TrendForce市場調査:2021年の出荷台数は前年比8.6%増。ChromeBookの需要が拡大、Apple Silicon搭載のMacBook Proの発売も予想

TrendForceが、2021年のワールドワイドのノートパソコンの出荷台数は2億1700万台に達する見込みで、その18.5%を占めるのはChromebookという調査結果を発表しています。


2020年の新型コロナパンデミックによる引きこもり需要により、ノートPCの年間出荷台数が史上初の2億台を突破しただけでなく、前年同期比22.5%増と過去最高の伸びを記録。

しかし、現在の世界市場は、各国で国境管理やロックダウンが行われるなど、ますます深刻化するパンデミックに悩まされており、21年下半期のノートPC市場の状況を正確に予測することは現時点では不可能としながらも、同社は2021年のノートPC出荷台数は前年比8.6%増の2億1700万台になると予想。

ポイントとしては、リモート教育の普及によりChromebookの需要が上がり、昨年2020年の14.8%から18.5%にシェアを拡大するという動きで、これはOSとCPUの市場にも影響を与えています。

OSシェアでは依然としてWindowsが圧倒的な状況ではあるものの、2020年のChromebookの急成長により、Windowsのシェアは史上初めて80%を割り込み、Windowsは今後も下落が続き、Windowsの市場シェアは70~75%程度、Chrome OSは15~20%程度、MacOSは10%以下で安定すると予想しています。

ARMアーキテクチャを採用し、2020年11月に正式リリースされたApple Silicon M1プロセッサは、その年の市場シェアはわずか0.8%にとどまったものの、2Q21以降には14インチと16インチのMacBook Proが発売される見込みで、AppleのノートPC市場シェアは約7%にまで上昇すると予想しています。




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