Netflix、7〜9ドルの広告付きのプランを11/1にも開始。
安いのはいいけど、1時間あたり約4分はかなりな負荷ですね。
Netflixが広告付きのプランを新設して、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツを含む複数の国で11/1にも提供開始するという話をWSJ、Varietyなどが報道。
広告付きのプランでは、視聴者が一定の間隔でCMを見ることを前提に価格を安く設定したプランで、予想価格は7〜9ドルと考えられています。
ソースは関係者情報だけではなく、Netflixの広告業務を独占する広告パートナーのMicrosoftが、来週にも最初の入札を広告バイヤーに促しているという事実も裏付けになっています。
広告付きの新サービスについては、Netflixが決算説明会において “2023年の早い時期に開始する”ことを表明していたため、驚きはありませんが、提供開始時期が大幅に前倒しされた背景には
Disney+が12月8日に広告配信を開始するということがありそうです。
広告付きのDisney+ベーシックの計画は、3月にリークされ、今月初めに同社によって確認。
この新プランは、既存の7.99ドルの広告なしプランをリプレイスする形で12月8日に開始。広告なしのままを望む既存の加入者は月額10.99ドルとなります。
Netflixは、今年の第1四半期に20万人の加入者を失い、これを補うために値上げしたものの、さらに多くの人が加入を取りやめているため、値上げではない方向で収益を改善する必要性に迫られています。
今回のNetflixの広告付きプランでの広告負荷はシリーズものの場合、1時間あたり約4分。
映画については、プレロール広告を掲載するというものと予想されています。
プレロール広告については、プライム会員向けのプライムビデオでよく見る手法ですが、そこそこ負荷は大きい。また、シリーズ物では1時間あたり約4分の広告が出てくるとなると、今までのNetflix視聴環境が快適だったユーザーにとっては、視聴体験が大きく変わることになりそうです。
報道では日本での開始時期などは確認できませんが、いずれ同じようなプランが設定されて、他のプランがさらに値上げということも考えられそうです。
まあ、そろそろ別のサービスを探すタイミングですかねえ、、、。
Netflix Ad Tier Launch Moved Up to November to Get Ahead of Disney+ – Variety