TrendForceが4月14日、iPhone Fold(一部では「iPhone Ultra」との名称も伝えられています)のサプライチェーンに関する新情報をレポート。
ijiwei・The Bell・Nikkei・Bloombergを情報源とするもので、これまで未報告だったメモリ・光学系・ヒンジ・組み立て・中国サプライヤーの役割が具体的に伝えられています。
パネルについては既報の通りSamsung Display 3年独占が確認されているが、今回はそれ以外の部分が大きく補完されました。

TrendForce新報道:今回初めて伝えられた情報
今回のTrendForce報道(ijiwei・The Bell情報)で新たに明らかになったのは以下の通り。
メモリはSamsungの12GB LPDDR5Xチップが主要構成として大量発注済み。調達価格は前年比約2倍に上るとされており、折りたたみ構造の複雑さがコスト全体を押し上げている状況が見えます。
カメラレンズは台湾のLarganが供給予定。ヒンジ主要部品は同じく台湾のShin Zu Shing(SZS)が担当する見込み。SZSはSamsungの折りたたみシリーズでも実績のある企業です。
最終組み立てはFoxconnが独占受注する見通しで、NPI(新製品導入)とEVT(エンジニアリング検証テスト)向け専用ラインを既に設置済み。量産は2026年Q4を計画しているとのこと。
中国サプライヤーでは、LY iTECHがチタン合金・カーボンファイバー製サポート部品とヒンジモジュールを供給済みとされ、2025年度年次報告書でも関連する量産・出荷を開示しています。Lens TechnologyはUTGガラス・PETフィルム・3Dガラスカバープレートを今年の大手クライアントの折りたたみプロジェクトに供給中とされていて、そのクライアントはAppleだとするサプライヤー筋の情報があるという話です。
現在の噂・予想情報まとめ
palmfanでこれまで伝えた情報と今回の新情報をあわせた一覧。
既報情報と新情報の一覧(2026年4月14日時点)
| 項目 | 内容 | 区分 |
|---|---|---|
| OLEDパネル供給 | Samsung Display・3年間独占 | 既報 |
| パネル技術 | CoE(Color filter on Encapsulation) | 既報 |
| OLEDマテリアル | M14(iPhone 17 Pro Maxと同一) | 既報 |
| 初年度出荷予定 | 約300万台 | 既報 |
| 発売時期 | 9月発売(Bloomberg)/遅延リスクあり(Nikkei) | 既報 |
| メモリ | Samsung 12GB LPDDR5X・調達価格前年比約2倍 | 新情報 |
| カメラレンズ | Largan(台湾) | 新情報 |
| ヒンジ主要部品 | Shin Zu Shing・SZS(台湾) | 新情報 |
| 最終組み立て | Foxconn独占・量産は2026年Q4計画 | 新情報 |
| 素材・支持部品 | LY iTECH(チタン合金・カーボンファイバー) | 新情報 |
| UTGガラス・カバーガラス | Lens Technology | 新情報 |
| その他中国サプライヤー | FII・Luxshare・BYD・Avary Holding・Goertek | 新情報 |
なお、既報のパネル情報の詳細はこちら:折りたたみiPhoneのパネルはSamsungが独占供給。3年契約で300万台からスタート。
💬 軽めインプレ所感
12GBメモリで仕様決定っぽいですね。調達価格が前年比2倍というのは、これまた本体価格への影響は不可避のように思えます。以前から2000〜2500ドル説が出ているけど、パーツコスト全般の上昇を考えると、さらに上がる可能性もあり、、、。
LY iTECHやLens Technologyといった中国サプライヤーが具体的な部品名・素材名付きで出てくる段階になったということは、サプライチェーンの投資や準備が相当進んでいるということになるし、Nikkeiが指摘していた技術的ボトルネックが4〜5月の山場を越えれば、2026年秋の登場はかなり現実味を帯びてきます。
まあ、ここまで情報が揃ってるということになれば、よほどのことがない限り、キャンセルはなさそう。予定通り、iPhone Foldは秋に発売されそうですね。あ、もしかしたら、iPhone Ultraか。何でもかんでも「Ultra」ネーミングというのは、あまり好きではないけど。これは僕の感想です。






