても10月までに延期することをスタッフに通達。

オフィスへの復帰が遅れるとともに、Appleは6月に廃止したマスク要件の適用を再開し、世界中の小売店の従業員に再びマスクをすること、また、ワクチン接種を受けるよう呼びかけています。

ハードウェア開発では対面での作業が重要であるため、Appleは可能であればオフィスワークの復帰を行いたいようですが、変異種のパンデミックも考えると、当初の予定を変更することを余儀なくされているようです。

ただ、ハードウェア開発以外のソフトウェアやサービスのエンジニア、マーケティングやPRのスタッフ、ユーザーインターフェースのデザイナー、営業についてはオフィスにいなくても行えるため、リモートワークにシフトする必要が出てくるだろうとしています。

このような事情のため、今年のiPhone 13についても、昨年と同様にオンラインでのプロモーションと販売が中心に行われるようです。




タッチパッド内蔵 Bluetooth接続ワイヤレスキーボード「mokibo」の英語配列、ホワイトバージョンが発売

株式会社ユニークが「mokibo(英語配列モデル)」を7/30に発売。15,800円です。

「mokibo」はタッチパッド内蔵 Bluetooth接続ワイヤレスキーボード。

英語配列、ホワイトバージョンは2021年3月23日〜2021年5月7日の期間、クラウドファンディングサイト「machi-ya by CAMPEIFE」で事前応募を受け付けていましたが、その一般販売モデルとなります。


従来の「mokibo」同様、キーボード背面に80個のタッチセンサーを搭載していることにより、キー表面がタッチパッドとして機能します。

タイピングからタッチパッドへの切り替えには2種類のモードがあり、クリックボタンに指を添えると、素早くタッチパッドに切り替えが可能。

また、Fn+CapsLockキーを組み合わせればタッチパッドモードが固定できます。

静音性が高いパンタグラフ方式、アルミニウム筐体です。

macOS、iPadOS/iOS、Windows、Androidで使用できるマルチデバイス対応。

切り替えはFキーから行うことができます。

別売で専用カバースタンドがあり、iPadなどをスタンドに置いて、見やすい角度に設置したり、折りたたんでキーボード自体の高さを10度ほど持ち上げることができます。


mokibo(英語配列モデル)



ApptoriumがMac用生産性向上アプリ開発の10周年記念セール〜50%オフのバンドルや、「Workspaces」「SideNotes」などが40%オフ

Apptoriumが、Mac用の生産性向上アプリの開発10周年を記念して「All Apps Bundle」を50%オフでセール中。


バンドルにはこれらの6種類の生産性向上アプリが含まれていますが、単体販売でも37〜40%オフで購入可能です。

スクリーンの横にクイックメモを表示する「SideNotes – Quick Notes on Screen Side – Apptorium」は40%オフ。


あらゆるワークスペース(ファイル、ウェブサイト、アプリ)をワンクリックで起動できる「Workspaces – The workspace organising app for Mac – Apptorium」は40%オフ。


開発者のためのテキスト拡張アプリ「TeaCode – write code super fast! – Apptorium」は40%オフ。

正規表現のテストを簡単に行える「Expressions – the coolest app for regex – Apptorium」は37%オフ。


サイドモニターを自動減光することも可能な「ScreenFocus – work on multiple monitors productively – Apptorium」は37%オフ。


メニューバーからアクセスできるクイックノート「FiveNotes – your handy notes always in place – Apptorium」は40%オフです。





「CCCデジタルキー3.0」でUWB対応(2022年にはApple Car Keyが普及するかもです)

The Car Connectivity Consortium(CCC) が、デジタルキーリリース3.0の仕様を決定し、CCC会員向けに提供を開始したとアナウンス。


CCCにはAppleも参加していて、2020年にはiPhoneやApple Watchを運転席側のドアに近づけることで、対応車両の解錠・発進ができる「デジタルカーキー」機能を発表しています。

CCCデジタルキーは、モバイル機器が車両用デジタルキーの保存、認証、共有をシームレスに、安全にプライバシーを保護しながら行うことができる標準化されたエコシステム。

CCCデジタルキーリリース3.0仕様は、リリース2.0仕様を補完するもので、Bluetooth Low Energyと組み合わせてUWBを実装することにより、ハンズフリーで位置情報を意識したキーレスアクセスや位置情報を意識した機能が追加。

NFC技術のサポートにより、後方互換性とバッテリーローモードを確保するとされています。

なお、Apple Car Keyに関しては、最初の対応メーカーとしてBMWが挙げられていましたが、現在、BMWは”製造に必要なチップが国際的に不足している関係で、Apple Car Keyは2022年6月あたりまで欠品”と説明しています。

BMWデジタル・キー:iPhoneがBMWのキーに | BMW.com Japan




開発中のApple Glass関連特許?新しいモーションブラー解消方法とフレネルレンズで軽量化

USPTOに、Appleが特許申請した「Motion blur compensation through display actuation」「Head-mounted display device with Fresnel lenses」の資料が公開されています。


「Motion blur compensation through display actuation(ディスプレイの作動によるモーションブラーの補償」は、従来とは異なる方法で処理するという内容。

ヘッドセット内部に頭を振る時のデバイスの動きを検出するセンサーを搭載し、モーションブラーの問題を解消しようとしています。

フレーム間の動きは、方向や速度などが判断され、動きが検出されると、アクチュエーターが画面を移動させて、動きによるブレの影響を軽減するというものです。

動きのデータは、ディスプレイに連結されたアクチュエータを調整するために使用され、フレーム間の位置の変化に対抗するように画面を移動。これによりデバイス全体の動きの影響を抑え、モーションブラーを軽減することができます。

また、ディスプレイ上のピクセルのフレーム間移動を判断し、それに基づいて画面を移動させるアクチュエータの動きを調整するシステムも提案されている。また、別の実装では、アクチュエーターがディスプレイに「動力」を与えるべき場所を計算する際に、時間を使用しています。

この特許は2019年8月29日に出願され、火曜日に公開されています。


「Head-mounted display device with Fresnel lenses(フレネルレンズを備えたヘッドマウントディスプレイデバイス)」は、軽量のヘッドセット用のディスプレイシステム関連のようで、従来のVRヘッドセットの重さを解消するためにフレネルレンズを採用するというもの。

フレネルレンズとは、くさび形や溝、リングなどを用いて、光の通り道を調整するレンズで、Appleの特許ではユーザーが画面を見ることができるように、斜面のファセットとドラフトのファセットを備え、ディスプレイに向かって湾曲した凸面で構成されています。スクリーン自体は平面にも曲面にも対応し、必要に応じてレンズはスクリーンの曲率を利用して構成することができます。

フレネルレンズを使用することで、少数のレンズを組み合わせてシステムを構築し、使用するガラスの量を減らし、ヘッドセット自体の重量を削減することが可能になります。

この特許は2018年2月1日に出願され、こちらも火曜日に公開されています。

なお、Appleは特許申請を常に行なっているので、この特許があるからという理由でヘッドセット製品が発売されることが決定づけられることはありません。

ただ、少なくとも、ここ数年の間にヘッドセット製品の開発を進めていることは間違いないと思われます。




macOS Big SurとApple M1に最適化されたクリーナーユーティリティ「BuhoCleaner for Mac: Family Plan (Lifetime Subscription)」がセール

StackSocialが,「BuhoCleaner for Mac: Family Plan (Lifetime Subscription)」を9.99ドルでセール中。通常12.99ドルです。


BuhoCleaner for Mac」は、不要なファイルを削除して空きストレージを増やし、パフォーマンスを向上させるために開発されたMac用クリーニングユーティリティ。

RAMを消費するタスクを実行させても、常に箱から出したばかりのように動作し続けることが可能で、メニューバーからはシステムアクティビティをリアルタイムに確認することができます。


シンプルで直感的なインターフェイスで、ワンタップでMacのキャッシュジャンクをクリーンアップしたり、使っていないアプリケーションを完全にアンインストールする、大きなファイルを素早く見つけて削除する、ログインアイテムの削除などを行えます。

カスタマイズされたXcodeキャッシュクリーナー、重複ファイル削除ウィジェットも内蔵しています。


macOS 10.12以上で動作し、macOS Big SurとApple M1に最適化されています。

今回販売されているのは3台までの使用が可能なファミリー版のライフタイムライセンス。対応言語には日本語も含まれています。




[残り3日間]Intel/Apple Silicon対応のファイル同期ユーティリティ「FoldersSynchronizer」が83%オフ

StackSocialが,「FoldersSynchronizer」を50%オフの14.99ドルで販売しています。


FoldersSynchronizer」は、ファイル、フォルダ、ディスクの同期とバックアップを行うmacOS用のユーティリティアプリ。

ファイル、フォルダ、ディスクのペアを1つまたは複数選択すると、それらを正確に同期またはバックアップ。


同期やバックアップを複数のセッションに分けて整理することができ、各セッションでは、タイマー、複数フォルダー、フィルター、アイテムの除外、ローカルおよびリモートボリュームの自動マウント、AppleScriptの起動、コンフリクトの解決方法の設定、増分または完全コピーの実行、ロックされたファイルの包含などのオプションを設定可能。

コピー、置き換え、削除しようとしているすべてのファイルのプレビューパネルを表示することができます。


Intelプロセッサー、Apple Silicon両方に対応。

macOS 10.15 Catalina、Big Sur 11.2で正常に動作することがテスト済みです。




マシンラーニングによるクロップなどが追加された「Pixelmator Pro 2.1 Coral」がリリース〜50%オフセールは残り一週間

MLクロップと再設計されたクロップツールが搭載された「Pixelmator Pro 2.1 Coral」がリリース。

Pixelmator Pro 2.1 Coral」は、モダンでパワフルでありながら、シングル・ウィンドウの美しいインターフェイス、簡単な操作が特徴の画像編集アプリ。


レイヤー込みのPhotoshopファイルを開いたり、書き出すこともできます。

最新バージョンの2.1 Coralでは、マシンラーニングを利用して自動的に切り抜く機能の追加、ドラッグ&ドロップで任意のレイヤーを素早く色で塗りつぶす方法の導入、デザインを一新したペイントツールと改良されたタイプツールの搭載など、様々な機能が追加されています。


現在50%オフの2,440円で販売中。セールは(一応)あと一週間で終了とされています。




データリカバリー・ソフト「Disk Drill PRO 4: Lifetime Upgrade Guarantee」Mac/Winがセール

StackSocialが,Mac版の「Disk Drill PRO 4: Lifetime Upgrade Guarantee」、Windows版「Disk Drill PRO 4: Lifetime Upgrade Guarantee (For Windows) 」をそれぞれ49.99ドル(通常118ドル)で販売しています。

Disk Drill PRO 4」は保存したファイルが破損した場合の修復,削除した場合の復旧などが行えるデータリカバリー・ソフトウェア。

ドキュメント、音楽、写真、ビデオなどの400種類以上のフォーマットに対応。

ファイル/フォルダに加えて、消えてしまったパーティション全体を復元することができます。


外付けドライブ上のファイル復元も可能で、ほとんどの場合にはボタンを押すだけで完了。

複数の場所にある重複ファイルの検索削除、ブート可能なUSBドライブの作成、T2セキュアSSDドライブからのデータ抽出、Recovery Vaultとリカバリー保証機能で偶発的なデータ損失からの保護、S.M.A.R.T.ディスクモニタリング機能の他に、空きスペースのビジュアライザー+クリーナー、空きスペース消去機能などの機能もあります。


今回販売されているのは、新規ユーザー向けのライフタイム・アップグレード保証付きバージョン。1ライセンスで3台までインストール可能。

ソフトウェアバージョンはv4.1.206で、将来のアップデートを含みます。

macOS 10.11以上で動作し、macOS Big Sur (11.0)にも対応しています。




Kuo氏:iPhone 13ハイエンドモデルにはオートフォーカス/低照度性能強化のカメラが搭載予定

TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏が、次のiPhone 13のハイエンドモデルにオートフォーカス機能を備えたアップグレードされたウルトラワイドカメラが搭載されると予想しています。

iPhone 13 Pro Maxのモックがリーク。レンズが大きくなり、ノッチは小さい。Lightningポートは変わらず。

Kuo氏は最新の投資家向けノートの中で、「iPhone 13 Pro」や「iPhone 13 Pro Max」といった次期「iPhone 13」ラインナップのハイエンドモデルには、現在の「iPhone 12」モデルに搭載されている固定焦点のウルトラワイドカメラとは異なり、オートフォーカス機能を備えたアップグレードされたウルトラワイドカメラが搭載されるだろうと述べています。

iPhone 13 Pro/Pro Maxのオートフォーカスは、特定の被写体がレンズからどのような距離にあるかにかかわらず、従来より鮮明でシャープな画像を提供することができるとしています。

この他にiPhone 13のカメラレンズには低照度性能の向上などの改良点があると述べています。

さらに2022年に発売される予定の「iPhone 14」に関する追加情報として、iPhone 13の超広角カメラのオートフォーカスはハイエンドのProモデルのみに限定されるが、iPhone 14のラインナップでは4モデルすべてに超広角カメラのオートフォーカスが搭載予定としています。