💬オーディオファイルのコードの中の1音だけ直せる技術。やっぱ、Logicですかね。所感続き↓
Appleが、スイス・チューリッヒのAIオーディオ編集企業「Samplab」を買収していました。
Appleからの発表はありませんがEUの公開登録簿の記載で判明。

EUのデジタル市場法(DMA)は、Appleなどの大手IT企業に、買収を欧州委員会へ届け出るよう求めていて、その届け出の一覧に、Samplabの名前があります。
CONFIRMED — ソース:① via 欧州委員会 DMA登録簿、② via AppleInsider、③ via startupticker.ch
- Appleが子会社を通じて、Samplab GmbHの一部の資産を取得
- Samplabの従業員の一部を採用
- 登録簿でのSamplabの説明は「オーディオ編集ツールを開発している」の一文のみ
- 取引日は2026年6月17日
- 同じ6月、Samplab GmbHはQuitten GmbHに社名を変更
- 6月下旬、Samplabがサービス終了と、年額サブスクリプションの残り期間分の返金を告知
- Samplabの公式サイトは、現在apple.comへ転送
AppleもSamplabも、この件について公式にはコメントを出していません。
Samplabについて

Samplabは、2020年にManuel Fritsche氏とGian-Marco Hutter氏がチューリッヒで創業した会社。従業員は10人以下で、創業者の2人だけだった可能性もあると、AppleInsiderは伝えています。
Samplabが得意としていたのは、録音済みの音声をAIで解析し、編集できるMIDIノートに変換する技術です。
コードを含む音声でも1音ずつ分けられ、元の音色を保ったまま音の高さを変えられます。コードを検出して書き換えることもできました。
楽器ごとに音を分けるステム分離の機能もあり。ソフトは、Logic Proを含む各種DAWで使えるプラグインとして提供されていました。
製品は「Samplab 2」「Resynthesizer」「TextToSample」など。
現在、SamplabのX(旧Twitter)アカウントは投稿がほぼ消えていて、YouTubeチャンネルの動画も削除されています。
海外メディアの推測:Logic Proのステム分離機能の強化など
Logic Proには、2024年5月のアップデートで「Stem Splitter」が加わりました。AIを使って、曲をドラム・ベース・ボーカル・その他の4つのパートに分ける機能です。
AppleInsiderは、Samplabの技術がこのStem Splitterの強化に使われると見ています。
REPORTED — ソース:① via William Gallagher / AppleInsider(2026/10/19)
- Logic Proの既存のステム分離機能を拡張する狙いとの見方
- 和音の中の1音を編集する機能が加わるとの見方
- Samplabの技術は、Apple Creator StudioとLogic Proで使われる可能性が高いとの見方
AppleはこれまでにもHuxe(AIでポッドキャストを作るアプリ)やPrompt AIなど、小規模な企業の買収をEUに届け出ています。Samplabも同じ形の買収です。
💬 軽めインプレ所感
コードの中の1音だけ直せる、というのは便利そうではあるけど、まあ保険ですね。
ギターの場合、倍音が出ているサウンドもあるので、こういうのには向いてないかも。アコギとかでもペダルトーンが鳴っていることも多いから、どんなもんでしょう。クリアなシングルラインならいけそう。いや、コードの中の音か、、、。
まあ、キーボードとかベース関係では重宝するかも。
なお、Samplabのユーザーは6月に突然、終了の告知を受けたみたいです。年額の返金あり。
Logic Proにそのまま入ってくるなら使ってみようかな。Creator Studio側だけの機能にならなければいいけどなあ、、。

- European Commission — Digital Markets Act: Acquisitions
- AppleInsider — AI audio firm Samplab acquired by Apple to boost Logic Pro
- startupticker.ch — Apple acquires Swiss Samplab
- Apple World Today — Apple scoops up Samplab, an AI audio editing firm
- Apple Newsroom — Logic Pro takes music-making to the next level with new AI features






