「MR/ARヘッドセット」カテゴリーアーカイブ

Appleの「Reality Pro」はiPhone 15と同時発売の確率が高まっている & 2025年にローエンドも出るという話

Ming-Chi Kuo氏によると、AppleのAR/MRヘッドセットはiPhone 15と同時発売の確率が高まっている様子。


大量出荷スケジュールの予測は変わらないが、Appleの第1世代AR/MRヘッドセットが春のイベントで発表される可能性は低くなっている。一方、3Q23にiPhone15と同時にヘッドセットが発売される確率は上がっている。

今年初め1月には、メカニカルパーツの落下試験や、ソフトウェア開発ツールの入手に問題があることからスケジュールに遅延が発生し、”大量出荷は当初の2Q23から2Q23末または3Q23に延期される可能性がある”という話が出ていました。

今のところ、WWDCで発表とか、出荷スケジュールは変わらなそうです。

..If it were an ARMR headset like this, I might want one.

しかし、iPhone 15と一緒に発売となると、開発で実機が必要なソフトウェアデベロッパーは大変でしょうね。

そして、同じタイミングでMing-Chi Kuo氏が公開した「預期立訊或將主導Apple第一代AR/MR頭戴裝置開發與量產 / Luxshare ICT likely to lead development and production of Apple’s first-generation AR/MR headset | by 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) | Feb, 2023 | Medium」によると、

Appleの第2世代AR/MRヘッドセットには、ハイエンドとローエンドの2つのモデルがあります。ハイエンドはLuxcaseict、ローエンドはFoxconnがそれぞれ開発・生産する予定だ。現在のところ、両モデルの発売スケジュールは2025年になりそうだ。

ということで、一般的なコンシューマー層は、対応ソフトウェアとかが出てきて、低廉な価格の製品が出てくる2025年以降に購入を考える人が多くなるかもなあ。

Apple初のMRデバイス、さらに発表延期。WWDC2023で発表の見込み

、、ですが、予定は未定。まだまだかかりそうですね。

Appleが、他のプロダクト開発よりも優先し、あらやる部門からリソースを集中されているMRデバイスは4月にも発表とみられていましたが、ここにきて、さらに発表発売が延期され、6月のWWDCで発表、今年後半に発売になったようです。

2016年のMeta 2 Development Kit – Launch Videoより

BloombergのMar Gurman氏が伝える匿名の関係者からの情報によると、Appleは、製品テストの結果、ハードウェアとソフトウェアの両方の問題を解決する必要があることが判明したため、今月初めに発売を延期する決定。

最新の計画では、複合現実型ヘッドセットの発表を4月頃から6月頃に延期され、発売自体は年内ということになりそうです。

変更前の計画では、春にコンシューマー向けの発表イベントでMRデバイスを発表する予定でした。

Appleが2015年から開発している、この新しいカテゴリーのARMRデバイスの発表が延期されたのは、今回が初めてではなく、最初の有力なタイミングは昨年2022年の6月のWWDCでした。

その後、年明けの2023年1月に発表を目指す計画でしたが、これが延期され、4月になり、そして、今回の6月への計画変更ということになります。

Gurman氏によると、「現在、同社はそのカンファレンスでデバイスのあらゆる側面を公開することを目指しています。そして、その製品は年内に発売されることになります。」としています。

2023年になって、共同各社のVRMRデバイスの販売傾向、ユーザー動向のデータも出てきていたので、その辺りも踏まえて作り直し、調整をするということなのかもしれませんね。




Appleの複合現実デバイス「Reality Pro」には膨大な量の新技術が搭載予定。ただし、、。

バッテリーとデザインが心配になってきました。

今年、満を辞して発表発売されるであろう、AppleのVRMRデバイスの第一弾「Reality Pro」についての情報がいくつか出ています。


Mark Gurman氏のPower onによると、おそらく「Reality Pro」とネーミングされるであろう第一弾のハードウェアは:

・デュアル4Kディスプレイ
・ユーザーの目を映し出す前面のフレキシブル有機ELスクリーン
・装着者の身体や目の動き、外部環境を分析できるカメラを十数個搭載

を含む、膨大な量の新技術を搭載予定。

Appleは没入感のあるビデオコンテンツの観賞、Appleプロダクトとの緊密な統合、VRベースの高度なFaceTime通話などを売りとして考えている様子で、トップマネジャーの中には、いずれは、このカテゴリーが最終的にiPhoneに取って代わり、同社の代表的な製品になると考えている、とのこと。

僕もとても楽しみな製品ですが、現在の情報だと、1回の充電で約2時間の動作時間であり、屋外ではうまく機能せず、発売されるコンテンツも限られ、一部の人が不快に思うようなデザインとなっていて、以前の情報と同じく約3,000ドルという価格であり、キラーコンテンツが特定できておらず、コンシューマーユーザーが購入するには警戒感が強い分野であることも指摘されています。

VRヘッドセットで先行している競合各社の状況を見ると、マイクロソフト社の3,500ドル以上するHoloLensは失敗作という評価で人員削減が行われ、Meta社の1,500ドルのQuest Proも失速している上に、昨年、最も人気のあるモデルでだった400ドルのQuestヘッドセットの半分以上は購入後6カ月経つと使用されていないことが明らかになっています。

もし、Appleが「Reality Pro」でiPhoneやiPadを超える体験を作り出せれば大きな一歩になり、さらにバッテリーの持ちを改善して1000ドル下げることができれば新しいカテゴリーを作り上げることができるだろうと考えられていますがどうなるかは、まだ不透明です。

さてどんな製品になるんでしょうかね。

”一部の人が不快に思うようなデザイン”というのも逆に気になってきた、、。

Reality Proは春から6月あたりに発表。Mac、iPad、Apple Watchなどは地味なアップデートになりそうです。

すでに春以降と修正された情報も出ていた、Apple初の複合現実型ヘッドセット製品ですが、Mark Gurman氏はWWDCに先駆けて発表され、発売は秋としています。


昨年後半に噂されていたように、Appleは2023年1月にヘッドセットを導入し、今年後半に出荷することを目指していましたが、現在は、6月に開催されるWorldwide Developers Conferenceに先駆けて、この春に発表することを目指しているという話です。

すでにこのデバイス(おそらく、Reality Pro)は少数のサードパーティソフトウェア開発者にテスト用に提供され、アプリの開発が行われている様子。OSは社内では「Borealis」と呼ばれているが、公には「xrOS」と命名される予定。

Appleは、この製品を今年の注目の新製品として位置づけていて、ハードウェア/ソフトウェアのエンジニアリング部門からリソースを集めたため、他のプロジェクトに支障をきたしていて、今年発表される他の製品についてはブレークスルーが少なくなるかもしれないと予想しています。

「Reality Pro」以外の他の製品は以下のように予測しています。:

・今年前半の新しい14インチと16インチMacBook Proは、現行のモデルと同じデザインと機能で、M2 Pro/M2 Maxチップを搭載。

・Mac Proのハイエンド構成、48CPUコアと152グラフィックコアモデルはキャンセル。
その代わりにAppleはM2 Ultraを搭載したバージョンをリリースする予定。ただし、デザインは2019年モデルと同じになり、RAMについてはマザーボードの設計上、ユーザーによるアップグレードができなくなる。

・より大きなiMac Proは2023年登場の可能性は低い。24インチiMacのスペックアップは、M3チップ待ちで、早くても2023年末か2024年まで実現しない可能性が高い

・15インチのMacBook Airはまだ計画があり、12インチはもうない。

・iPadの大きなサイズは開発しているようだが、今年は期待しないほうが良い。iPad Proのアップデートは、2024年の前半まで来ない。ただ、この新しいiPad Proは新しいデザイン、OLED搭載になる予定。

・iPad mini、iPad Air、そしてエントリーレベルのiPadのアップデートはスペックアップ以外はなさそう。

・Apple Watchは、ちょっとした性能アップを除けば、今年も大きな変更はない。

・AirPodsも特筆すべきアップデートはない。

・より大きなサイズのHomePodは2023年発売予定で進行。ただ、特に大きなアップデートはない。2018年モデルに近いデザインで、価格が下がり、上部のタッチコントロールパネルが更新され、最新のApple Watchに搭載されているS8チップが搭載。

iPhone 15についてはダイナミックアイランドが全機種に搭載され、USB-Cポートになり、チタニウムはステンレスになる、ということで、特にこれまで伝えられている情報以外で新しい情報はありません。

兎にも角にも、「Reality Pro」にフォーカスするということですね、、、。




Sony Micro-OLEDディスプレイ搭載のメガネ型スマートグラス「TCL NXTWEAR S」日本代理店版が予約開始。1月末に発売。

シー・エフ・デー販売株式会社が、TCLブランドのメガネ型スマートグラス「NXTWEAR S」日本代理店版の予約受付を開始。2023年1月31日発売、59,800円です。

「NXTWEAR S」は、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)など、現実と仮想の世界を融合して疑似空間を創り出す画像処理技術「XR」対応のスマートグラス。


視野角45度、2Dで1920×1080、3Dで3840×1080のマイクロOLEDディスプレイを搭載。リフレッシュレート60Hz。

4メートルの距離で130インチ相当のスクリーン体験が可能。


スマートデバイスやパソコン、ゲームマシンに簡単に接続できるよう、右テンプル背面に磁気コネクタを搭載していて、電源供給もここから行います。


普段メガネを使っているユーザー向けに、内部に磁力で取り付けられるメガネフレームがあり、レンズを取り付けることも可能。


接続は、iPhoneおよびDisplayPort出力非対応AndroidなどではMira Screen Portable Adapterを使用。Nintendo Switchと接続する場合はHDMI-Type-Cアダプターが必要です。

NXTWEAR S


82グラムという軽量サイズ。

ちょっとかさばる眼鏡形状ですが、ゴーグル型のVRよりは普通に見えるので、今まで見たものでは一番欲しくなりました。

果たして、Appleはこの辺と競合する製品を作れるんでしょうかね。

周回遅れのタイミングで出すなら、他とは違う機能が必要になるけどなあ。以下略。

AppleのMRヘッドセット、EVカーは現実的な路線に変更。EVカーは2026年に。

MRヘッドセットは朗報かも。EVカーはどうかなあ。

Appleが再び延期したとサプライヤー情報が出ていたmixed reality headset製品、そして、長らく噂が先行していたEVカーですが、今度は現実的な仕様での開発路線になったという話が出ています。


Mark Gurman氏によると、

まずは、近日発売予定の複合現実型ヘッドセットから見ていきましょう。高解像度ディスプレイ、複数の外部カメラ、「xrOS」と呼ばれる新しいバージョンのiOSなど、このデバイスが先進的であることは間違いないだろう。その洗練されたデザインと強力なプロセッサは、Meta Platforms Inc.やSony Group Corp.の製品よりも優れているはずです。

しかし、業界の聖杯である真のAR(拡張現実)を実現することはできません。夢は、現実世界の体験にデータやビジュアルを加えることができ、しかも不便であったり、過度に気を取られたりすることのない、軽量のメガネを手に入れることである。今のところ、その技術はまだ存在していません。

このため、Appleは拡張現実と仮想現実の両方を融合させた複合現実を提供するヘッドセットを発売する予定。中心となるのはVRシステムですが、カメラを使って擬似的な拡張現実体験を作り出すというもの。

現在利用できる現実的な技術ということで考えれば、来年登場する製品のフォームファクターはヘッドセットであって、メガネというのはまず無さそうです。

外装はAppleらしいクオリティと質感になるわけで、結構魅力的かもしれません。個人的には傷がつきやすいアルミニウム外装はやめて欲しいけど、Appleは好んで使いそうな気がします。

夢のようなARメガネの開発を延期して、現実的な技術でヘッドセット製品を出すという方向に変わったのは、AppleにとってもARMR市場にとっても良い選択のように見えます。

次にEVカーについて。


同じようなシナリオが、Appleの車でも展開されています。2010年代初頭にAppleが自動車の製造に着手したとき、自律性は主要な優先事項ではありませんでした。同社は、デザイン、バッテリー技術、ハードウェアとソフトウェアの統合、高級素材などで、デトロイトやテスラ社にどう対抗するかに重点を置いていた。

しかし、開発が始まって数年後、Appleの幹部は、自動車を発売する価値を高めるには明確な差別化要因が必要だと判断しました。それが「自律性」です。Appleはすぐに、ペダルもハンドルもない完全な自動運転機能を搭載した車を発売することに執着するようになりました。

「自律性」というのは、自動運転技術のことで、目標を設定したら自動的にその場所までたどり着くことができる機能。

Appleは、この自動運転技術を実現するために、かなりの人数の責任者の交代、レイオフ、プロジェクトのリセットを行ってきました(詳細はApple Car関連からどうぞ)が、ここにきて完全な自律走行車を発売する計画を棚上げにし、その代わりにハンドルとペダルが付いたEVカーを開発することにしたという話です。

自動運転に関しては、一般道ではなく、高速道での走行に特化したもの。

ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)といったレーダー追尾して加速減速を適時行うタイプの自動運転技術は、すでに日本のメーカーも欧州のメーカーも含めて出ていることから、これも現実路線ということになります。

iPhoneやApple Watchを含む他のApple製品とのシームレスな連携機能が搭載されるでしょうし、このEVカーの売りは、その連携性とデザインということになりそうです。当然ながら、Apple Watchと連携するスマートキー、iPhoneを接続してマップでのナビゲーション、「探す」などの機能は普通に便利なことは想像できますし、これ以上の何かを期待したいとも思います。

そして、AppleはこのEVカーを2026年に10万ドルで販売したいと考えているようです。

10万ドルということになると、本日現在の為替相場で1360万円。プラス消費税という感じでしょうか。

まさか車の外装をアルミで作ったり、フロントガラスがゴリラガラスであったりはしないですよね、、、?けど、Apple Care+ for Carはあるかもしれません。2年以内に80%を下回るバッテリー交換が無料になって100万円くらいとか。オプションでAppleコーティングというのもできるか。書いていたら、なんだか、あまりいい予感がしないのはなぜ。




Meta、「Portal」と2つのスマートウォッチを中止し、ARにフォーカスするも「Quest Pro」が決して高評価ではないという話、、

The Vergeなどによると、1万1000人の人員削減を発表したMetaはビデオ通話スマートディスプレイ「Portal」と、残る2つの未発表スマートウォッチ・プロジェクトの開発を取りやめたそうです。

Quest Pro

ロイターも、タウンホールミーティングで発言した Meta の重役を引用し、Metaが Portalとスマートウォッチの両方を停止する予定と報じました。

2023年春に約349ドルでの発売を目指していたスマートウォッチは、ビデオ通話用に2つのカメラを内蔵していると伝えられていました。

現在、Metaはビデオ通話ハードウェア「Portal」を企業向けに販売する計画も取りやめ、情報筋によると、初期段階と中期段階の開発にあった他の2つのスマートウォッチも棚上げされているとのこと。

この件に関して、Meta社はコメントに応じていませんが、ロイターによると、削減された1万1000人の46%が技術部門であり、別の記事では、MetaはAI/広告/ビジネスプラットフォーム/メタバースなどの分野にリソースを集中させる見込み。

今年、MetaはARとVRの開発グループであるReality Labsに100億ドルを投入していて、最新の仮想現実ヘッドセット「Quest Pro(1499ドル,226,800円)」が成功するかどうかが注目されますが、「Quest Pro」に関しては”あまり良くないということだ。計画も目的もなく発売され、VRの長所を生かすことなく欠点を強調し、さらに救いようのないほどひどいソフトウェアで締めくくられているように見えるデバイス(Meta Quest Pro review: get me out of here – The Verge)”という評価もあって、市場を独占する勢いがあるようには見えません。

ARVRに関しては、来年2023年にAppleも最初の製品を発表すると多くの人が予測していますが、「Quest Pro」同様に日本円で20万円越えは確実のようで、将来的にはiPhoneをリプレイスすることも視野に入れているという予想も出ていましたが、一般的なユーザーが購入できるようになるのは、まだまだ先になりそうです。

今のスマートフォンという形態に至るまでにも、1993年のNewton MessagePad、1997年のPalmPilot、2007年のiPhone発売まで14年ほどかかっていて、その間、買収統合があったので、ARVR分野も今後何年かは同じような動きが出てくるのではと思います。

複数の国で「Reality One」「Reality Pro」「Reality Processor」の商標登録申請が行われてるけど、日本ではこんな感じでした。

Bloombergによると、Appleが開発中のAR/VRヘッドセット名称と思われるトレードマークの登録申請がUS、EU、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、サウディアラビア、コスタリカ、ウルグアイで行われたようです。

登録されたのは、”Reality One”、”Reality Pro”、”Reality Processor”の3つ。


なお、OSについては、今年初めにはrealityOSの名称で商標登録が行われています。

今回の申請は、すべて、2月に設立されたImmersive Health Solutions LLCによる登録で、通常、発覚を避けたいと考える企業の届出に使用されるシェルカンパニーです。RealityOSの商標登録も同じ会社が使われていました。

一応、日本国内での状況を調べてみましたが、”Reality One”の商標は、iPhone ARアクセサリーを開発している「HoloKit」が登録していました。


HoloKit Incは、2017年にオープンソースのARヘッドセットHoloKit 1を発売したAmber Garageからスピンオフした企業。

コンシューマー向けで、手頃な価格のメタバース対応ARヘッドセットHoloKit Xを発表しています。

“Reality Pro”の商標はパナソニックi―PROセンシングソリューションズ株式会社、The Alliance for Climate Protectionが登録しています。

“Reality Processor”は0件。

realityOSの商標はRealityo Systems LLCが昨年末に申請していて、現在審査待ち。


Appleが新しいハードウェアのカテゴリーを追求したのは、Apple Watch以来、7年ぶり。

Tim Cook CEOもかなり気合を入れているようなので、来年の発表が楽しみです。




今年のAppleプロダクト:初のARVRヘッドセットだけでなく、史上最大のデザイン変更になるMacBook Air、最恐性能のMac Proなど

BloombergのApple隊長、Mark Gurman氏による、今年登場するApple製品予想。


今年、AppleはIntelプロセッサからApple Siliconへの切り替えを、早ければ6月のWWDC2022のタイミングで完了する見込み。

昨年発売されたMacBook Pro 2021に搭載されているM1 ProとM1 Maxのチップをベースに、新しいプロフェッショナル向けMac製品が目白押しです。

・最大40個のCPUコアと128個のグラフィックスコアを搭載した小型のMac Pro
・新しいMac mini
・27インチ大画面のiMac Pro
また、プロフェッショナル向け新製品だけでなく、マイナーアップデートも含んだ新製品では
・ラインナップ史上最大のデザイン変更になるMacBook Air
・エントリーレベルのMacBook Proのアップデート
・ワイヤレス充電を備えた新しいiPad Pro
が期待されています。

プロセッサについては、iPad ProはすでにM1搭載になっていて、すでに非常に強力であるため、新しいプロセッサ(例えば、M2など)の搭載は確定的ではありません。

また、MacやiPadと接続する次期外付けモニターについては、Pro Display XDRの半額程度になる予定で期待しているようですが、ここでは「来年」という表現でした。

スマートフォンとApple Watchのカテゴリーでは、

・上半期に5GバージョンのiPhone SE
・秋には穴あきサイズのノッチを備えたiPhone 14シリーズ
・新しいSE、シリーズ8、エクストリームスポーツ対応の頑丈なバージョンという3種類の新しいApple Watchラインナップ

が期待されています。

また、今年2022年の最大のプロダクトになるかもしれないのは、もちろん、Apple初のARバーチャルリアリティヘッドセット

コードネーム「N301」とそれに付随する「rOS」、コードネーム「Oak」を発表する予定

しかし、この製品のタイムラインは以前にもずれたことがあり、当初は2020年でした。

そして2021年のWWDCでも発表は行われず、現在は2022年のWWDCをデビューの目標にしているとのことです。

前にも書いたように、6月のWWDCでは発表だけが行われて、ソフトウェアデベロッパーに環境と時間を提供し、ハードウェアそのものは年末発売になる見込み。

価格は3000ドル程度という予想が大半ですので、欲しい方はそれなりに準備しとくといいかもです。




AppleのAR/VRヘッドセットは複雑なデザイン、エコシステム構築のため、2022年Q4に延期

AppleのAR/VRヘッドセットは、その複雑なデザインのために生産の遅れが予想されるとの話が出ています。

via:New Concept Envisions “Apple Glass” Augmented Reality Glasses | iPhone in Canada Blog

TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏の最新投資家向けノートによると、新しいヘッドマウントディスプレイに対するAppleのインダストリアルデザイン要件は、”競合他社の製品よりもはるかに高い “とのこと。

さらにAppleは発売時にハードウェア、ソフトウェア、サービスの強固なエコシステムを構築したいと考えているようです。

Appleのサプライチェーンの情報源による話を総合すると、Appleの新しいヘッドセットの量産は、これまで2022年の第2四半期に予定されていましたが、2022年の第4四半期に開始されると考えていて、コンポーネントサプライヤーの候補のひとつである台湾のYoung Optics社が、この遅延によって大きな影響を受けるだろうと述べています。

Appleは複合現実感ヘッドセットをゲーム機としてだけではなく、他のアプリケーションカテゴリーにも対応できるものとして位置づけたいと考えているとされていて、Kuo氏によると、アップルのソリューションは “これまでで最高のインダストリアルデザイン “になるという期待があるとのことです。

これまでの報道によると、アップルの新しい拡張現実・仮想現実ヘッドセットは、4,000DPIのディスプレイと高度なLiDARスキャナーを内蔵し、価格は3,000ドル程度になる可能性があります。




ティム・クックCEO:プライバシーは21世紀の最重要課題。ARは多くの分野で可能性があり、Appleの未来に重要な要素である

The New York Timesが、ジャーナリストのカーラ・スウィッシャーのポッドキャスト「Sway」でティム・クックCEOのインタビュー「Opinion | Apple’s C.E.O. Is Making Very Different Choices than Mark Zuckerberg – The New York Times」を公開。


ティム・クックCEOは、プライバシーは「21世紀の最重要課題のひとつ」と考えていること、電気自動車分野でリードするTeslaを称賛していて、10年後のAppleには「おそらく」いないと考えていること、また、Appleの将来におけるARと重要性について語っています。

ARに関しては、今まさに(ARについてインタビューアーと)会話していることからもわかるとおり、大きな可能性があり、例えば、会話をしているときに図表などが表示されるようになれば、もっと有益なものになることから、健康、教育、ゲーム、リテイルなど様々な分野の活用法が考えられるとしています。

WWDC 2021の招待状に書かれていた「glow and behold」という言葉について、何か意味があるのかという質問については詳しく回答せず、従来通りの将来の製品については話さないという姿勢を崩していません。

ただ、「私は(AR)の将来性はさらに大きくなると考えています。だから、アップルの未来にとって決定的に重要な要素なのです。」と述べています。

TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏は「Kuo氏:Appleが力を入れているVR製品、まずは2022年にミックスド・リアリティ・ヘッドセットから」「Kuo氏:AppleのMRヘッドセットには高度はアイトラッキング機能が搭載されると予想」といった予想をしていて、ヘルメットタイプのMixed Reality Headset、メガネタイプのAugmented Reality(AR) Headsetという順番で発売されると予測しています。

via:New Concept Envisions “Apple Glass” Augmented Reality Glasses | iPhone in Canada Blog




Kuo氏:Appleが力を入れているVR製品、まずは2022年にミックスド・リアリティ・ヘッドセットから

MacRumorsなどが、TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏のリサーチノートで触れられているAppleのARヘッドセットについて伝えています。

via:New Concept Envisions “Apple Glass” Augmented Reality Glasses | iPhone in Canada Blog

長い間、様々な噂情報が出ているARヘッドセットですが、Kuo氏が語るAppleのMR/AR製品ロードマップによると、来年2022年中盤にはヘルメットタイプのMixed Reality Headsetが発売され、2025年にはメガネタイプのAugmented Reality(AR) Headsetが発売されると予想しています。

また、この2モデルの後、2030年から2040年までにコンタクトレンズタイプが発売されると予想。

現在のAppleのミックスド・リアリティ・ヘッドセットのプロトタイプは200~300グラムの重さで、Appleが技術的な問題を解決できれば最終的な重さは100~200グラムに抑えられそうで、すでに発売されている他のメーカーのVRデバイスよりも大幅に軽量化されるだろうと述べています。

複雑なデザインのため、Kuo氏はこのヘッドセットの価格は、米国では “ハイエンドiPhone “の価格に並ぶ1,000ドル前後になると予想。

ヘッドセットにはソニーのMicro-OLEDディスプレイと複数の光学モジュールが搭載されていて、シースルーAR体験とVR体験を提供できるとしています。

また、ヘッドセットは独立したコンピューティングパワーとストレージを備えたポータブルなものになりそうですが、iPhoneのような真の意味でのモバイルではないと述べています。

技術が向上すれば、新しいヘルメット製品は機動性も高めて、既存のVR製品よりも格段に優れた没入感のある体験を提供できる可能性を秘めていると考えています。

Appleは、このVR体験をApple TV+やApple Arcadeなどと組み合わせて融合させるとみられています。

Appleの拡張現実メガネについては、Kuo氏は早ければ2025年の発売を予想しており、”まだプロトタイプはない “と考えています。

前述のコンタクトレンズタイプのモデルについては、Ming-Chi Kuo氏による将来的な予測の域を出ない話のようで、「見えるコンピューティング」の時代から「見えないコンピューティング」の時代へと導くものとして考えているようです。