Shokzがオープンイヤー型イヤホンの新フラッグシップ「OpenFit Pro」を2026年4月22日に発売。価格は39,880円(税込)。
ブランド初のノイズ低減機能「フォーカスモード」を搭載しながら、オープンイヤー本来の「耳を塞がない」快適さはキープ。スペック的にはOpenFit 2+から音質面も大幅に引き上げています。
Shokz OpenFit Pro — 何が変わったか

OpenFit Proは、オープンイヤー型でありながらアクティブ方式のノイズ低減(フォーカスモード)を初搭載。
ノイズキャンセリングとは呼ばず「フォーカスモード」とネーミングされていて、カナル型のANCとは異なり「耳は開けたまま、周囲のノイズだけ抑える」というアプローチ。完全に静寂にするわけではなく、騒がしい環境でも音量を無理に上げずに音楽に集中できる、という設計思想です。
音質面では新開発のShokz SuperBoost™ドライバー(11×20mm 超大型デュアルダイアフラム)を採用。前モデルOpenFit 2+比で低音量感+50%、歪み低減87.5%という数値を公表していて、オープンイヤー型の弱点だった低音の物足りなさに正面から向き合ったアップデートです。

Dolby Atmosのヘッドトラッキングにも対応。頭の動きに合わせて音が追従するリアルな立体音響を、耳を塞がずに体験できます。
装着面では超薄型ニッケルチタン合金製イヤーフックとShokz Ultra-Soft Silicone™ 2.0を採用し、装着感をさらに改善。また耳掛け型イヤホンとして初めて自動装着検出機能(光学+静電容量のハイブリッドセンサー)を搭載していて、装着すると自動再生、外すと自動一時停止します。
SPEC
- タイプ:オープンイヤー耳掛け型 完全ワイヤレス
- ドライバー:11×20mm デュアルダイアフラム(Shokz SuperBoost™)
- 再生周波数:50Hz〜40kHz
- 連続再生時間:最大12時間(フォーカスモードON時:最大6時間)
- 充電ケース込み:最大50時間
- 急速充電:10分→4時間再生分
- ワイヤレス充電:対応
- コーデック:SBC / AAC
- Bluetooth:6.1
- 防水:IP55
- マイク:トリプルマイクアレイ(通話ノイズ低減99.4%)
- EQ:プリセット5種+カスタム2種
- その他機能:フォーカスモード / Dolby Atmos(ヘッドトラッキング) / マルチポイント / 低遅延モード / 着脱検知 / 物理ボタン
- カラー:ブラック / ホワイト
- 価格:39,880円(税込)
- 発売日:2026年4月22日

3製品スペック比較
同価格帯のAirPods Pro 3、既存レビュー済みのOpenFit 2+と主要スペックの比較
COMPARE
| Shokz OpenFit Pro | AirPods Pro 3 | Shokz OpenFit 2+ | |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 39,880円 | 39,800円 | 約28,000〜32,000円 |
| 装着タイプ | オープンイヤー (耳掛け) |
カナル型 (耳栓タイプ) |
オープンイヤー (耳掛け) |
| ノイズ対策 | フォーカスモード (部分的ノイズ低減) |
本格ANC (業界最高水準) |
なし (通話時AIのみ) |
| 外音認識 | 常時○ | 外音取り込み機能 | 常時○ |
| 長時間装着 | ◎(疲れにくい) | △(イヤーチップ疲労) | ◎ |
| 連続再生時間 | 12時間 (FMオン:6時間) |
最大10時間 | 合計48時間 |
| コーデック | SBC / AAC | AAC | SBC / AAC |
| Bluetooth | 6.1 | — | 5.4 |
| 防水 | IP55 | IP57 | IP55 |
| 音響 | Dolby Atmos (ヘッドトラッキング) |
空間オーディオ (Dolby Atmos) |
Dolby Audio |
| Apple連携 | △(マルチデバイス接続) | ◎(フル連携) | △(マルチデバイス接続) |
| 心拍センサー | なし | あり | なし |
| ライブ翻訳 | なし | あり(要iOS) | なし |
| 着脱検知 | あり(自動再生/停止) | あり | なし |

こんな人に向いている
OpenFit Proが刺さる人は、一日中イヤホンをつけっぱなしにしたい人です。在宅ワーク中も、ランニング中も、ゆっくり聴きたい夜も、とにかく「耳への圧迫感なし」が前提にある人。そのうえで「周りがうるさいカフェや電車でもある程度音楽に集中したい」というニーズを、フォーカスモードが補完します。
iPhoneユーザーでも、AndroidやPC・タブレットとのマルチデバイス運用を重視する人はOpenFit Proの方が自由度が高い。逆に、Apple Intelligenceとの連携・心拍センサー・ライブ翻訳などAppleエコシステムをフル活用したい人にはAirPods Pro 3がベストです。
すでにOpenFit 2+のレビューでも書いたように、Shokzのオープンイヤーは「長時間つけていることを忘れる」快適さが最大の強み。
Apple的なシームレス連携はないですが、マルチデバイス対応を生かして、先に登録しておけば、Apple連携に「近い」使用感で使うことができました。
OpenFit Proはそこに音質と外音コントロールを加えた、いわば「OpenFit 2+の正当進化版」と見ていいでしょう。
OpenFit 2+で「低音がもっと欲しい」「外でも使いたいけど音が薄い」と感じていたなら、OpenFit Proへのアップグレードは理にかなっています。一方、OpenFit 2+に不満がなく在宅中心なら、無理にアップグレードしなくてもいいかも。
💬 軽めインプレ所感
オープンイヤーで「ノイズ低減」はかなりチャレンジングな機能追加で、フォーカスモードがどこまで実用的かは使ってみないと正直わからない部分も残ります。が、基本的には選択肢が増えるのはいいことです。
OpenFit Proの低音+50%・着脱検知・Dolby Atmosヘッドトラッキングという方向性は、実用面で刺さる機能。OpenFit 2+ユーザーがステップアップする先として説得力がある一台です。
AirPods Pro 3と迷うなら、「耳に何かが入っている感覚が苦手かどうか」「Apple連携がどのくらい必要か」を軸にするのが一番わかりやすいと思います。僕もAppleデバイスに囲まれていますが、「マルチデバイス対応」を数日使っていて、物足りない感は意外に感じなかった、ことも書いておきます。









