Apple、iOS/Macアプリのコミッションを報酬対象外にすることを通達〜デベロッパー、ユーザーへの影響は。

Appleが、2018年10/1以降、iOSとMacのAppとApp内コンテンツがアフィリエイト・プログラムの報酬対象外となることをアナウンスしています。

なお、音楽、映画、ブックなどの他のコンテンツは引き続きプログラムの対象となっています。

Appleが提供していたコンテンツ販売のアフィリエイトは、iTunesでiOSアプリの配信開始からスタートし、多くのウェブサイトやブログでは、iOS/Macアプリの紹介やレビューを掲載されるときの収益源として活用されてきました。

Appleとしては、アプリを対象とするアフィリエイト・パートナーへのコミッション支払いがそっくり無くなるため増収になることが予測されますが、ユーザーによるアプリ情報を掲載するウェブサイトやブログは総量として少なくなっていく可能性があります。
ただ、現在のコミッションレートは「Affiliate Commissions and Payments」にもあるように2.5%という数字になっており、Appleとしてはアプリをコミッション対象から外したとしても影響は少ないという判断なのかもしれません。

palmfan.comでもアプリ情報を掲載していますが、ここ数年はApp Storeでセール対象となっているアプリを取り上げることが多く、全体の収益の中の割合はとても小さいものです。
ですので、今と10/1以降の状況はそれほど変わるものではない(はず)ですが、今までApp Store配信の良アプリをピックアップしてセールする形態のサービスを行なっていた会社が少なくなるのは必須で、そのため情報が少なくなる可能性もあります。

Macアプリに関して言えば、ここ数年の間にApp Storeで配信していたデベロッパーの中には、App Store配信バージョンと自社配信バージョンを分けたり、自社配信のみに切り替えるところも出てきているため、ユーザー目線ではしばらくの間は変化が見られないかもしれません。

近い将来、一番大きく影響を受けそうなのは、iTunesのトップでピックアップされない、埋もれがちなiOSアプリのデベロッパーで、10/1以降はアフィリエイト経由でのユーザー発掘タイプのレビュー宣伝効果が見込めなくなるため、別の宣伝方法を考えざるを得ないように思います。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Impact-Site-Verification: -1946568697