NASAのArtemis IIミッション。4月10日、無事に帰還。
10日間の月周回飛行——そのなかで撮影された写真の一部が、iPhone 17 Pro Maxによるものだったんですね。Tim Cook CEOも自身のXアカウントでクルーへの祝福と「think different」の言葉を添えた投稿を行なっています。

Artemis II x iPhoneセルフィーのまとめ
- Artemis IIクルーはiPhone 17 Pro Maxを携行。ミッション2日目に地球を背景にしたセルフィーを撮影
- 撮影に使われたのはフロントカメラ。リアカメラでの撮影写真はNASAから未公開
- 機内のiPhoneはWi-Fi・Bluetooth・セルラーをファームウェアで無効化した特別仕様
- メイン撮影機材はNikon D5・Nikon Z 9・GoPro Hero 4 Blackとの併用
- ミッション帰還後、Tim CookとGreg Joswiakが揃ってSNSで祝福・iPhone活用に言及
宇宙で撮ったセルフィー
公開された写真は、Commander Reid WisemanとMission Specialist Christina KochがOrion宇宙船の窓越しに地球を見つめるもの。
Flickrのメタデータによると、4月2日——ミッション2日目——にiPhone 17 Pro Maxのフロントカメラで撮影されています。
宇宙規模のセルフィー、という表現がいちばん近い。地球の青と、キャビン内の柔らかいアンビエント光のコントラストが印象的な1枚です。

iPhoneが宇宙へ行くために変えたこと
今回搭載されたiPhone 17 Pro Maxは、市販の通常盤ではなく、特別仕様。
Wi-Fi・Bluetooth・セルラーの各無線回路が、カスタムファームウェアによって永続的に無効化されています。Orionの航空電子機器への電波干渉を防ぐための措置で、設定メニューからオンに戻す手段は存在しません。
ちなみにメイン撮影機材はNikon D5・Nikon Z 9、そして2014年発売のGoPro Hero 4 Black。iPhoneはあくまでクルーの個人用カメラとして持ち込まれたものであり、NASAの公式撮影機材は「実績ある枯れた技術」が中心だ——という対比も、今回の話題のひとつです。
ARTEMIS II
- 打ち上げ:2026年4月1日(米東部時間18:35)
- 帰還:2026年4月10日、太平洋・サンディエゴ沖にスプラッシュダウン
- クルー:Reid Wiseman(司令官)、Victor Glover(パイロット)、Christina Koch、Jeremy Hansen(ミッションスペシャリスト)
- 搭載iPhone:iPhone 17 Pro Max(4台)、Wi-Fi・BT・セルラー無効化の特別仕様
- その他撮影機材:Nikon D5、Nikon Z 9、GoPro Hero 4 Black

Shot on iPhone、その到達点
ミッション帰還を受け、Tim CookはXに投稿。「宇宙と地球の驚異を美しく捉え、iPhoneフォトグラフィーを新たな高みへ連れて行ってくれた」「think differentし続けるインスピレーションを与えてくれた」と締めています。マーケティング責任者のGreg Joswiakも同様に言及しているので、Appleがプロモーションとして関わっていたと推測されています。
Congratulations to Artemis II on a successful mission! You captured the wonders of space and our planet beautifully, taking iPhone photography to new heights, and we’re grateful you shared it with the world. Your work continues to inspire us all to think different. Welcome home!
— Tim Cook (@tim_cook) April 11, 2026
Shot on iPhoneキャンペーンは長年にわたってユーザー作品を世界に広めていましたが、「月軌道からの地球」はさすがに前例がないので、広告コピーとしての「新たな高みへ」は、今回に限っては文字通りの意味になります。

💬 軽めインプレ所感
プロの撮影機材が並ぶなかで、クルーが自分たちのiPhoneをさっと取り出してセルフィーを撮った——ということが、iPhoneの便利さとカメラ機能の高さを表してますね。こういうプロモーションは、いい方向じゃないでしょうか。
有人宇宙船計画では資金に余裕は必要だし、Appleは世界的にも有数の時価総額だし。
それにしても、GoPro Hero 4 Blackがピックアップされていることも象徴的。GoProは間違いなく、アクションカメラ分野では筆頭だし、その機能は4あたりであっても、いまだに”使える機能”であることが証明されたかも。
うちのGoPro Hero 9も、しばらくは使えそう。
iPhoneもいいけど、GoProも持っとくといいかもですよ?と機会があるごとに書いてきたけど、ARTEMIS IIプロジェクトで裏付け取れるとは。