幻の「AirPower」。22個のコイル内蔵のプロトタイプが出てきました

2017年のiPhone X発表イベントの場で、華々しくお披露目されたものの、結局いまだに実現できていない「AirPower」。

そのプロトタイプが動画でアップされています。

「AirPower」は、複数のデバイスをワイヤレス充電できるという超絶便利なワイヤレス充電パッドとして、2017年に「Next Year」に発売すると発表。

しかし、その後、2019年には製品ページがなくなり、キャンセルされました。


「AirPower」のプロトタイプは、いくつかのバージョンの存在が出ていましたが、今回のプロトタイプは22個もの充電コイルが内蔵されているもの。

解析してみると、「AirPower Project」「AirPower Identifier」「Intended Final Design」が出てくるほか、ハードウェア上にもシリアルナンバーが確認可能。


時期的には2017年7月。

なので、Appleが実際に「AirPower」の開発に注力していたことは紛れもない事実であることが確認できるのと同時に、これだけ開発リソースをつぎ込んでも、機能的な問題が解決できなかったことがわかります。


この問題は、主に熱の問題だろうという見方が多いです。

確かに、Apple純正のワイヤレス充電パッド「MagSafe充電器」はiPhoneを充電していると熱が気になることが結構ありますしね。

最大15Wのワイヤレス充電であることが発熱の理由の一つかもしれないし、「AirPower」は充電供給出力を下げれば発熱も抑えられたかもしれないし、あるいは、出力を下げても22個ものコイルを内包したワイヤレス充電器の発熱コントロールはどうにもならなかったのかも。


この辺は開発チームにしかわかりません。

あれから5年たった今では、サードパーティからも複数のデバイスを充電できるワイヤレス充電器が出ているので、ユーザーとしては困ることはないし、「AirPower」の失敗はサードパーティ製品の設計にも生かされているのかもしれません。

Appleには、これに懲りず先進的な機能の提案を今後とも期待したいところです。さあ、今年は何がくるかな。

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