Appleが中国企業に2750億ドルの投資。FoxconnからLuxshareに移行か

緊迫度が高まっているように見える中国台湾関係ですが、AppleがFoxconnからLuxshareに注文をシフトしているという話。


The Informationによると、台湾のFoxconnは、これまでAppleの主要サプライヤーでしたが、AppleはLuxshareを含む中国のサプライチェーン・パートナーへの依存度を高めているとのこと。

この話は、12月初めに明らかになっていたAppleが中国政府と地元企業への投資について交わした秘密取引の疑惑を明らかにするレポートに続くものとされていて、その投資の一部を伝えています。

Appleと中国の契約では2750億ドルの投資を行うという内容で、The Informationは”クパチーノの巨大ハイテク企業がコストを削減し、北京の機嫌を取る ための手段”と表現されています。

現実的に考えても、中国市場はAppleの収益の約20%を占めていているため、ビジネス戦略として選択されることもありえそうです。

この結果、今までAppleの主要サプライヤーだった台湾のFoxconnは、その座をLuxshareに譲る可能性も出てきていて、Luxshareの時価総額は、すでにFoxconnを上回っています。

このため、Foxconn社内では急成長する中国企業を懸念し、同社を研究するチームを結成したという話も伝えられています。

台湾と中国の情勢は「台湾・蔡総統、中国にクギ「軍事衝突は絶対避けるべき」: 日本経済新聞」などの記事からも緊迫の度合いを増してきているように見えます。今回のFoxconnからLuxshareへのサプライチェーン移行も少なからず影響を受けているかもしれません。



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