DeepSeekは「競合AI各社から”蒸留”と呼ばれる手法で競合モデルを構築した」という指摘。ホワイトハウスAI担当者も「証拠あり」とコメント。
中国のAIスタートアップ企業が「DeepSeek」をリリースし、App Storeでは一位になり、米国のAI関連企業やNvidiaの株価にも影響が出ていますが、FT「OpenAI says it has evidence China’s DeepSeek used its model to train competitor」などによると、OpenAIは、DeepSeekは「蒸留」と呼ばれる手法で競合モデルを構築したとコメントしています。
”distillation”(蒸留)というのは、デベロッパーが大規模なAIモデルの出力を使用して小規模なAIモデルをトレーニングする手法。
この手法はAI開発では一般的なものの、OpenAIに近いソースはDeepSeekがこれを使用して競合モデルを構築したことで限度を超えたと主張。
また、ホワイトハウスのAI担当責任者デビッド・サックス氏は、Fox Newsのインタビューで以下のように答えています。
また、Bloombergによると、昨年8月にOpenAIとマイクロソフトは利用規約違反の疑いでアカウントを調査してブロックしたと報じられており、現在ではこれらのアカウントがDeepSeekに関連していると考えられています。なお、両社とも、この証拠に関する詳細情報の開示を拒否しています。
White House AI Czar Sacks Says ‘Evidence’ DeepSeek Leaned On OpenAI’s Models – Bloomberg
日本の関連株も下がっていて、DeepSeekの影響は広がりそうですが、今はトランプ政権なので、中国のDeepSeekへの対応も素早く行われる可能性があるかも。
となると、株は買い時、、、。ということになるかも。ならないかも。