AIアシスタントの中でChatGPT、Gemini、Claudeに次ぐ存在として注目されるPerplexity(パープレキシティ)が、ヘルスケア領域に本格参入。
Apple Healthと連携し、医療記録・ウェアラブルデータ・血液検査結果などを統合して健康に関する質問に答えるサービス「Perplexity Health」を3月19日に発表しています。

Perplexityはここが強い。
- Perplexityは「答えを出すAI検索エンジン」として2022年創業。月間アクティブユーザー約3,300万人、AI検索市場でChatGPT・Gemini・Copilotに次ぐ規模
- Apple Health(iPhone・iPad)と連携し、活動量・睡眠・心拍などのデータをAIが参照して健康質問に回答
- 電子カルテ(170万以上の医療機関対応)、Fitbit・Withings・Ultrahuman等のウェアラブルとも連携
- 個人のデータをもとにマラソン練習計画・受診前サマリー・栄養プランなどを生成可能
- 回答は臨床ガイドラインや査読済み論文を引用。出典リンクつき
- 診断ツールではなく「医療従事者との会話を準備するための情報提供」と位置づけ
- 現時点では米国のProおよびMaxユーザー限定。日本を含むその他地域への展開は今後
Perplexityとはどんなサービスか
ChatGPTやGeminiと同じAIチャット系サービスですが、Perplexityの特徴は「検索エンジンに近い使い方ができること」。
質問に対してウェブ上の信頼できるソースを参照しながら回答し、すべての情報源をリンクつきで明示します。
「答えが合ってるかどうかを自分で確認できる」設計が、特にリサーチや情報収集で使うユーザーに支持されています。
Perplexity ポジション(2026年3月時点)
- 創業:2022年
- 月間アクティブユーザー:約3,300万人
- AIチャットボット市場シェア:約6〜8%(ChatGPT 約83%、Copilot 約7%に次ぐ)/First Page Sage(2026年3月)
- バリュエーション:約200億ドル
- 対応言語:46言語・238カ国
- 特徴:回答に出典リンクを必ず明示するAI検索エンジン型サービス
AIヘルスケア競争が加速している
今回の参入は単独の動きではありません。
OpenAIは2026年1月にChatGPT HealthでApple Health連携を先行実装。
MicrosoftもCopilot Healthを3月12日に投入。
1週間後にPerplexityが続いています。
ClaudeもAnthropicとしてヘルスケア向けAI製品を今年発表しており、主要AIプラットフォームが一斉に医療・健康データとの連携を競っている状況です。
Perplexity Healthは、電子カルテ・ウェアラブルデータ・血液検査結果を一か所に集約し、パーソナライズされた回答を生成します。質問への回答は査読済みの医学論文や臨床ガイドラインを参照し、出典リンクつきで提示。また、医師による Health Advisory Boardを設置していて、臨床的な安全性の確認体制を整えているとしています。
プライバシーについて
健康データは転送中・保存中ともに暗号化され、ユーザーはいつでもデータソースの接続解除や情報削除が可能とされています。
AIモデルのトレーニングへの使用や第三者への販売は行わないとPerplexityは明示しています。
ただし、医療データをAIに渡すことへの懸念はChatGPT Healthの先行事例でも指摘されており、利用にあたっては各自で判断が必要です。
💬 軽めインプレ所感
Perplexityは日本ではまだマイナーな存在だけど、「ソースを明示するAI検索」という方向性はかなり実用的っぽい。
今回のHealth連携は、そのPerplexityの強みである「引用と出典の透明性」がヘルスケア分野で特に活きる領域ということになります。
とはいえ、現時点では米国限定。
日本の医療記録はセンシティブなのでデータ連携がどうなるかも不透明。日本では実際に使えるようになるまでにはまだ時間がかかりそうです。
まずはApple Healthのデータ連携あたりから日本展開を期待したいところです。