teenage engineeringが本気のポータブルミキサー「TX–6」を発売。MacでもiOSでも使えます。
ぎょえー、teenage engineeringがまたやらかした!いや、抜群にいい意味で、ですけど。
遊び心のある実用的なポータブルシンセの「OP-1」を超えるヒットになるかも。
teenage engineeringが「TX–6」を発売。公式ストア価格は1199ドルです。
「TX–6」は、バッテリー駆動のウルトラポータブル・ミキサー + マルチチャンネル・オーディオインターフェイス。
6つのステレオ入力チャンネルまたは12チャンネルのミキシング、テンポ・シンク、シンセサイザーとシーケンサー、チューナー機能も内蔵。
USB-Cポート経由であらゆるDAWに接続することができ、さらに、MFi対応でiOSデバイスとの接続ができるため、ポータブル制作環境としての使い勝手が非常に良さそうです。
システム・スクリーンの表示は小型ながら、相変わらずセンスに溢れております。
内蔵のリチャージャブル・バッテリーで約8時間使用可能。
エネルギー効率を向上させるため、ディスプレイは未使用時に自動的にスリープ状態になり、LEDの輝度レベルも調整できます。
4つのオシレーター波形と4つのシンセサイズドラムサウンドを持つポータブルシンセサイザーとシーケンサーとしての機能も備えています。
センドエフェクトとして使用できるリバーブ、コーラス、ディレイや、クリエイティブ・エフェクトとしてフリーズ、テープ、フィルター、ディストーションを搭載。
外装はCNCアルミニウムと2Kモールディング、カスタムメイドのエンコーダーとフェーダー、カスタムPCBに包まれた、ポータブルな特性を重視した頑丈な作り。
Bluetooth Low Energy対応で他のBLE MIDI機器のワイヤレスコントローラーとして使用したり、他のソースから内蔵シンセやシーケンサーをトリガーして同期させたりすることができます。
また、チャンネル1をフェーダーにして、チャンネル5と6の間をクロスフェードさせ、フェードやカットを行う「DJモード」もあります。
日本円が130円目前という為替相場の中、1199USドルはそこそこ高価な価格帯になりますが、teenage engineeringの出世作品ともいえる「OP-1」と肩を並べるくらい、実用的な機能満載。
プロフェッショナルなクリエイターのニーズを満たすオーディオ・プロダクトを手がけるteenage engineeringの製品は、クリエーター視点とガジェオタ視点がいいバランスで開発思想に生かされていて、しかも、デザインオリエンテッド。
これもヒット間違いなしと言えそうです。