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Kuo氏予測:MacBook Neoは2026年に450〜500万台、MacBook ProのOLEDは26年4Q〜27年1Q、Airは2028〜2029年

アナリストのMing-Chi Kuo氏が、MacBook Neoの出荷見通し・Neo 2の最新動向・MacBook ProおよびAirのOLEDロードマップをまとめた投稿をXで公開。

2026年のノートPC市場では、Appleが唯一の成長ドライバーになると予測しています。

要点まとめ

  • MacBook Neoのプロセッサ・ディスプレイサイズ・カラーオプションは、Kuo氏が約9ヶ月前に予測した内容とほぼ一致
  • 量産開始は2025年12月末(当初予測より約3ヶ月遅延)、2026年出荷台数は約450〜500万台に下方修正
  • Neo 2はタッチパネル非搭載の方向で検討中(サプライチェーン調査による最新情報)
  • 現在の組立はQuanta独占。近い将来Foxconnが第2サプライヤーとなる可能性あり
  • MacBook Proは2026年4Qまたは2027年1QにOLEDタッチパネル搭載の大型アップデートを予定
  • MacBook AirのOLED採用は2028〜2029年頃と予測
  • 2026年のMacBook総出荷台数は約2,500万台(前年比20〜25%増)と予測。コロナ禍ピーク水準への回帰を見込む
  • Windows系ノートPCは2026年に出荷台数が前年比10%以上減少する見通し


詳細と補足

MacBook Neoの予測精度と量産状況

まず、Kuo氏は、MacBook Neoのスペック・サイズ・カラー展開が自身の約9ヶ月前の予測と「ほぼ完全に一致した」と主張。

ただ、そのときには量産開始は当初2025年10月を想定していましたが、実際には同年12月末にずれ込みました。この遅延の影響で、2026年の出荷台数見通しは450〜500万台(前半期は約200〜250万台)に修正されています。単一モデルとしては依然として高水準と評価しています。

Neo 2のタッチパネル非採用の可能性

Neo 2は当初、Chromebookへの対抗策としてタッチパネルの搭載が検討されていました(Chromebookはモデルの50%以上がタッチ対応)。

しかし、Kuo氏による最新のサプライチェーン調査では、Neo 2にはタッチパネルが採用されない方向となっている可能性が浮上しています。当然ながら、これは最終決定ではなく、現時点でのサプライヤー情報に基づく見通しです。

組立サプライヤーの構成

現在、MacBook Neoの組立はQuantaが独占。
Kuo氏は近い将来にFoxconnが第2サプライヤーとして加わる可能性があり、また、LuxshareがNeo 2のNPI(新製品導入)に向けて積極的にアプローチしていることも明らかにされています。Luxshareはここ1〜2年でWindowsノートPCの組立事業を急速に拡大。世界最大のノートPC組立業者を目指しているとされています。

出荷台数が四半期ごとに伸びる理由

Kuo氏は、MacBook Neoの出荷モメンタムが四半期ごとに拡大すると予測。その根拠として2点を挙げています。

1点目は新学期需要(Back-to-School)と年末商戦という季節的な需要サイクル。

2点目は競合他社の動向で、Windows系メーカーが昨年に積み増した低価格メモリ在庫が2026年前半中に枯渇し、2Q26以降はメモリコスト上昇を反映した値上げが相次ぐ可能性があるという点です。この価格競争力の低下がNeoの相対的優位性をさらに高めると予想しています。

MacBook ProのOLEDタッチパネル搭載時期

MacBook Proについては、2026年第4四半期から2027年第1四半期にかけて大型アップデートが実施されると改めて予測しています。

このアップデートの目玉はOLEDタッチパネルの搭載で、MacBook Proとして初のタッチ対応モデルになる見込み。一方、MacBook AirのOLED移行については2028〜2029年頃が想定されており、より長期的なロードマップとなっています。

2026年のMacBook出荷台数とAppleの戦略的優位性

Kuo氏は2026年のMacBook総出荷台数を約2,500万台(前年比20〜25%増)と予測しており、コロナ禍のピーク水準への回帰を見込んでいます。Windows系ノートPCが前年比10%超の減少を見込む中、Appleはノートブック市場における唯一の成長ドライバーになると述べています。

この強さの背景には、Appleが「メモリ市場の混乱を戦略的に活用している」というKuo氏の見立てがあります。
チップを事前に確保し、コストを内部で吸収することでシェアを拡大する手法は、iPhone 17eからMacBook Neoへの価格設定にも一貫して現れているとされています。
また、この戦略はiPhone 17シリーズの価格据え置きを支持する根拠にもなり得ると指摘しています。市場シェアの拡大は高マージンのサービス事業の成長を下支えし、将来のオンデバイスAI普及においてAppleを最大の受益者に位置づけるとKuo氏は分析しています。


MacBookロードマップ一覧(Kuo氏予測)

モデル 主な変更点 時期(予測) 備考
MacBook Neo A18 Pro搭載、低価格帯ノートPC新ライン 2025年末〜2026年出荷 2026年出荷450〜500万台見込み
MacBook Neo 2 タッチパネル非搭載の方向(現時点) 未定 Luxshareがサプライヤー候補として名乗り
MacBook Pro OLEDタッチパネル搭載・大型刷新 2026年4Q〜2027年1Q Mac初のタッチ対応モデルになる見込み
MacBook Air OLEDパネル採用 2028〜2029年頃 長期ロードマップ


💬 所感:下降トレンドのPC市場では「唯一の明るい点」という評価

今回のKuo氏の予想では、MacBook Neoを単なる新製品として語るのではなく、Appleの全体的な市場戦略の一部として位置づけています。

iPhone 17eの価格設定と同じロジックがMacBook Neoにも働いているという指摘は、Appleが製品ラインをまたいで一貫した価格戦略を展開していることを示唆するもの。

ただ、ノートPC市場で考えると「唯一の明るい点」とされていて、ワールドワイドの出荷数のトレンドは下降気味ということになります。Apple的には相対的にシェアが大きくなるので、新エントリーモデル「MacBook Neo」投入は大成功ということになるかもしれません。


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