AirPodsもいいけど、日本人としてはKENWOODの新ラインナップも見逃せません。
JVCケンウッドのKENWOODブランドから、完全ワイヤレスイヤホンの新ライン「GLASS Core Pro」と「GLASS Core」が2026年6月18日に発売。
業界初のガラス振動板(ワイヤレスイヤホンにおいて、2026年6月11日現在・同社調べ)を採用した新ラインナップで、ケンウッド創業80周年記念モデルの第一弾です。
KENWOOD GLASS Core Pro
フラッグシップモデル。ガラス振動板に加えて、高域再現に優れたMEMSドライバーを組み合わせた2way・バイアンプ構成。帯域ごとに独立したアンプで駆動することで歪みを抑えて、楽曲に込められた細かなニュアンスまで引き出します。

ノイズキャンセリング性能は世界最高クラス(IEC基準・2026年5月20日時点・同社調べ)。
アダプティブモードで周囲の騒音状況に応じてANC強度を自動調整。パーソナライズサウンド(外耳道の音響特性を個人に合わせて補正)、空間オーディオ(EXOFIELD技術)、K2テクノロジー(ハイレゾ相当の音質再現)の3つの独自音響技術も搭載しています。

CONFIRMED — ソース:プレスリリース
- 発売日:2026年6月18日
- 価格:¥45,400(税込)
- ドライバー:ガラス振動板 + MEMSドライバー(2way・バイアンプ)
- ANC:世界最高クラス(IEC基準)/アダプティブモード/ウインドカット
- 独自技術:パーソナライズサウンド・空間オーディオ(EXOFIELD)・K2テクノロジー
- イヤーピース:新開発リキッド(液状)シリコン
- 連続再生:本体最大14.5時間 / ケース込み最大49時間
- コーデック:LDAC対応
- Bluetooth:Ver.6.0・左右独立伝送・Power Class 1
- その他:マルチポイント・AIノイズリダクション通話・ワイヤレス充電対応
KENWOOD GLASS Core
スタンダードモデル。ガラス振動板をシングルドライバーで採用し、ワイドレンジで音場の広いクリアなサウンドを実現。
ANC性能はProより下がるものの、本体のみで最大17時間と連続再生時間はProより長くなっています。
スリムな本体とコンパクトなケースで日常使いを重視した設計になっています。

CONFIRMED — ソース:プレスリリース
- 発売日:2026年6月18日
- 価格:¥25,300(税込)
- ドライバー:ガラス振動板シングル
- ANC:高性能ANC/ウインドカット
- イヤーピース:新開発リキッド(液状)シリコン
- 連続再生:本体最大17時間 / ケース込み最大44時間
- コーデック:LDAC対応
- Bluetooth:Ver.6.0・左右独立伝送・Power Class 1
- その他:マルチポイント・AIノイズリダクション通話・ワイヤレス充電対応
イヤホン製品におけるガラス振動板とは
通常の完全ワイヤレスイヤホンはポリマーやメタルの振動板を使いますが、GLASS Coreシリーズではガラスを振動板に採用しています。
ガラス振動板は余分な残響が残りにくく、音の立ち上がりが速いという特性があり、低域から高域までの情報を余さず描き出しやすい素材とされます。
JVCケンウッドは「透明感があり、キレとアタック感のある再生が可能」としていて、”原音再生”をブランドの音づくりの軸に置くKENWOODブランドがガラス振動板を採用することは自然な方向性といえます。
ガラス振動板とは──素材別の特性比較
| 特性 | 🟡 ポリマー(PET等) | 🔵 メタル(チタン等) | 🟢 ガラス ← KENWOOD採用 |
|---|---|---|---|
| 内部損失 余分な残響の残りにくさ |
中程度。振動を適度に吸収し自然な音色になりやすい。解像感はやや甘め | 低い。振動が残りやすく金属鳴りが出ることがある | 高い。余分な残響が残りにくく、クリアな再生に有利 |
| 音の立ち上がり 過渡応答特性 |
普通。軽量で動きやすいが止まりにくい一面もある | 速い。ただし止まる際のリンギングが課題になりやすい | 速い。高剛性で立ち上がりが速く、内部損失の高さでリンギングも抑制 |
| 周波数レンジ | 標準的。高域の伸びに限界がある | 広い。剛性により高域まで伸ばしやすい | 広い。低域から高域まで情報を余さず再生しやすい |
| 重量 | 最軽量。感度が高く低消費電力での駆動に向く | 中程度 | 中〜重い。比重がポリマーより高い |
| 耐衝撃性 | 高い。変形に強く破損しにくい | 高い。変形しても破断しにくい | 要注意。脆性材料のため割れるリスクがあり、実装設計が重要 |
| 製造コスト・加工難度 | 低コスト。量産性が高い | 中程度 | 高難度。微細なガラス薄板への加工と実装は技術的ハードルが高い |
| 音の傾向 | 温かみがある、柔らかめ | 解像感あり、硬め | 透明感・クリア・キレ |
💬 軽めインプレ所感
ガラス振動板のワイヤレスイヤホンが、どの程度音質向上に影響するのか?は未確認。
従来のポリマー・メタル(チタニウム含む)の振動板と比べてみると、確かに利点は大きそうです。ただ、音質が好みなものかどうかは、これまた実際に聞いてみないとわからないかも。
プレスリリースの表現から察するところ、音の傾向としては、いわゆる「色付けの少ないモニターライクな方向」に振っているんだと思います。キレとアタック感、透明感、というワードもあるので、低域のもこつき・高域のギラつきを嫌うリスナーには合いそう。
あとは、80周年記念モデルという立ち位置であれば外さないと思うし、KENWOODブランドへの信頼感が構築されていれば、フラッグシップでもいいかもしれませんね。









