「レビュー」カテゴリーアーカイブ

安全性を高めて、使って楽しく、アレも見れちゃうMacらしいインターフェイスデザインの「ClearVPN」が素敵すぎたレビュー

CleanMyMac X」のMacPawのVPNサービス「ClearVPN」が良かったのでレビュー。

使いやすいインターフェイスで、使いたい基本機能にはiOSのWidgetデザインライクなショートカットからアクセスできて、今まで使ったVPNサービスの中では一番Macユーザー向けだと思います。


まずはVNPとは?

#簡潔にまとめているけど知っている方は読み飛ばしてください。

バーチャル・プライベート・ネットワーク「VPN」はセキュアな通信環境を構築するもの。

仮想専用線を設定し、トンネリングや暗号化などで安全性を高めてデータ通信を行います。

実は、Macではネットワーク環境設定から自分で設定して利用することもできて詳細情報は以下で公開されています。

MacでVPN接続を設定する – Apple サポート

ただ、この場合にもVPNサーバーを確保しなくてはいけなくて、設定するためには接続先のアドレス、アカウント名、管理者から指定されたパスワードや証明書などの認証設定が必要。

なので、結局のところはサードパーティのVPNサービスを利用するのが手っ取り早いのです。

ウェブサーバー構築のスキルと環境、時間がある人は自前でVPNサーバーを構築して利用できるはずです。

どういうときにVPNを使うのか?

1)公衆無線LANサービスを使う


僕がVPNを利用する機会が多いのは、ずばり「公衆無線LANサービスを使うとき」。

今はスターバックス、タリーズ、コンビニ、駅、空港、ホテル、モールなどで当たり前のように公衆無線LANが解放されていますが、簡単に使えることを優先して構築しているので、通信データの暗号化まで行っているところは稀です。

公衆無線LANをセキュリティ対策なしに利用することは、クリティカルな個人データのやりとりだけでなく、ウイルス対策としても脆弱。

VPNの暗号化レイヤーを通すことで、自分の情報を守る確率をかなり高めることができます。インターネットを経由することには変わりないので、リスクゼロにはなりませんが、かなり安全性が高まります。

VPNの利用としては、これが第一。

なのですが、VPN利用の際には副次効果というか、別のメリットもあります。

2)ジオ・ブロックを回避する

Netflix、Hulu、spotify、YouTube、HBO、BBCやその他のストリーミングコンテンツサービスは地域によって、提供するタイトルが異なるのですが、それはジオ・ブロックによって機能させています。


VPNを利用するとIPアドレスが変わるため、これらのジオ・ブロックを回避して、例えば、USで配信中のコンテンツを視聴することもできるようになります。

そう、あの作品も見れるようになるんです(作品名は割愛)!

ただ、それぞれのサービスの有効なアカウントは必要なので注意が必要。全てのサービスがそのまま見れるとは限りません。

VPNの利用方法としては、もっともっとありますが、今回は省きます。というかショートカットを探索すると使い道は広がるでしょう。

他のVPNサービスをやめてしまった経緯

VPNサービスは、僕はすでに2つのサービスを使ったことがあって、どちらも日本に複数のサーバーがあり、他の国にもサーバーがあり、それぞれ選んで接続できるタイプ。

あ、今日はちょっと遅いなと感じたら、別のサーバーに切り替えたりして使います。


今まで使ったことのあるVPNサービスの1つは2年間のサブスク、もう一つはライフタイムなので、今でもアクセス可能。

使い方としては、基本的にインストールしてメニューからログインして、サーバー接続先を選んでオンにするだけ。

まさに、これだけなんですよ。

簡単便利なんですが、そもそもVPNが効いているのか効いていないのかも確認しにくい。サーバーが高性能であればあるほど、遅延は少ないし、そうなると実感は少ないわけです。

まあ、VPNの性質上、それだけの役割だからこんなもんだろうなーと思いつつ、利用期限がきてサブスクを延長するかどうか考えたときに、あー、なんか使ってないわ最近。ということを実感して、数十ドルをまとめて払うのに躊躇したりするんですな。

VPNを使えば安全性が高まるとはわかっていても、使っているときに効果が感じられなければ使い続けようとはならないんですよねえ。

ClearVPNの好きなところ:簡単に使えて、状況がわかる、Mac特化のUI。

で、ようやく「ClearVPN」の話に行きます。

↑に書いたように、VPNサービスなんて接続して終わりだから、まあ「ClearVPN」もおんなじなんじゃねーの?と思っていたんですよ。最初。

しかしながら、「CleanMyMac X」のデベロッパー、MacPawのVPNアプリは一味違いました。


まず、インストール後にメニューアイコンが追加されて、ここから有効化していくのですが、メニューアイコンをクリックすると右側にちょうど通知エリアと同じくらいのダッシュボードが表示されます。

ここではClearVPNの動作状況、自分のIP、ロケーションが確認可能。


で、その下のショートカットをクリックして、必要なVPN機能を利用する仕組み。

VPNの基本機能としては、最初の3つのクイック・ショートカットだけ使えば事足ります。

一番上の「Unlock streaming & entertainment」は接続先サーバーがUSになり、アメリカ向けのオンラインビデオにアクセスできるようになります。※各サービスの視聴契約は別途必要な場合があり。

公衆無線LANで安全性を高めたいのであれば、真ん中の「Browse securely & privately」をクリック。

3番目の「Change your location」は別の国のサーバーに接続することで、IPアドレスで明示される自分の場所を変えるというもの。

それぞれ一つだけ有効(アクティベート)にできて、有効化に成功すると経過時間も表示されます。


公衆無線LAN利用時の安全性を高めるということであれば、「Browse securely & privately」をアクティブにするだけ。これでセキュアな環境でインターネットを利用することができます。

そして、ダッシュボードのショートカットは最初には3つのクイック・ショートカットしか表示されませんが、上にある「All Shortcut」タブから、いろーんなショートカットにアクセスできます。こんな感じで、あの作品も、、。


ディープに利用したい人はショートカットを探索してみましょう。

お、これ見たかったんだよなーっていうコンテンツへのショートカットが見つかるかもしれません。

MacでもiOSでもAndroidでもWindowsでも使えます

ここまではMacバージョンの話。

もちろん、iPhoneではiOSアプリ「‎Clear VPN」で同じように使えます。


iPadの場合にはiPhone用の小さい画面が表示されて、縦画面のみになる。つまり、ユニバーサルバージョンにはなっていないですが、VPN機能は使えます

ネガティブなところはこのくらいかなー。

あと、今まで使ったことがあるVPNサービスと違って、サーバー接続先は選べません(Change Location以外は選べる画面が見当たらない)。

なので、ちょっと遅いなーという場面が出てきても、自分で回避するということができない。

ちなみに約一週間ほど毎日使ってますが、今のところ、通信速度が遅くなったということは無かったので、別に問題ないかもとも思っています。

そして、「ClearVPN」は思いっきりMacらしいUIが素敵なのですが、Mac、iOSだけでなく、WIndows、Android版「ClearVPN」でも使えます。


ワンアカウントで6台まで使えて、実際にMac、iPhone、iPadで使えています。

なお、VPNを利用する際にはIPアドレスでadminアクセスを管理しているサーバーを利用している場合には、ちょっと注意してください。

例えば、WordPressサイトのセキュリティ対策でIPアドレスを登録して安全性を高めている場合には、VPNはオフにしないと管理画面に入れなくなります。

USサーバーに接続したままでWordPressのダッシュボードにアクセスして、エラー画面が出て困った!なんてことにならないようにしましょう(と自分にも言っておく)。


無料版とプレミアム版の違い

まあ便利なのはわかったけどお高いんでしょ?の話。

まず、最初に試せる無料版とプレミアム版の違いはこちら。

What is the difference between Free and Premium plans? – ClearVPN

無料版はVPNの暗号化のみ使えて、ショートカットも限られます。

他の国のサーバーへの接続とか、Netflixライブラリーの拡張とか、ジオ・ブロックのパイパスとか、安全なtorrentingの機能は使えません。

プレミアム版の場合、毎月/1年間/2年間のサブスクのコースがあって、今日現在の価格はこちら。

2年間のサブスクリプションであれば、1ヶ月換算で507円。

1年間のサブスクであれば、1ヶ月換算で858円。

毎月のサブスクだと1438円です。

今回僕は1年間のサブスクにしましたが、2年であれば月額500円ちょいで、公衆無線LAN利用時の安全性を高めるだけでなく、Netflix USで(日本では配信されていない)あのコンテンツが観れるというのはだいぶお得なように思います。

すでに別のVPNサービスを使っているという人も、とりあえず、試してみるといいと思いますよ。

今までのVPNサービスの煩わしさが、ショートカット選びの楽しさに変化するというか。UIは大事だなーと思います。

チラ見が止まらない「Peak Design Tech Porch」とインスパイアード製品を比べてみたレビュー

Macやパソコン、iPadの周辺機器アクセサリーを収納する「Peak Design TECH POUCH」と、そのインスパイア・プロダクトの「Inateck ガジェットポーチ」を比較。

左がPeak Design TECH POUCH(セージカラー)、右がInateck

結論を先に言うと、価格以外は「Peak Design TECH POUCH」がほぼ完全に優っているものの、「Inateck」にしか無い機能もいくつかあります。

「Inateck ガジェットポーチ」は購入時の価格が2,465円で、「Peak Design TECH POUCH」の約1/3程度。

内部の構造もほぼ完全にインスパイアードな感じで、実用面ではとても便利。

従来の一般的なアクセサリーポーチ製品のほとんどは申し訳程度のメッシュポケットがあるだけの”ただ入れるだけ”の製品が多いけど、それらよりは格段にお勧めです。

なので、「Inateck」もそこそこ気に入って使ってまして、そろそろ買い足すかーなんてことも考えていたくらいです。

「Peak Design TECH POUCH」は気になってはいたけど、価格が「Inateck」の3倍以上もするわけで、まあそこまで差はないでしょ?と想像していたんですが、実際に使ってみるとかなーり違いました。


まず、外装素材。

手触りからして違うんですよ。

目の細かいDWR撥水加工の200Dナイロン。防水ジッパー。

外装が閉じている時も開けている時も、しっかりと形を保つシェル。

ハードシェルではないけど、ソフトシェルほど柔らかくない。

ちょうどその中間くらいの味付けが絶妙です。


(写真には写ってないけど)インスパイアード製品には無かった(メイン収納部分とは別の)防水ジッパー付き書類用ポケットもあり。

内側にペンホルダー x 4(Inateckは2つ)。


いや、「Inateck」にも構造的にいいところはあって、それはケースの上部にあるホルダー。

これは例えばバックパックに入れる時に持ち手として便利です。

あとジッパーは二つついているのも便利なところ。

でも、それ以外では「Peak Design TECH POUCH」が圧勝でした。

以前書いたように「Tripod」も大変気に入って使ってますが、Peak Design製品は自分たちが本当に欲しいと思っているものを作っていることが伝わってくるんですよねえ。


そんな方向が好きな人はお試しあれ。

様々な箇所の工夫が素敵だぜすぎる、北欧デザインの「Airinum URBAN AIR MASK 2.0」レビュー

Airinum URBAN AIR MASK 2.0が到着

ガジェットでもなーんでもないけど、「Airinum URBAN AIR MASK 2.0」が到着したのでレビュー。


最初の予定では9月23日到着予定でしたが、通関に時間がかかって、翌日24日に届きました。

ちなみにオーダーしたのは今年の6月です。当初は8月中到着予定だったのですが、約1ヶ月遅れました。

しかし、、、どうでしょう。このプレミアム感。


パッケージングは”まじでこれマスクなんかな?”と思うくらい、品がよろしくて、Apple製品みたいです。


実物はソフトシェルな質感

マスクそのものは、最初のウェブの広報写真ではハードシェルな質感を感じましたが、実物は外装がソフトなファブリック素材。

外側は思ったよりも柔らかなファブリック。

Airinumは内側に専用のフィルターを装着して使います。

フィルターにはベルクロ部分があって、マスク内側両端の適切な場所に貼り付けて固定。

最初、ここがわからなくて、テキトーにくっつけたら、マスクの表面がたわんだりシワになったりとかで、明らかにAirinumっぽくない感じになったので、改めて細部を確認してみて、フィルターを付け直したら、ちゃんとAirinumになりました。

マスク本体にもフィルターにもいろんな工夫があります

「なにこれ剥がすんか?」と思ってピロッとめくっても離すと元どおり。つまり、呼気を排出するためのものでした。

外側にある空気孔というか、丸いパーツには薄いゴムの弁があって、これが息を吐くときに機能して適切に排出できるという仕組みみたいです。

普通のマスクでは息が漏れにくいため蒸れることが多いのですが、Airinumだと確かに息苦しさは軽減されていると思います。

フィルター素材そのものはものすごくハイテクには見えないけど工夫が満載。

フィルター内側、鼻の部分には(一般的なマスクにもあるような)立体構造のパッドがあって、呼気が上にもれて眼鏡を曇らせることを軽減。

こうやってみると、ベルクロ固定も、ゴム弁も、立体構造の鼻パッドも、使われている技術そのものは特段に目新しいものではないのですが、それを一つづつ丁寧に組み合わせながら工夫して、マスクとしての性能を高めて、つけた際に感じるストレスを軽減し、ファッショナブルな製品に仕上げていることがAirinumの最大の特徴のように思います。

この辺り、とてもスウェーデンらしい発想で個人的には好感度大。

ただし、フィルターは専用を使う必要あり

マイナスポイントとしては、専用のフィルターを使わないといけないところでしょうか。

フィルターの素材そのものは、一般的なマスク用フィルターの素材に似ているように見えたので、「Reusable Cloth Mask – CASETiFY」に付属していたPM2.5フィルターと並べてみました。

クオリティの高さは並べてみるだけでわかります。

実際に並べてみると質感とか素材とか全然違いました、、、。

それもそのはず、Airinumのフィルターは、耐久性のある「外側PP層」、ガスをろ過し、臭気を低減する「活性炭層」、より大きなPM10、花粉、その他のアレルゲンをフィルタリングする「第1帯電層」、PM2.5、ホコリ、バクテリアなどを除去する「第2帯電層」、肌に優しい仕上げが施された「内側PP層」の5層構造。

一般的なPM2.5対策だけのフィルターとはレベルが違います。(CASETiFYのマスクが悪いといってるわけじゃありませんよ、、、。)

そして、Airinum専用フィルターの場合、これに鼻パッドとベルクロ、呼気排出口の穴が空いています。

なので、フィルターはAirinum専用フィルターを使い続ける必要があります。

別売の「Urban Air Filter 2.0 / 3-Pack – Airinum」は24ドル。


公式では100時間の使用、あるいは2週間で交換を勧めています。

ということは一日8時間程度の使用が想定されていて、コストにすると1日約70円くらいですかね。

5層構造フィルターと内側に施されている様々な工夫と製造の工程、一つずつの個包装でパッケージされていることを考えれば、むしろ安いのではないでしょうか。

少しコストはかかるけど、それよりも今までのマスクよりも快適で、安全度が高く、ファッショナブルなマスクが欲しいということであれば、かなり有力候補になるかと思います。

こんなタイミングでなんなんですけど「Diesel On Full Guard 2.5」導入レビュー

なーんとも唐突ですが、Diesel On Full Guard 2.5を導入。

マイナーバージョンアップ的なサマーデザインの現行モデルでもなく、2019年オリジナルモデルでもなく、2018年発売のモデルです。


もっといえば、来週には新しいApple Watchも出るだろうし、日本でも家庭用心拍数測定アプリが出るようですけど、それよりも普通にかっこいい腕時計タイプのスマートウォッチが欲しいという気持ちがマックスまで高まりまして。

何しろ、このFull Guard 2.5のウォッチフェイスが素敵すぎます。


開けると、Dieselの他の時計と同じレザーボックス。


いやー、普通の腕時計デザインなので、なんだかほっとしますー。


もちろん日本語表示できますよ。

iPhoneにWear OSアプリを入れて設定完了。

Bluetooth関係も問題なく。

Apple WatchとiPhoneの接続の方が簡単なことは言うまでもないのですけど、Wear OSスマートウォッチが特段に設定難しいということもなく、一つづつステップをクリアしていけば、iPhoneとの連携もすぐに完了します。


Dieselのスマートウォッチのいいところの一つは遊び心のあるウォッチフェイス。


単純にデザインが良いのですが、どのウォッチフェイスも傾いている状態で時間がわかる表示になるんですよ。

フルカラーで表示するのは文字盤を顔の方にむけた時だけ。

一定時間経過すると画面がブラックアウトして、時針/分針、アワーマークがホワイトカラーの線画っぽい表示になります。

これはFLICKERの省電力表示。

なので、例えば、MacBookとかでキーボード入力していても、時間だけはチラ見で確認できる。

Apple Watch 5からは常時点灯機能がありますが、僕のはApple Watch 4なので、ずっとこの辺がストレスでした。

これが解消したのは嬉しい。

なお、バッテリーは色々やるとゴリゴリ減っていきます。

最初に色々触った後に、Wear OSアプリの電池の状況画面はこちら。


色々っていっても、設定やって、文字盤を一通り見て、アプリはどんなんだろうとか、あ、GPSオフっておこうとか、そういうことをやっていただけです。

それで残り4時間とかビビりましたが、その後、5時間後のバッテリー残量は約50%。

まあ普通に使う時には1日は持ちそうです。

就寝時に充電という感じで。

なお、Apple watchで重宝していたSuica関係は(今のところ)使えません

使えないけど、別にiPhoneでいいか、という感じで今日もコンビニではSuica支払いでした。

Diesel好きな人にはお勧めです。

Casetifyでカスタマイズした「Classic Grip iPhone 11 Case」が届いたレビュー

Casetifyのカスタマイズケース、届きました。

注文したのは、2/22の記事「自分でオリジナル・カスタマイズケースを作れる「Casetify」、2/22限定20%オフセール中」の時だったので、到着まで約一週間弱

香港の鴻図道から、こんなボックスに入って届きます。

てっきりアメリカ本土だと思ってたら、香港からでした。


日本でも感染拡大傾向にある新型コロナが気になったので、封筒の扱いには気をつけて、ケースを取り出した後はしっかり手洗いしたのは言うまでもありません。

ケースは「Classic Grip iPhone 11 Case」。

質感は外装が「光沢あり+やや柔らかめ質感」でグリップしやすい。

iPhone本体にぴったり合わせてデザインされているのと、(ややソフトタッチながら)素材的に曲がりにくいので、最初は「あれ、入れにくいな」という感じでしたが、一度装着してしまえば、しっかり感があるタイプ。

マイナスなのは、光沢感がある綺麗な素材のためか静電気でホコリがよくつきます。

ボックスを開けて、手にとって一通りチェックして、それから写真撮っただけなのに、上の写真のようにホコリが付着。

まあ、これって実際に使っている分には、それほど気にならないレベルなんだけども、ブラック光沢素材で拡大写真にすると、このようについていることがはっきり分かります。

このケースもワイヤレス充電に対応していて、僕の今年”一押し”のワイヤレス充電スタンド「Belkin BOOST↑UP F7U083JCWHT」で問題なく充電できてます。

あと、ディスプレイ側の縁が画面よりも1mm弱高くなっているので、画面を伏せてデスクに置いた時でも画面が傷つきません。

背面のプリントデザインはロゴのみで、印刷した場所が少し盛り上がっているタイプ。

印刷用語には詳しく無いので、正式になんて表現したら良いのかわかりません。
あとで調べてみよう。

iPhone用ケースは、いろんなメーカーが作ってるし、自分が好きなデザインを使えば良いと思います。

そして、Casetifyのケースは他のメーカーには無いデザイン(例えば、カメラホールの周りのブラックリッド処理)をベースに、自分の好きなロゴ(自分の名前をそのまま書く人もいる)をかっこよく配置できて、世界でただ一つのオンリーワンなところがポイント


カスタマイズケースを作成するサービスはZazzleとかもあって、以前、iPhoneケースを作りましたが、普段使っていて「お、良いね、そのケース、どこの?」と言われそうなのはCasetifyの方かなと思います。

この辺りでぐぐっと来た方は、とりあえず、自分デザインでカスタマイズしてみてはどうでしょう。



レビュー:AAC/AptX対応、最大42時間再生のBluetooth5.0イヤホン「Mpow M5」

AAC/AptXコーデック対応、IPX7防水、42時間再生のワイアレスイヤホン「Mpow M5」を試してみました。

なお、「Mpow M5」は9/25まで800円オフクーポンを配布中。
通常6,288円なので、セール価格は5,488円になります。

しっかり作られた日本語マニュアル、国内準拠認証取得済み

パッケージ開封と充電。

まず(良い意味で)驚いたのが、「Mpow M5」はパッケージ、マニュアルがちゃんと日本語化されてること。

いわゆる複数言語版ではなく、日本語でできたマニュアルが付属してます。
文体も直訳の不自然さはなく、日本語ネイティブな人によるチェックも行われているようです。

また、技適認証番号:211-190402、PSE、MSDSを取得していて、日本国内の電波法に準拠した仕様。

この辺、同じような価格帯の競合製品ではあまりみたことはなくて、ちゃんと日本市場に合わせてパッケージングしている製品だということがわかります。

トータルで42時間再生っていうことは

充電ケースは外装が合皮レザー張り。マットな質感。

ちょっと高級感があるとともに落としにくくなってます。

専用充電ケースを開けると、FCC IDなどとともにPSEマークもあり。

再生時間は本体のみで6時間、専用充電ケースでは36時間分供給ができて、トータルで42時間再生。

トータルで42時間再生というのは、単純計算で一日6時間で7日間使えることになります。

実際にはもう少し短いと思うのですが、それでも週に一回、気が付いた時に充電しておけば使えるというのは嬉しい仕様です。

サウンドの方向性は

コーデックはAPT-XとAACに対応。

MacBook Pro、iPhoneと接続して、実際に再生。

iPhoneやMacなどのApple製品で高音質再生ができるAACコーデックならではのダイレクト感のある再生音。

EQで特定の音域を強調をしているような不自然さはなく、他のAACコーデック対応イヤホンと同じようなクリア特性を備えています。

「M5」はカナルタイプで、極端な閉塞感や圧迫感の少ない装着感。

密着感が高いカナルタイプは、自分の呼吸音や心拍音などが気になる場合もありますが、M5は密着感が平均的なもので、それほど気にはなりませんでした。

何も再生していない状態では呼吸音なども聞こえるので、ゼロというわけでは無いですが、ソフトな部類に入る装着感。

音質特性への影響を考えたときに、この密着感は低音再生に影響するもの。

密着感が少ないと低音域が少なくなる。

逆に密着感が高いと低音がよく聞こえるけど、呼吸音などのバイタルノイズが気になることもある。

M5に関しては、装着感が中程度〜やや上あたりの平均レベルの範囲内という感触で、低音再生も中程度に収まっているように思います。

バランスとしては、低音よりも、ミドルから中高域がほんの少し出ている感覚。

このため、ベースを強調したクラブミュージックなどでは物足りなさを感じる場合があるかもしれません。
音数の多いJ-POPを楽しむのであれば、逆にベースが出過ぎると疲れるので、ちょうどよく楽しめるのでは無いかと思います。

また、結果的にベース音が適度に抑えられていることから、外部の音もある程度聞くことができるので、イヤホンを使っている時に話しかけられても、すぐ気がつくことができそうです。

Bluetooth 5.0なので、見通し距離で約10m程度は電波が届きます。

AAC対応の記載を探したら

販売ページに記載されている仕様には”AAC/AptX対応”であると記載があるし、音の方向性からAAC対応であることは、かなり確実なのですが、念の為、パッケージ/マニュアルを見たところ、どこにもAAC対応とは書いてありませんでした。

パッケージ、マニュアル、本体、充電ケースを隅々まで探したところ、ようやくパッケージの上面に貼ってあるシールにAAC & AtpX表記がありました。

せっかく、パッケージもマニュアルもしっかりと日本語になっているのに、ここだけ日本語フォントが読みづらいものということも合わせて、ちょっと残念な方向。

とはいえ、AAC対応であることは、確認できました。

総評

レビュー:超強力なデュアルUSB-C PD(100W + 60W)/デュアルUSB-Aポートの27,000mAhモバイルバッテリー「Zendure SuperTank」でMBPを充電してみた

Power Delivery対応のUSB Type-Cポートを2系統、USB-Aポートを2系統備えた、最大出力138Wの27,000mAhモバイルバッテリー「Zendure SuperTank」を実際に使ってみました。

「Zendure SuperTank」は日本国内では、マクアケ「SuperTank」で事前予約販売を開始しています。

パッケージ開封、SuperTankを充電して下準備

多言語マニュアル(日本語含む)、24ヶ月保証書、Zendureステッカー、USB Type-Cケーブルが同梱(上の写真です)。

本体はポリカーボネート+ ABS素材でできていて耐久性が高く、さらに、ちょっとゼロハリっぽいテイストの縦ラインも耐久性向上と冷却に一役買っている様子。
ゼロハリ感はシルバーだと、さらに強まります。

今回のレビュー機はブラック。他にシルバーとブルーがあり。

持った感じは、ずっしりしっかりの525グラム。

ただ、27000mAh容量のモバイルバッテリー製品は800グラム〜1キロを超えることも珍しくないので、その中では軽量といえます。

PD出力は100Wの入出力/60W出力、USB-Aポートが15W,18Wの合計4ポート

ボタンを押すとバッテリー残量表示。

2回押すと低電力デバイス用の充電モードになります。

底部にはPSEマークもあります。

届いた時の残量表示。写真ボケちゃいました。すみません。

開けた時のバッテリー残量は71%。

デジタル表示は見やすいです。

「SuperTank」の充電完了。

MacBook Proを充電してみる

外で作業するときに、よく使っている「MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)」で充電してみます。

スタバなどで約2時間弱の間、モバイルルーターとWi-Fi接続して、ウェブブラウジング、テキスト主体の入力作業など行うと、バッテリー残量は大抵60%を切るくらいになります。

今回のテストはここからどれくらいの時間で満充電にできるか、です。

今回のバッテリー残量は58%でした。ここからスタート。

この状態から「SuperTank」で充電してみます。

「SuperTank」の最大100W出力のUSB Type-Cポートに接続
約52分ほどで100%に到達

充電の間もMacBook Proで作業していたので、単純に充電だけであれば、もっと早く充電できると思います。

MacBook Proが100%になった時のSuperTank側のバッテリー残量は74%。

非常に早い充電時間で、ACアダプターで充電している時に近い感覚。

体感だけじゃアレなので、別の日に、バッテリー残量58%からMacBook Pro付属の純正61W ACアダプターを接続して、満充電までの時間を計ってみましたが、こちらは約56分でした。

モバイルバッテリーである「SuperTank」では100Wで充電することができ、充電時間を短くできますが、MacBook Pro 13インチに同梱されているACアダプターは61W出力であるることは考慮しながら使う必要があるかもしれません。

なお、今回テストに使った「MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)」は2年6ヶ月ほど使用していて、内蔵バッテリーの最大容量が減っています。

そのため、新品のMacBook Proで残量50%から満充電にする場合には、このテスト結果よりも時間がかかると思われます。

今度はSuperTankを充電してみる

MacBook Proを満充電にした後、SuperTankのバッテリー残量は74%でした。

今度はSuperTankをPower Delivery対応ポートで充電してみます。

先ほど、MacBook Proを充電したUSB Type-Cポートは入出力対応なので、同じケーブルを使って、別のUSB充電器「Zendure SuperPort 4」のPower Delivery対応100Wポートと接続します。

充電中はSuperTankのデジタル残量メーターが点滅。

満充電までの時間を測ってみたところ、約42分ほどで満充電完了となりました。

こちらもあっという間に充電完了。

SuperTankは、過去に使ったことのあるモバイルバッテリーの中でも、もっともパワフルな急速充電ができるモバイルバッテリーでした。

総評

マルウェア削除にも対応したMac用クリーニング・ユーティリティ「CleanMyMac X」レビュー

macOS用のクリーニングツールとして定評のあった「CleanMyMac 3」から、最新版の「CleanMyMac X」へ移行してみました。

前のバージョンの「CleanMyMac 3」で評価の高かった”スマートクリーンアップ”機能、関連ファイルも一括で削除できるアプリの”アンインストール”機能、環境設定ファイルやウェブブラウザのプラグインを整理できる”機能拡張”、ファイルを完全に削除する”シュレッダー”などの各機能は、最新のmacOSバージョンに対応して強化され、インターフェイスが調整されています。

また、アプリケーションそのものも完全に再設計されており、新たにマルウェアの削除も可能な”ウイルスを削除”、アプリのアップデートを行う”アップデータ”、ストレージ上の保存されたファイルの詳細を視覚化して表示する”スペースレンズ”機能といった機能が搭載されています。

不要なファイルの除去を素早く行える”スマートクリーンアップ”


クリーンアップ、セキュリティ、高速化のために必要なファイル検出を一括で行うスマートクリーンアップ。

スキャン中の進行状況のアニメーションなどの工夫があり、それほど時間がかからない印象です。

スキャン結果から詳細を表示することで、どの種類のファイル/キャッシュが削除対象になっているのかを確認でき、削除したくないファイルは削除対象から外すことができます。

削除を実行すると、進行中の画面で、どの種類のファイルを整理しているのかも表示されます。

結果の画面では、ログファイルの確認も行えます。

スマートクリーンアップ機能は「CleanMyMac 3」にもありましたが、「CleanMyMac X」では、より高速に安定して動作しているように感じます。

スマートクリーンアップのログファイルを確認してみたところ、システムジャンクに三角マークがありました。
ここをクリックすると、削除できなかったファイルとディレクトリなどの諸情報が表示されます。

削除できなかった理由はアクセス権によるものだったので、「CleanMyMac X」がフルディスクアクセスできるように、システム環境設定:セキュリティとプライバシーから設定を行いました。

この設定に関しては、「CleanMyMac X」のシステムジャンク画面から詳細動画を見ることもできます。

フルディスクアクセスの許可を行なった後に、システムジャンクからクリーンアップ処理を行うことで、最初のスマートクリーンアップで削除できなかったファイルの除去も行うことができました。

新たに追加されたウイルス削除機能

長い間、Mac環境ではウイルス問題に悩まされることはありませんでしたが、ここ数年、Mac環境においてもウイルスを含むセキュリティ対策の必要性が高まっています。

「CleanMyMac X」では、マルウェアの検出に対応するウイルス削除機能が追加されています。

すでに使用しているアプリだけでなく、インターネットからダウンロードしたアプリファイルが含まれるdmg書類も検出対象になっています。

”ウイルス削除”のトップページからは、最後にスキャンした日、直近のデータベース更新日時を確認することができます。

新たに配信元も確認できるようになったアンインストーラ


アプリの本体、起動した時に自動作成される関連ファイルなどを一括で削除するアンインストーラも一新されており、ストア別、製造元、32ビットアプリ、アプリ削除後の不要ファイルなどの条件で絞り込みが行えるようになっています。

また、以前のバージョン同様、サイズの大きさでソートできるため、削除するべきかどうかを決めるための目安が揃っていて、使いやすさは保たれています。

一括更新も可能なアップデータ

アップデートの存在するアプリのリストアップ、バージョンナンバーを一覧で確認することができ、アップデート後にはアプリ個別の変更点/新機能の表示も行われます。

アプリのアップデートは個別にアラート表示されたり、App Storeで促されたりするので、必要性を感じていませんでしたが、実際に使用してみると、一括でアップデートできて、その結果を確認できることの便利さも感じました。

なお、アプリの種類によっては、アップデートがうまく行われない場合もあるようです。今回は「MuseScore 3」のアップデートが完了しませんでした。

ファイルの視覚化で整理しやすくするスペースレンズ


ストレージ内部のフォルダごとの使用容量をリスト表示するとともに、使用容量の大きさに応じて、アイコン表示を行うスペースレンズ。

フォルダをダブルクリックすると、さらに下の階層を見ることができ、ファイル容量を確認しながら必要のないものを削除することができます。

スペースレンズでは、どのエリアが大きな容量を使っているのかをビジュアルで確認できるので、容量確保したい場合の意思決定に役立ちました。


僕のMacBook Proでは、アプリケーションで「Band-in-a-Box」が86GBを占有していました。
ただ、「Band-in-a-Box」はよく使用しているため、別のエリアを参照して、長く使用していなかったファイル群をNASに移すことにしました。

メニューもインターフェイスを一新


ドロップダウン・メニューもデザインが一新され、内部ストレージの空き容量、メモリーの空き容量(リリースも可能)、バッテリー残量、ゴミ箱容量、CPU、ネットワーク速度などが表示可能になっています。

類似の別のユーティリティを使っていて、動作に不安定さがある場合、「CleanMyMac X」に切り替えて一本化することで、全体的な安定性を向上させるといった選び方もありだと思います。

また、ドロップダウンメニューを有効にする、空き容量アラート、ゴミ箱アラート、アプリケーションモニターの動作、RAM不足の通知などの設定は環境設定画面から行うことができます。

Apple Watch日記:DIESELの腕時計ベルトをApple Watchバンドにしてみた

ここまでに試したApple Watch用バンド3種類

いろいろ試しました。
Apple Watch用バンド。

一番最初は「NOMAD MODERN STRAP」。

こちらでも既報の通り。いい製品です。

次に「Oittm Apple Watch Series 4 バンド 44mm」。

もちろん、最初からついていたNIKEバンドも試してます。

Apple Watchでは睡眠分析も行っているので、充電中以外はほとんど身につけている状態。

で、そうすると、ベルトの質感が結構重要なんですよね。

汗をかく時期だと、穴の空いてるNIKEバンドが一番ストレス無いです。

この3種類のバンドで一番デザイン的に好みなのは「NOMAD MODERN STRAP」。

一日でやめたのは「Oittm Apple Watch Series 4 バンド 44mm」。

これは肌触りが好きでは無いというところと、カラーが”明るいブラック”だからっていうのもあると思います。

この”明るいブラック”、別の言い方をするとブラックゴ○ブリのような昆虫感があって、一回そう思っちゃうと、もうそれにしか思えなくて、レビュー記事をあげてないのも、そういう理由です。

何を血迷ったか「明るいブラック」を選んでしまいました。。

多分、シルバーとか、またはブラックでもスペースグレイであれば、この光沢感は無いし、肌に触れる感じも異なると思うので、これから買う方はこの辺を選んだ方がいいかもしれません。

上がOittm、下がNOMAD

Oittm製品自体はベルトの長さ調整用簡易キットも入っていて、調整も難しくなく、ちょっとしたプレミアな感じは楽しめるかも。楽しめないかも。

3,000円弱という値段からすると、よくできていると思うベルトです。



でも、いずれにせよデザインが物足りないんだなあ

ここまで試した3種類のベルトにも一長一短があるのは上に書いた通りで、この中では睡眠時にはNIKEベルトがベスト。

次点でNOMAD MODERN STRAP。

スポーツ時以外の日常使用ではNOMAD MODERN STRAPがベスト。

ただ、デザインに関して考えてみると、NOMAD MODERN STRAPも頑張ってはいるんですが、正直ちょっと物足りない。

NOMADはレザーの質もいいし、バックルも大きめで存在感があります。

けど、これは「Apple Watch用バンドの中では」という枕詞があってのこと。
世の中にある腕時計バンド全体で考えたら、それほど際立っているわけではありません。言っても中の上くらいでしょうか。

そこで、ちょっといろいろ調べてみたんですよ。

一般的な腕時計のバンドのサイズはどんなものなのか。

Apple Watchバンドのサイズはどんなものなのか。

結論から言うと、Apple Watchも他の腕時計と同じサイズであることが多く、「Apple Watch バンドアダプター」を使うと、他社製バンドも使えることがわかりました。

Apple Watchバンドの可能性を広げる「Apple Watch バンドアダプター」



Apple Watch バンドアダプターをゲット

まあ、うまくいかなくても1,000円ちょっとだし、最悪使えなくても勉強だと思うことにして、Amazonでポチって翌日ゲット。

ただ、いきなり高価なバンドを購入して使えなかったら嫌なので、まずは手持ちのDIESELの時計のバンドを外して、サイズを測り、24mmサイズを注文しました。



DIESELの腕時計からバンドを外す

DIESELの腕時計は、デザインが気に入っていて、ここ14〜15年くらいは取っ替え引っ替えで使ってます。

その中には、並行輸入で購入したものもあり、文字盤が壊れたものもあり、国内保障がなくて修理できないものもあり。

でも、腕時計のベルト自体はまだまだ使えるという状態のものがありましたので、それで試すことにしました。

気に入りすぎて別カラーも買ったモデル。右側は文字盤が壊れてるのでベルトを取り外し。

ベルトを外すのは、小さな精密ドライバーでもできます。

僕は、前に電池交換をする時に買った「ETEPON 147点セット 腕時計工具」があったので、ベルト外しに適した先端がついてるツールで外しました。

ただのマイナスドライバーだと滑ったり傷がつくこともあるので、専用ツールはあるにこしたことないです。



アダプターパーツを比較

一応、装着前に他のバンドのアダプターと違いがあるかどうかをチェック。

並べて比べてみると、NOMAD MODERN STRAPのアダプターはデザインがしっかりしてることがわかります。

Oittmのアダプターも少し厚みがあります。

アダプターのバンド幅計測。


これは24mmサイズなのですが、0.5mmほど大きめになってました。
素材の関係で、少し遊びが欲しいバンドでもそのまま使えそうです。



DIESELバンドを装着完了

じゃあ、組み立ててみます。

ていうか、アダプターに付属のバネ棒をDIESELバンドに入れて、アダプターの穴に合わせていくだけで完了です。



好きなブランドの腕時計ベルトを使えるようになったのは嬉しい

やっぱ、DIESELの腕時計ベルトは装着感がだいぶいい感じです。

NOMAD MODERN STRAPも悪くないんですよ。

けど、例えば、NOMAD MODERN STRAPで一番装着感が心地よいところで固定した場合、僕の好みとしては、ちょっときついんですよね。

なので、一つベルト穴をずらすのですが、そうするとガバガバすぎてフィット感が無い。

何だろう、この違和感。

というのも感じていたのです。

で、長年使っていたDIESELの腕時計ベルトをつけてみると、手首のちょうどいいところにフィットするんですな。

この辺は、腕時計製品自体を開発していた期間の差、経験値の差なのでしょうか。

DIESELのベルトが一番へたってますが、これは3年くらい使っていた経年変化でございます。

とりあえず、この方法でいろんな腕時計ベルトが使えることがわかったので、今後はApple Watch専用バンド(ベルト)だけじゃなく、他社ブランドの腕時計ベルトでも装着可能なものを探していきたいと思います。



本体6時間/ケース込み最大40時間再生、AACコーデック対応の「TaoTronics TT-BH053」

Bluetooth 5.0+EDRワイアレスイヤホン「TaoTronics TT-BH053」を導入してみました。

・iOS/Macで高音質のAACコーデック対応
・本体6時間、充電ケースと組み合わせて40時間再生
・IPX5防水
・20%オフクーポンで3,679円(現在は終了)

この辺が惹かれたポイント。

割と一般的なタイミングとしては「Soundcore Liberty Neo」を選ぶ人の方が多そうだし、Ankerの実績から考えると機能もサポートも鉄板だと思われるのですが、「Liberty Neo」の価格は5,999円。
そして、再生時間は本体が3.5時間、充電ケースと込みで12時間。

こちらはグラフェンドライバー採用のSoundcore Liberty Neo

おそらく、音質としては、グラフェンドライバー採用の「Liberty Neo」の方が上の可能性が高いかなーと思いました。

けどね、本当に音質を考えたら、このクラスの価格帯ではなく、オーディオメーカーのイヤホンを選ぶべきなんです。

この辺の価格帯の製品に期待するのは、要はコスパ的にどうなのか。

そして、「TT-BH053」は「Liberty Neo」よりも実価格で2,000円安い。

この辺を考えたら、AACコーデックで、40時間再生、IPX5防水は試す価値があるのではと思いました。

「TT-BH053」を丸一日使ってみた結論としては、かなーり満足してます。

AACコーデック対応は伊達じゃなく、音質はクリアで、Bassもよく出る。

変にEQで持ち上げている感じではなく、高音域に不自然なシャリシャリ感も無い。

個人的な見解ですけど、iOSデバイスやMacでの音楽再生環境の場合、ドライバー云々よりもAACコーデック対応の方が影響力は大きいと思うんですよ。

もちろん、ドライバーもいいに越したことはないけど、それよりもAAC対応である方が音質を左右すると思うんですよね。

装着感。
こちらも程よくフィットしてます。
僕の場合にはイヤーピースは標準でついていたもので大丈夫でした。

フィット感が良すぎて、自分の咀嚼音とか、呼吸音がうるさく感じるというのは、マイナスですけど、この辺は音質に影響するところなので仕方ないですね。

バッテリーも6時間はいかなかったけど、軽く5時間強は再生できたので満足でした。

パッケージングはAnker製品の方が上かなあ。けど問題なし。

あと、最初から解っていたことなのですが、マルチポイントとかマルチペアリングには対応していないので、複数のデバイスを切り替えて使うには、一度接続を解除して、別のデバイスで接続し直す必要があります。

デバイス間切り替えを簡単に行うというのが優先順位高いということであれば、やはり「AirPods」かなあと思います。

なお、20%オフのクーポンセールはすでに終わっているので、現在の価格は「TT-BH053」が4,599円、「Liberty Neo」が5,999円。

今買うのであれば、

・約1,300円の価格差
・再生時間6時間/40時間 vs 3.5時間/12時間

というところが考慮すべきポイントかなと思います。
あと、ある程度実績のあるAnkerというメーカー製品というのもポイントかも。

ただ、どこのメーカーも最初は知られていないところからスタートすることや、TaoTronics自体は、それなりに実績もあって、悪くない製品作りをしているとも思ってます。

サポートに関しては、登録ページがエラー吐きまくりとかで、うまくいかなくて、あとでメールで問い合わせしようと思いますが。。。

ということで、”長時間再生のAAC対応、カナル型イヤホン”という優先順位であれば、この「TT-BH053」は悪くない選択肢だと思います。



Apple Watch日記:バンド/ケーブル収納に「tomtoc ハードケース」を導入

何しろ、Apple Watchバンドはサードパーティからもかなりの種類が発売されていて、試したいものが多いんですよね。

なので、いろいろ探したんですが、収納に関してはバンドほどは選択肢が無い。

Twelve Southの「Twelve South TimePorter for Apple Watch | Travel case + Charging Stand」は充電スタンドにもなるし最適カモなのですが、並行輸入は高いし、本家サイトでのオーダーは2週間くらいかかるんです。

今回は見送ったTimePorter。。

何しろ、僕はすぐに欲しかったんですよ。

すぐに。

ベルトがしまえるケースを。

緊急で。

ということで、とりあえず、「tomtoc Apple Watch (Series 1-4) ハードケース」を使ってみました。

tomtoc Apple Watch (Series 1-4) ハードケース

一応、Apple Watch用にデザインされていて、Apple Watch本体を収納するポケットもあります。

ベルトは、1)Apple Watch本体に付けたままのベルト、2)その隣のベルト専用スペース、3)ケーブルも収納できるメッシュポケットの3箇所に入れられます。

メッシュポケットには、2本くらいは収納できそうです。

でも、金属製のベルトとか、レザー製のベルトはベルト専用ストラップで固定できるところにしまった方が良さそう。

ケースの中で動いてもいいのであれば、固定せずに収納しておいてもいいし、ケース自体はハードシェルなので、収納物が潰れることは無いと思います。

ジッパーもYKK製で、外装も安っぽさがなくて、ベルトケースとしてだけでなく、USB充電器やバッテリーを入れてもいいかもです。

ただ、このケース、思ったよりも厚みがあって、約5センチはあります。

なので、保護能力は高いけど、かさばる感じ。

とはいえ、人によっては高価なベルトを使っている場合もあるだろうし、とりあえずの収納ケースとしては悪く無い選択肢かなとも思います。

まあ、TimePorterもいずれ欲しくなるとは思うんですけどね。。。

意外とバッテリー持ちが良い印象のApple Watch

Apple WathcネタをOther Interestsで扱うのも、そこそこスペース取るので、新ネタとして「Apple Watch日記」をしばらくやります。

Apple Watch 4、僕の使い方だと意外にもバッテリーが保ってます。

就寝時に着けっぱなしで睡眠分析を行っていたとしても、シャワー時間(30分くらい)+1時間程度充電するだけで、丸一日はApple Watchを使えています。

バッテリーに関しては、もっとあからさまに保たないと思っていたので、嬉しい誤算。

バッテリーの持ちはアプリにもよるらしく、例えば、iPhoneで愛用してた睡眠分析/アラームアプリ「Sleep Cycle」で目覚ましかけた時と、普通に標準のアラームで目覚ましかけた時では、バッテリー消耗度が違って、明らかに「Sleep Cycle」の方が電力を消費します。

アラーム機能もあるけど(あるから?)、意外に電力を食うようです。Sleep Cycle。残念。

AutoSleep」の場合、勝手に睡眠計測の開始終了を行ってくれるので、寝る前にオンオフする必要がない。

これは楽です。

楽な上に電力消費が少ないので言うことなし。

買い切り360円も言うことなし。

結果的に省電力になるAutoSleep。

ただ、「AutoSleep」はApple Watch上では分析結果は見れるけどアラーム機能はないので、標準のアラームアプリを目覚まし替わりにしてます。

標準のアラームアプリ

アラームアプリで起床して、iPhoneを触ると、「AutoSleep」が起床したと判断して睡眠測定をストップします。賢いですな。

というわけで、睡眠分析すると、Apple Watchのバッテリー消費が大きいなーと感じている場合には、「AutoSleep」とアラームアプリの組み合わせで使ってみることをお勧めします。

「SHIFTCAM 2.0 for iPhone 7/8 Plus」ハンズオン&1stインプレッション

iPhone 7/8 Plus用「SHIFTCAM 2.0」が届きました。

タイミング的には企画発表の当初の予定(6月予定)よりも3ヶ月押してしまったわけですが、その分というかなんというかパッケージデザインもちゃんとしてました。って、まあ当たり前か。

パッケージはマグネット固定のブックタイプになっていて、右側がケース、トラベルレンズ。左側にフロントレンズ、ストラップが入ってます。
内部でケースが固定パーツから外れていたのですが、まあ、実害は無いですかね。


トラベルレンズは割と楽に取り外し可能。
ケースにはめ込んで一番下にずらすと、iPhone搭載のノーマルレンズで撮影可能。
一つ上にすると望遠、もう一つ上でフィッシュアイ、さらにずらすとマクロになります。
標準のカメラアプリで1x、2xを切り替えることで左右のレンズを使い分ける仕組み。

レンズキャップもマグネット固定。
ちょっと持った感じでは、普通に持ち歩いている分には外れないかも。
落としたら外れそうですが。

受け取ったのは夜なので、マクロしか試してませんが、なかなか便利そうな拡大具合です。

レンズパーツの金属部分。
中央以外はしっかりとボケてます。

パッケージの印字も、こんなにドットが見えるくらいのマクロ撮影ができます。

ケース+レンズをつけた状態で置くとどうなるか。

レンズとカバーをつけると背面に出っ張りができるので、平らな場所に置くと、望遠の位置では右下の縁がちょっとだけ浮いてますが、そんなに不安定感は無いです。
隙間は実質0.3mmくらい。(上の写真の状態)

標準レンズが使える位置で、そのままデスクに置くと、右下の縁が浮く状態。
これだと1mm弱くらい。

レンズ自体は簡単に撮れるのですが、取ったとしても、これくらいの出っ張りはあるので、背面を下にするとやや不安定感があります。
僕は、レンズをつけて望遠の位置にして持ち運ぼうと思ってます。

まずはハンズオン&1stインプレッションでした。
そのうち、写真もアップします。

WiFiルーター「Aterm MR04LN」を1年使ってみた感想とmineoいいかも説

NEC Aterm MR04LN」を導入してから、一年ちょっと。
なので、モバイルルーターを含めた、区切り的なレビューしてみます。

ハードウェア全般としては、一年前の「2つのSIMスロットが使える「Aterm MR04LN」レビュー〜便利だけど,早速失敗。 – PALMFAN」の方が詳細に書いていますので、そちらをご覧ください。

普段の持ち歩きデバイス

ボクが普段持ち歩くのは、iPhone 7 Plus、iPad mini、MacBook Proあたりです。

iPhone 7 Plusはメイン回線なので、常時持っているんですが、日によって他のデバイスを追加して持ち歩く感じ。

例えば、今年は、火水曜日はiPad miniが必須。
金曜日は、MacBook Airが必須。

それ以外の日は荷物に余裕がある限り、MacBook Proを持ち歩いて、いろんなところで作業してたり、更新してみたりしてました。

自分専用の無線LANルーターがあると何かと安心

今はどこに行っても、それなりに無線LANが解放されているので、困ることは少なくなったのですが、それでも通信速度が極端に遅かったりする場合もあるので、自分のモバイルルーターを持っていると安心感があります。

コンビニのWi-Fiや、ソフトバンクのWi-Fiは極端にレスポンスが悪いことが多いし、ある程度、使える感があるスタバ、タリーズでも急に速度が落ちたりすることもあるので、自分の無線LANルーターを持っていれば、そっちを優先します。

自分のモバイルルーターであれば、定期的に同意ボタンを押して、新商品の宣伝ページを見ることもないし、作業を妨げられることがありません。

なので、複数のデバイスを使い回す人は、モバイルルーターは導入した方がいろんな意味でメリットがあるのはいうまでもありません。

ボクはメイン回線をYMobileに、モバイルルーター+mineoにしたことで、コスト的にも割安になりました。
両方合わせて、3.000円強です。

キャリアは引き続き、mineoで運用

SIMカードのキャリアですが、複数のキャリアを使った結果、「mineo」のドコモ回線プランで落ちついてます。

これは回線品質が、自分の用途として許容範囲であること、通信データ容量が足りなくなったときにパケットギフトで追加できることが大きいです。(以前お知らせいただいた皆様、ありがとございます。)

パケットギフトは、毎月余ってしまった容量を他のユーザーにプレゼントできるシステムで、ヤフオクとかで購入して、コードを自分で追加することができます。
今の相場的には5GBで600円ほど。
追加した翌月末まで有効。
必要に応じて追加してます。

このシステムは、ユーザーとしてはとても便利で安価だし、キャリアとしても契約回線以上の容量負担は無いので、もっと広まるといいのですが、今のところ、うまく機能しているのはmineoだけですかね。

あと、紹介用URLというのがあって、このリンクから申し込むと、申し込んだ人とボクに、それぞれAmazonギフト券1,000円分がプレゼントされます。

これはすべてのユーザーのデータ通信状況を確認するページにあって、すぐにコピーペーストして使えるようになってます。

こういう工夫や仕組みも含めて、今はmineoが正解かなと思ってます。

ここまでは、モバイルルーターとキャリアの話でした。

で、ようやくAterm MR04LNの話。

一年前の「2つのSIMスロットが使える「Aterm MR04LN」レビュー〜便利だけど,早速失敗。 – PALMFAN」を読んでいない場合には、先にさらっと目を通してもらえると話が伝わりやすいかなと思います。


Aterm MR04LNのハード的な特徴として、二つのSIMを挿しておけるデュアルSIM機能があります。

これ、最初、いろんなキャリアのSIMを試していた段階では、かなり便利に使ってました。
でも、mineoがいいかな、という結論に達して以降は、使う場面はなくなってしまいました。
会社供給のSIMがあって、個人用と切り替えが必要な場合には、便利な機能だと思いますが、個人用途としては、こうなるのは自然かも。

バッテリーのもちは一年前よりは悪くなってますが、これは普通のバッテリーの劣化現象の範囲。日々の使用では困っていないし、最悪、ガラケーのようにバッテリーを交換できるので問題なさそうです。
MR04LN用バッテリーは別に買うと2,000〜3,000円程度です。
まあ、そこそこしますね。

充電は、MR04LN用のクレードルで行ってますが、全体的に作りが安っぽいですな。
溝の底面からmicroUSBのオスコネクタが出ているだけで、クレードルに置いて充電開始しても、一瞬ディスプレイが変わるだけです。
軽いので、ケーブルに引っ張られて、ひっくり返ってることもあります。

このクレードルが付いているかどうかで、2,000円くらい変わってくるのですが、固定回線に接続して無線LANアクセスポイントとして使うことがなければ、特に必要ないと思います。

このルーターのタッチパネルは、反応が悪い昔のタッチパネルな風情です。
ユーザーインターフェイスについては、理解はできるけど、直感的ではないし、使っていて「おー」となることはありません。
あと、例えば、電源オンにしてから、ジーンズの尻ポケに入れておくと、いつの間にか設定が切り替わってしまったりします。
ポケットに入れる時は、操作面を外側に向けた方がいいみたいです。

この辺はもう2年くらい前の製品なので、あまり期待はしないほうがいいかと思います。

モバイルルーターを今買うとしたら

大手国内メーカー製品でデュアルSIM機能付きで、そこそこ定評のあるのは、やっぱりこのAterm MRシリーズなんだと思います。

次に「MR04LN」にするか、「MR05LN」にするか。
今買うのであれば、新しい(といっても去年発売の)「Aterm MR05LN」の方がいいと思います。

Aterm MR04LN」の方が古い機種なのに、クレードル付きで27,000円、無しでも24,840円もするし。

MR05LNはクレードル無しで18,144円。
ただ、MR05LNでも、ユーザーインターフェイス関係はそんなに変わっていなさそうですね。

別に国内メーカーじゃなくてもいいし、使うキャリアは決まっているし、デュアルSIM機能はいらないよ、という人は「Huawei E5577S」あたりで十分かもしれません。こちらは1万円を切る、9,572円。モバイルバッテリー機能付きです。

ボクは今買うなら、Huaweiにすると思いますが、これは使うSIMキャリアが決まっているから、です。
もし、いろいろ試したいときにはMR05LNにしておくと思います。
ご参考まで。

価格の下がった、定番NASキット「Synology DiskStation DS216j」を導入してみました


MacBook Pro 2016を半年使ってみて、必要とする諸作業はなんとか捌(さば)けることがわかったので、Mac環境も整理ちう。
とりあえず、長い間、メインマシンだったMac Proは、最近はメディア・サーバー/バックアップとして使っていることが、ほとんどだったので、それじゃあ、もうNASに置き換えたらいいんじゃないかと。

NASは以前から定評のあった、Synologyの2ベイキット「DS216j」がいいかなーと思っていた矢先、CPU速度が強化された新しいモデル「DS218j」が発売になり、そのため今は「DS216j」がやや安くなったわけです。
旧モデルになったDS216j
今なら、お得な価格の旧モデルも、強化された最新モデルも選べる。
新モデルのDS218j
さて、どっちにするかなー、メディアサーバーであれば上位版の「DS216play」の方がいいかなー、とか、諸々考えてみたんですが、まずは使い勝手を知りたい、ということで、価格が下がってお得になった「DS216j」を導入してみました。

「DS216j」に関しては、各所から、いろいろ記事が出てるので、そちらで参照してもらうとして、とりあえず全体の仕組みを理解して、一旦データを移してしまえば、かなり便利に簡単に使えると思います。

基本機能だけなら、半日でセットアップできました。

設定と管理を行うDSMのUIがまだ慣れないのですが、iOSデバイスからの各種ファイルの閲覧/編集環境(無料アプリ)は、よく整備されていると思います。

いずれもパスワード/Touch ID対応で、「設定>パスコードの構成」から設定できます。

今のところ、よく使ってる機能は以下のようなインプレッションです。

全体の管理アプリ:DiskStation Manager (DSM)

ウェブブラウザ経由で動作するオペレーティング・システム。


RAID環境やセキュリティなどシステム設定、アプリのインストールなどを行います。

ウェブサーバーとか、システムとか、ある程度わかっている人はサクサクいけるんだろうなと思います。ボクはそれほど詳しくは無くて、わからない言葉も多いけど、検索して確認しながら設定完了。
外からアクセスするための設定のウィザードとかもあります。


いろいろできるんですが、UIがWindowsやらLinuxやらな方向で慣れませんなあ。

動画環境:Video Station

DSM同様にウェブブラウザで表示も可能。
けど、iPad mini 2でアクセスすることの方がはるかに多いので、早速、iOSアプリ「DS video – Synology Inc.」を使って視聴。


動画はサイズが大きなものは再生時に一瞬止まることもあります。
これはローカルLAN環境でも、です。
だいたい、1GB以内だったら大丈夫かな。

これ以上のサイズの動画をよく再生する場合には、ハードウェアベースのコード変換エンジンを搭載している「Playシリーズ」の方がいいのかなと思います。

データはFinderからマウントして、ドラッグコピーしていったのですが、最初サムネイルが表示されなくて焦りました。が、コピーし終わるとインデックスが作成され、サムネイルも表示されるようになります。
iOSアプリ側で、よく使うのはフォルダ表示。
ちなみに、最初に表示されるアジア系の番組/映画はダミーデータで、設定から「表示しない」を選べば消えます。

ネガティブなポイントは、視聴の時にファイルを指定して、プレビュー画面から、もう一回プレイを押さないと再生されないところ。
あと、いくつかのファイルはファイル名がタイトルに反映されないとかいう現象もあります。

この辺は改善してほしいですな。

写真環境:Photo Station

こちらもiOSアプリ「DS photo – Synology Inc.」があって、外からでも見ることできます。


マニュアル曰く、”写真はアップロードの際に「Photo Station」上で追加するようにすれば、アップロードするときにパソコン側のCPUでサムネイル処理をするのでベターだよ”、ということだったので、その通りにしてみると、動画よりも簡単にサムネイルが表示されるようになりました。

でも、その後、Finder上でのドラッグコピーもして見ましたが、体感では、それほど違いはないかもしれない。

まあ、動画の場合、サイズも大きいですしね。
写真はサイズが小さいから、処理速度もそれほど必要ないのかもと思います。

GIFは再生可能。サムネイルも動きます。
おもしろGIFを保存していると和みますなw。

なお、フォルダ内に写真とPDFが混在している場合に、PDFは表示されません。
うちの場合には、結構このパターンがあるので、後述の「File Station」の方が良く使うことになるのかも。

ファイル管理アプリ:File Station

いわゆるファイル管理アプリで、ビューアー機能もあり、すべてのフォルダ/ディレクトリにあるファイルを見て整理することができます。


写真も動画もPDFも見れるので、普段はこっちを使うことが多くなるかな。

これも、iOSアプリ「DS file – Synology Inc.」があって、使い勝手はウェブブラウザ経由よりも使いやすいと思います。

最初に引っかかったところ。

ちょっと二度手間になったのは、ドライブの設置でした。

最初に設置したHDDが同じ容量ではなく、1ベイ:3GB、2ベイ:2GBにしてみたのですが、初期設定では2台に並列でミラーリングして、万が一のデータ損失を防ぐ「RAID 1」になっていて、最大使用容量が2台のHDDのうち、容量の少ない方に合わせるようになるため、2GBマックスになってしまったんですな。

これは後で変更できないようで(もしかしたら、方法はあるのかも)、一回リセットして、とりあえず3GBのHDD単体で再構築。

まあ、再構築といっても、各種設定を行うDSM上でリセットして、電源を落とし、HDDを外して、DSM環境を再インストールするのに小一時間くらいでしょうか。
そんなには大変じゃなかったです。

iOSデバイスユーザーにはいいかもなNASキット

というわけで、SynologyのNASキットは最初のNASキットとしては、良い感じなのではないでしょうか。全体にポジティブな印象です。

さらに機能が欲しい場合には、DSMからインストールすれば使えるようになりますし、サードパーティ製有料アプリもあります。

よく出てくるのは、Evernote替わりに使う人が多いという「Note Station」、Dropboxなどとの同期を行う「Cloud Sync」、iTunes音楽ファイルをひとまとめにできる「iTunes Server」、ホームデバイスで再生できるようにする「メディアサーバー」などですね。



ただ、ボクはほかのNAS製品を知りませんので(nasneはあるけど、torne専用)、もっと高機能なものもあるかも。

あるかも、なんですが、iOSアプリがそこそこしっかりしていることを考えると、iPhone/iPadからの利用比率が高い人であれば、2万円前後の「DS216j」「DS218j」の費用対効果は高いじゃないかと思いました。