Canalys:ワールドワイドのAI対応PCの出荷シェアは2024年第4四半期に23%増加。Appleがシェアトップ。

2024年通年では、出荷されたPCの17%がAI対応。最大の勝者はAppleで54%のシェアを獲得していると伝えています。

これは2/25にリリースされたCanalysの市場調査結果によるもの。

AI対応PCの定義は、”NPUなどの専用AIワークロード用のチップセットまたはブロックを搭載したデスクトップおよびノー​​トブック”。

Apple製品でいうと、Neural Engineが搭載されている製品が対象となり、M1以降のチップを搭載した製品が該当します。

M4に移行しようとしている今では、実質的にMac製品は全てAI対応です。

なので、今回の調査結果でAppleがシェアトップになったことは当たり前ともいえますが、生成AIがトレンドになる前からNeural Engineを導入していたAppleの選択が間違っていなかったともいえます。

シェアトップの54%のAppleに続くのはLenovoとHPで、それぞれ12%のシェア。

Canalysのアナリスト、キエレン・ジェソップ氏は「Intelはプレミアム層に定着」「Appleの旧世代のMacも値下げされており、特に新興市場での商用シェアの拡大に貢献」という傾向を述べ、加えて、Apple製品の将来的な展望として以下のように述べています。

Apple Intelligence機能は、Mac、iPad、iPhoneプラットフォームでリリースされました。AI機能は主要な購入動機ではありませんが、AIプロセッサのパフォーマンスが向上すると、パーソナライズされたエクスペリエンスと生産性の向上がますます重要になり、期待されるようになります。時間が経つにつれて、これはブランドロイヤルティに影響を与え、将来のデバイスアップグレードに関する顧客の決定を形作る可能性があります。

なお、Appleは、今年後半にはApple Partner Networkを立ち上げ、エンタープライズ セグメントでシェアを獲得することを目指しています。




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