AppleのARVRヘッドセットは交換可能なレンズを備え、WWDC2022で発表。年末か2023年始に発売
BloombergのApple隊長、Mark Gurman氏がApple動向を伝えるPower On。
Appleの次のビッグサプライズになりそうなARVRヘッドセットは、来年2022年のWorldwide Developers Conferenceで発表され、年末に製品が発売されるという話が出ています。

「Apple Glasses AR Smart iGlass Concept – YouTube」より。こちらは普通のメガネタイプのコンセプト
Appleは今までに無い重要なセグメントをカバーするイノベーティブな製品を発売する時に、発表から発売まで時間をかけてきました。
例えば、初代iPhoneは2007年1月9日に発表され、2007年6月29日に発売。
初代iPadは2010年1月27日に発表され、2010年4月3日に発売。
初代Apple Watchは2014年9月9日発表され、2015年4月24日発売。
いずれもUSでの発売日で、最短でもiPadの66日、iPhoneは171日、Apple Watchは227日かかっています。
その理由としては、もちろん、ハードウェアの開発やバグフィックスもありますが、新しいセグメントのデバイス向けに最適化されたアプリケーションを開発する時間をデベロッパーに与えていることにあります。

「Apple Glasses AR Smart iGlass Concept – YouTube」より。こちらは普通のメガネタイプのコンセプトです。
また、Appleの最初のヘッドセットは、複雑で高価な設計で、交換可能なレンズを備えています。
そのため、Appleは各国の関係機関と協力して処方箋付きのレンズを開発したり、多くのメーカーと協力してこれまでに出荷したことのない複雑な技術を開発したりする必要があるとしています。
このため、Appleは2022年のWorldwide Developers Conferenceでヘッドセットを発表し、そのイベントでARとVRのアプリケーション開発にフォーカスし、そして、来年末から2023年にかけて製品を出荷するという見方をしています。
なお、先週、Gurman氏は自動運転のカープロジェクトが2025年に発売と伝えていましたが、自動車はヘッドセット以上に複雑なものであるため、Appleは2025年の発売を目標としているが、実際に街中で車を走らせるにはさらに時間がかかる可能性があるとしています。