CIRPによる2025年3月期の米国でのiPhoneセールス動向:iPhone 16全モデルが74%。16eは7%
2025年3月期の米国でのiPhone販売データ。
16eが出てから、販売動向には変化が出ていて、16 Proの販売が減少。
New iPhone Model US Sales Data – Welcome iPhone 16e
・これは前年同期のiPhone SEの販売数を上回っている
・iPhone 16の5モデルの総計は米国のiPhone販売数の74%
新しい16シリーズ全体で74%
前年同期の15シリーズの販売台数は68%だったので、この伸びは16eによるものが大きい様子です。
ただ、このレポートの中では16eを除く4モデルの販売数の比率に変化がみられていることも書かれています。
iPhone 16 ProとPro Maxは、当四半期のiPhone販売台数の38%。これは、前年同期のiPhone 15 ProとPro Maxの45%から減少しています。iPhone 16 Plusは、昨年のiPhone 15 Plusと同等のシェアを維持。
ベーシックモデルのiPhone 16は、米国における新規iPhone販売台数の20%を占め、前年同期のiPhone 15のわずか14%から大幅に増加しました。
16 Pro / Pro Maxの比率が7ポイント下がっているのですが、詳細を見ていくと、iPhone 15 Proは昨年の第1四半期の売上の22%ですが、iPhone 16 Proの今年の売上はわずか17%に減少。
スタンダードモデルとProモデルで、明確な機能差を設定するという開発戦略は去年までは有効でしたが、今年になって、どうも様相が変わってきたようです。
だからといって、今年の17シリーズの仕様を変更するにはタイミング的に遅いので、今回の販売動向による影響は無いと思いますが、今年の17 Airが想定よりも売れた場合には、18シリーズ以降のProモデル仕様も変わってくるかもしれません。