「Apple Silicon M2」カテゴリーアーカイブ

Apple Siliconチップの新たな脆弱性:秘密鍵を抜き取ることが可能

Apple Silicon M1〜M3で新たな脆弱性が発見されました。この問題はパッチすることでは防げませんが、現実的にはリスクは小さいと考える人たちもいます。

大学の研究者が木曜日に発表した論文によると、アタッカーはMacで採用されている暗号化操作が実行された際に、秘密鍵を抜き取ることができるとしています。

img via Apple

ArsTechnicaによると、これを発表したのは大学の研究チームで、以下のメンバーで構成されています。

ボル・チェン(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
インチェン・ワン(テキサス大学オースティン校
プラディムナ・ショーム(ジョージア工科大学
クリストファー・W・フレッチャー(カリフォルニア大学バークレー校
デビッド・コールブレナー(ワシントン大学
リカルド・パッカネッラ(カーネギーメロン大学
ダニエル・ゲンキン(ジョージア工科大学
この脅威は、実行中のコードが近い将来にアクセスする可能性のあるデータのメモリアドレスを予測するハードウェア最適化機能である、チップのデータメモリ依存プリフェッチャに存在する。実際に必要になる前にその内容をCPUキャッシュにロードすることで、この機能はDMPと略され、現代のコンピューティングで一般的なボトルネックとなっているメインメモリとCPU間のレイテンシを短縮する。DMPは、Mシリーズチップとインテルの第13世代Raptor Lakeマイクロアーキテクチャにのみ見られる比較的新しい現象だが、旧式のプリフェッチャーは何年も前から一般的だった。

この脆弱性はDMP(データメモリ依存型プリフェッチャ)のバグに起因するもので、欠陥はApple Siliconチップのアーキテクチャの一部であるため、Appleが現在のデバイスで修正する方法はない、としています。

研究チームはこの脆弱性を特定し、それを悪用するアプリ「GoFetch」を作成しています。

論文の内容はかなり専門的なもので、理解するのは難しいですが、その仕組みを簡単に説明している箇所としては以下のような記述があります。

チップに保存されたデータがメモリアドレスと間違えられ、キャッシュされることがあるというものだ。悪意のあるアプリがこのエラーを繰り返し発生させれば、時間の経過とともに鍵を解読することができる。

Apple SiliconチップにDMPの脆弱性が見つかったのは今回が初めてではなく、2022年に別の研究チームがAuguryと名付けた脆弱性を発見しています。

研究チームによれば、この脆弱性はパッチを当てることができないため、Appleにできる最善の方法は回避策を講じることですが、これはパフォーマンスに影響することになります。

最も効果的な緩和策のひとつに、暗号文の隠蔽(ciphertext blinding)がある。BLINDING は、メモリに格納される前/メモリからロードされた後のセンシティブな値にマスクを追加/削除することで機能する。これにより、暗号アルゴリズムの内部状態が効果的にランダム化され、攻撃者による制御が阻止されるため、GoFetch攻撃は無力化される。残念なことに、この防御策はアルゴリズムに特有であり、またコストがかかることが多いため、Diffie-Hellmanの鍵交換など、場合によっては必要なコンピューティング・リソースが2倍になる可能性さえあると研究者たちは述べている。

もう1つの防御策は、DMPを持たない、Icestormコアとしても知られる前述の効率化コアで暗号処理を実行することだ。一つのアプローチは、すべての暗号コードをこれらのコアで実行することである。この防御も理想的とは言い難い。予告のない変更で効率コアにDMP機能が追加される可能性があるだけでなく、ここで暗号処理を実行すると、処理完了までに要する時間が自明でないほど長くなる可能性が高いからだ。

9to5macでは、現在のmacOSでは署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされているため、現実的なリスクとしては小さいものとしています。

しかし、実際のリスクは低い
この脆弱性を悪用するには、攻撃者はユーザーを騙して悪意のあるアプリをインストールさせる必要があるが、署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされている。

さらに、攻撃を実行するのにかかる時間は、研究者が実施したテストでは54分から10時間と非常に長いため、アプリをかなりの時間実行する必要がある。

そして、この研究チームは、Appleに対して12月に調査結果を提供しているとのこと。

なので、Appleはこの問題を知っているし、現状はインストールの時点で食い止める方法で対処しているともいえます。

とりあえず、Apple Silicon Macユーザーとしては、今後もスパムのリンクなどをクリックしないようにする、知らないアプリをインストールするときには十分注意する、という当たり前のことを心がけるしかないようです。




3月のApple新製品のまとめ:新型iPad Pro、MacBook Airアップデート、新型iPad Airその他

ヤマダウェブコムの決算セール:M2 Max搭載MacBook Pro限定品は速攻で売り切れてましたね、、。

で、気がつけば、もう2週間後には3月。

ここ例年、3月はAppleの新製品が発表されていて、ご存知の通り、今年は新型iPad Pro、MacBook Airアップデート、新型iPad Airが出そうな様子。

一応これまでの話をまとめておくと以下になります。

新型MacBook Air:

・13インチと15インチモデルは両方ともM3チップにアップデート
・大きなデザイン変更はない
・Wi-Fi 6Eに対応する可能性が高い

M3チップになることで、より高速なパフォーマンスと、ゲームでのグラフィック描画を向上させるハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングなどの恩恵が期待できます。

新型iPad Pro;

・有機ELディスプレイ
・M3チップ
・MagSafeワイヤレス充電
・横向きに設置されたフロントカメラ

また、トラックパッドが大型化して、上面がアルミニウム製にリデザインされたMagic Keyboardも登場予定。

新型iPad Air:

・新たに12.9インチのiPad Airが追加
・10.9インチのアップデート
・M2チップ
・再設計された背面カメラのバンプ
・Wi-Fi 6E
・Bluetooth 5.3

また、最近のプレスリリースで、アップルはiOS 17.4が3月にリリースされることも確認されました。

iOS 17.4の主な新機能:

・Apple Podcastsのトランスクリプト
・HomePod用のSharePlay
・新しい絵文字
・仮想カード番号を生成することでより多くのウェブサイトでApple Cashカードを利用できる機能
・今年後半の次世代CarPlayに関するリソースの追加

3月にリリースが予定されているその他のソフトウェアアップデートには、iPadOS 17.4、macOS 14.4、watchOS 10.4、tvOS 17.4、visionOS 1.1が含まれます。

さらに、ここ数年(2021〜2023年)は3月にiPhoneの新色も発表されているので、この辺りも期待できそうです。

BloombergのGurman氏によると、MacBook Air、iPad Pro、iPad Airの新モデルは「3月末頃」に発表するようです。

Apple整備済製品にM2 Pro / M2 MaxのMacBook Proがどどんと追加

おっと、Apple整備済製品にM2 Pro / M2 MaxのMacBook Proが追加されました。

Mac整備済製品 – MacBook Pro – Apple(日本)

14インチMacBook Pro [整備済製品] 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M2 Proチップ」は244,800円。

16インチMacBook Pro [整備済製品] 12コアCPUと19コアGPUを搭載したApple M2 Proチップ」は295,800円。

M2 Pro / M2 MaxのMacBook Proは今年2023年1月発売。

先週M3シリーズが発表されるまでは、当然ながら最新機種でした。

すでにM3のベンチマークが出てきていて、その性能はM2よりも20%スコアが高いのですが、そこまで必要ではないユーザーには、M2 Pro / M2 MaxのMacBook Proも十分選択肢になります。

もっといえば、M1でも十分な人も多いんだろうなあ。

kuo氏:M2はパワー不足なので、AppleはM3 MacBook Proを出すことを好む。と思う。

新型MacBook Proと、ローコストMacBookについてのMing-Chi Kuo氏の予想。

私の知る限り、アップルは2023年にMacBookの出荷台数が大幅に減少するのは、主にM2コンピューティングパワーのアップグレードに限界があるためだとしている。そのため、アップルはM2シリーズのMacBook Proを出荷し続けるよりも、生産台数がまだ少ない段階でもM3シリーズのMacBook Proを発売することを好むのではないかと私は考えている。理論的には、M3はより大幅なコンピューティングパワーの向上を提供するはずだ。

しかし、M3でもMacBookの出荷台数を伸ばせないのであれば、2025年に全く新しいデザインのMacBook Proを投入する可能性が高まるのではないだろうか。さらに、アップルは出荷台数を増やすために、より手頃なMacBookモデルの投入も検討するかもしれない(まだ決定していないが)。

M2はパワー不足?とAppleが考えているのであれば、来週発表されそうなMacBook ProにM3 Pro / M3 Maxが搭載されてもおかしくなさそうです。

iMacはM3にしたとしても、24インチだと今では中途半端すぎて見送る人多いような気がします。

しかし、M2 Pro / M2 MaxのMacBook Proを今年買った人には厳しい話だなあ。

後半のエントリーモデルについては、”もしM3 MacBook Proも不発に終わったら?”の話なので、あくまでもこうなるかもよ、という話。

それよりも、M1搭載のエントリーMacBook Airを無くして、13インチのM2 MacBook Airの価格を下げてエントリーモデルにした方がいいと思いますけどね。

もうそろそろ置き換えてもいいんじゃないかと。

前のデザインのMacBookをいつまでも販売するつもりなんだろうかなあ。

10月のApple製品は新型iPad Airも含まれるかもしれない情報あり

昨日は「M3 MacBookの10月発表はなさそう(by Kuo氏)」という話が出ていましたが、今度はiPad Airのアップデートがあるかも?情報。

MacRumorsが”アップルの計画に関する正確な情報を公開してきた実績のあるアカウント”と評価している情報源によると、「今年はiPad Airシリーズだけがアップデートされるはずで、製品のリフレッシュは10月に行われ、今年はminiとProはない」とのこと。

別のソースとして、BloombergのMark Gurman氏は、スペックを向上させた新しいiPad Airが準備中であり、そのデバイスはどうやら近日中(おそらく10月)に登場する、という話もしています。

現在のiPad Airは2022年3月に発表され、M1チップ、WI-Fi 6、Center Stage対応の12メガピクセルのフロントカメラ、より高速なUSB-Cポート、5Gサポートのセルラーモデル、新しいカラーオプションが追加されました。

次のiPad Airの使用がどうなるのかは不明ですが、もしかしたら、M2チップ、iPad ProのようなThunderboltポート、Apple Pencilホバー機能などが追加されるかもしれません。




15インチ MacBook Airティアダウン:バッテリーのセルフ交換は相当難しいので諦める&熱はこの辺が熱くなります。

iFixitさんによる、15インチ MacBook Airのティアダウン。

お馴染みのエックスレイと、ざっくりティアダウンの様子。

・13インチとほぼ同じ構造
・12インチよりも0.2mm厚い
・大きいトラックパッド
・65Wアダプターで急速充電可能
・バッテリー交換を行うのは面倒な構造
・6スピーカー周りも同様

バッテリー交換は各種トラップ付き。

いくつものネジを外し、パネルを取り、トラックパッドコネクタまで外さないといけない構造なので、まず自分では難しいと思います。

で、かなりの部品を外し、ついに辿り着いたM2はこんな感じ。

13インチ M2と同じものでした。

CPUの発熱は、この辺りになります。

リペアのしやすさを示すリペアビリティスコアは3。

繰り返しになりますが、自分でバッテリー交換は大変です。

ネジも多いし、手順も複雑、バッテリーを固定している引っ張って剥がすタイプの接着シートみたいなものも含めて準備しておかないといけない。

なので、15インチMBAのバッテリー交換は諦めるしかない、または、AppleCare+に入って、保証期間内どこかのタイミングで無償・有償交換ということになりそうです。

まあ、わかってたけどなあ、、、。

WWDC2023:M2シリーズ搭載のMacBook Air 15インチ、Mac Studio、Mac Proアナウンス。

WWDCでの製品発表のトップはMacでした。
本日発売で、届くのは来週です。


M2チップ、ディスプレイは15.3インチでした。

サウンドは強化されないかなーと思っていたら、なんと、6スピーカー、空間オーディオ対応。

18時間のバッテリーライフ。

40%薄い。

MacBook Airなのでファンレス。

Thunderbolt x 2、MagSafe、3.5mmオーディオアウト。

ベースモデルのSSDスピードがどうなっているのかは気になるところですが、ここ数年の仕様を受け継ぐ可能性の方が高いんだろうな、とも思います。

198,800円から。


M2 ULTRAという選択肢が追加され、最大で6つのディスプレイに映像出力可能。

Mac miniとMac Proのギャップを埋める製品で、相変わらず強力ですね。

298,800円から。

一部で「M3まで待つみたい」とか言われていたMac Proが、M2積んでサクッと発表。

他のMacには無い拡張性がウリですもんね。

大根おろし的なエッジの効いたデザインは、そのまま受け継いでます。

スタートプライスは1,048,800円から。

究極の性能と拡張性が必要な方、お待たせしました!って感じですね。

整備済製品にM2チップ搭載のMac miniがどどっと追加。

Appleの整備済製品に、今年2023年1月発売のM2チップ搭載のMac miniがどどっと追加。

一番安価なモデルは「Mac mini [整備済製品] 8コアCPUと10コアGPUを搭載したApple M2チップ」で71,800円。

構成は8GBユニファイドメモリ、256GB SSDなので、ヘビーな用途も含む作業を行うメインマシンとしては物足りないかもしれませんが、サブであれば十二分に使えるかと思います。

M2 Pro搭載モデル「Mac mini [整備済製品] 10コアCPUと16コアGPUを搭載したApple M2 Proチップ」は156,800円。

M2 Proチップ搭載モデルは、16GBユニファイドメモリ、512GB SSDになるので、動画をバシバシ編集するためのマシンであれば、こちらのほうがいいかもです。

なお、最近のMac製品のベースモデルは、いずれもSSDの性能がちょっと劣るということは以前お伝えした通りです。

参考:「[要注意案件]なんと、M2 Mac miniだけでなく、M2 Pro搭載の新MacBook ProもベースモデルはSSDが遅くなっている仕様でした

15インチMBAはやっぱりM2。M3搭載マシンは秋以降になりそうです

やはり次のMacは、15インチのMacBook Airという予想 by Ming-Chi Kuo氏。

1. 15インチMacBookの新モデルは、MacBook Airと名付けるべきである。
2. 繰り返しになるが、次期15インチMacBook AirはM2シリーズを搭載し、2つのプロセッサースペックオプションを提供する予定である。ただし、2つのオプションはコアの異なるM2である可能性が高い(M2 13インチMacBook Airと同様)。
3. M3チップの量産開始は、M3 ProやM3 Maxより若干早く、23年下期と予想される。
4. 15インチMacBook Airの2023年の出荷見込みは、500万~600万台。EMSの出荷ピークは2023年3Q後半、コンポーネントの出荷ピークは2023年3Q前半と予想される。

情報が正しければ、M3搭載マシンは秋以降になりそう。年末シーズン向けというタイミングなら、10月か11月ですかね。

そして、すでに報じられている通り、コードネーム「Mac 15,3」という製品がテスト中で、これが15インチ MacBook Airと思われます。

搭載するApple Siliconの種類とか、時期とか、いろいろ予想が出ていましたが、結局のところ、M2になることが濃厚で、時期は決算発表(5/4)の前後〜WWDC2023(6/6)あたりということになりそうです。

WWDC2023では、「Reality Pro」を含むARMRヘッドセットの大お披露目大会になるだろうし、それだけで長尺になるだろうということを考えると、WWDCではなく、その直前の5月というのもありそう。市場調査でMac製品の販売数落ち込みが大きいという話が出た後の決算発表ということになるので、ここで挽回するために早々に投入することもあり得るのかなと思います。

まあ、でも、5月に15インチMBAが出たとしても、ほとんどの人は「Reality Pro」情報待ちということになっちゃうかもなあ。

今年に入ってM2の生産が完全に停止していた模様。現在は再開しているけど半分程度の水準。

Appleが、M2チップの生産を1月から2月にかけて、完全に停止していたという話が出ています。

韓国のThe Elecは、OSAT(Outsourcing Semiconductor Package Test)業界によると、台湾のTSMCは1月と2月に5ナノプロセスのM2チップのウェハ加工品をOSATに送っていないため、AppleはMacBook向けシステムオンチップ(SoC)「M2シリーズ」の生産を1~2月に完全に停止していたことが確認された、と伝えています。

M2の生産は3月から一部再開されたものの、前年の半分程度の水準で、Appleがチップの生産を中止したのは今回が初めて。

これは、MacBookの需要が減少したため、Appleが生産停止を要請したためとみられていて、専門家は「PCなど完成品市場の不振は、予想以上に深刻な証拠」と説明しています。

M2チップは、一般的なフリップチップのパッケージ工程を経てから加工され、TSMCは全工程を完了すると、加工したウェハーをアムコールまたはスタッツチッパックの韓国工場に送り、パッケージングするという流れ。今回の情報は、この在庫が1月、2月には存在せず、3月からウエハーの入荷が始まったものの、関係者は「前年の半分しかない」と話していることから判明しました。

Tim Cook CEOは、2023年度第1四半期(2022年10月~12月)のカンファレンスコールにおいて、「PC市場は非常に厳しい状況に直面している。シリコン(M2チップなど)で競争力があると思うが、短期的には非常に難しいだろう」と述べていました。

Appleの第1四半期のMac製品の売上は77億ドルで、前年同期に比べ30%減少。1月と2月にチップの生産が停止されたため、第2四半期も関連事業の業績が落ち込むと予想されています。

まあ、個人的にも4月になった今、MacBook新調するどうかと考えてみると:

・円安価格で日本では高いし、
・ベーシックモデルはSSD遅いし、
・MBAは15インチモデル出るかもだし、
・(性能が大幅にジャンプアップするであろう)M3待った方が良くない?

という考えに至るので、大部分の人も同じように考えるんじゃないかと、、、。




Microsoft:M1/M2 MacでWindows11を使う方法はWindows 365か、Parallels Desktop推奨

M1/M2 MacではBootcampが使えなくなった問題で、お困りの方もいらっしゃると思いますが、Microsoft公式が、Apple Silicon搭載のMacでWindowsを使用する2つの方法をアナウンス。



Apple® M1® および M2™ チップを搭載した Mac® コンピューターでWindows 11を使用するためのオプション – Microsoft サポート

Microsoftが正式にアナウンスした方法は以下の二つです。

1)クラウド PC のWindows 11とWindows 365を使用する


Apple Silicon搭載Macを含む、多くのデバイスで使用できるWindows 365サービスを通じて、Windows 11を使うことができます。

ビジネスプランはベーシック、スタンダード、プレミアムの3種類で以下の価格で提供されています。


Windows 365 Business のプランと価格 | Microsoft

2)Parallels Desktopを使用する

Intel / Apple Silicon、macOS Venturaにも対応している「Parallels® Desktop 18」はArm® バージョンのWindows 11 ProとWindows 11 Enterpriseを実行する、Microsoftによって承認されたヴァーチャル・ソリューション。

Windows 11のARMバージョンには、DirectX 12/OpenGL3.3 以上に依存するものなどがあるため、さまざまな種類のハードウェア、ゲーム、アプリを使用する場合に制限が存在することも併記されています。>「Windows Arm-based PCs FAQ – Microsoft Support


追加の仮想化レイヤーに依存する機能は対応していないのと、ゲームなどでよく使用されるDirectX12は対応していません。

このあたりのできることとできないことを把握した上で利用する場合には、「Parallels® Desktop 18」はMicrosoftも公式に認めた仮想環境であるとも言えます。

なお、先日お伝えしたように「Parallels® Desktop 18」は現在、過去最大のキャンペーンとして、11万円相当の14アプリをバンドルするキャンペーンを今月いっぱい行っているので、お得に導入できるタイミングかと思います。

番外:買い切りのMicrosoft Office Home & Business for Mac 2021を使うのも手です。

今回のMicrosoftのアナウンスにはないけど、もっと限定して、MacでMicrosoft Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teams, OneNoteを使うには?ということで考えると、前にも紹介した「Microsoft Office Home & Business for Mac 2021: Lifetime License」がコスパが良いのでお勧めです。


なにしろ、今だと39.99ドルの買い切りでゲットできます。

注意点は2021年版であること、くらいでしょうか。

2022年版出ないかなーと気にしていたのですが、どうも出る気配は今のところなし。まあ、気配なくてもいきなり出るかもしれないけど。

macOS Venturaにも対応してます。そのほかの要件はこちら。


この3つから、ご自身の用途に一番あっている方法を選ぶのが吉だと思います。

M2 MacBook Airに特化したデザインの「Satechi PRO HUB SLIM」が発売

Satechiが、M2 MacBook Air用に設計した「PRO HUB SLIM」を発売。79.99ドルです。


「Satechi PRO HUB SLIM」は、フル機能のUSB4ポート、4K HDMI、USB-Cデータ、2つのUSB-Aデータ、SD & microSDカードリーダーを備えたUSB-Cハブ。


MacBook Air(M2、2022)用に設計されていますが、2017年以降のすべてのMacBookと互換性があります。


USB 4ポートは 最大100Wの充電、最大6K 60Hzのディスプレイ出力、最大40Gbpsのデータ転送。

HDMIポートは最大4K 60Hz。HDCP1.4/2.3&HDR対応。

2つのUSB-Aデータポートは、最大10Gbpsのデータ転送速度、1ポートあたり最大900mA。

SD/MicroSDカードスロットはUHS-Iデータ転送速度(最大104MB/s)、SD/SDHC/SDXC、最大2TBまで対応。

USB-Cデータポートは最大10Gbpsのデータ転送速度に対応。こちらはパススルー充電、ビデオ出力には対応していません。


対応デバイスは:MacBook Pro (14-inch, M2 Pro/Max, 2023), MacBook Pro (16-inch, M2 Pro/Max, 2023), MacBook Air (M2, 2022), MacBook Pro (13-inch, M2, 2022), MacBook Pro (14-inch, M1 Pro/Max, 2021), MacBookPro (16-inch, M1 Pro/Max, 2021), MacBook Air (M1, 2020), MacBook Pro (M1, 2020), MacBook Pro (2020/2019/2018/2017), MacBook Air (2020/2019/2018)です。

AからUltraまでのほとんど全てのApple Siliconチップのベンチマークを比較したインフォグラムがいい感じ。買い替え時の判断材料に。

Macworld「Every Apple chip compared in the ultimate speed test!」のApple製チップのGeekbench 5ベンチマークをまとめたインフォグラムがわかりやすいですね。

最初に思ったのはM2 MaxとM2 Proのマルチコアの数字の差は200ポイントにも満たないこと。

Computeの方はかなり差があります。動画を扱うのなら、Maxの方が適しているというのは、この数字を見ても分かります。

そして、M2搭載のMacBook Airと、M2 iPad Proのマルチコアスコアはほとんど同じなのですが、ComputeスコアはM2 iPad Proの方が上。

Geekbenchによる説明では、Compute ベンチマークはゲーム、画像処理、ビデオ編集におけるGPUの性能をテストするものとなっています。

となると、動画編集とかを行う場合にはM2 MacBook AirよりもM2 iPad Proの方が適していることになります。

ただ、動画編集であってもキーボードのある無し、ストレージの大きさは編集作業の速度に直結するので、iPad Pro(512GB) + Magic Keyboardあたりが最低条件になりそうですが。

まあ、動画であっても解像度が2K程度なら、もっと少なくても大丈夫かもです。

ところで、M1 Proのスコアが入っていないのはなんででしょうね。

ざくっと検索して出てきたMacBook Pro (16-inch, 2021)のスコアはこちらです。

MacBook Pro (16-inch, 2021) – Geekbench Browser

自分が今使っているiPhoneやMacから買い換えるべきか?とか、どれにするべきか?という時の判断材料になりそうですね。

M2 Pro / M2 Max搭載のMacbook Proレビュー:評価は「ザ・ビースト」だけどスキップでいいかも?が多いです

M2 Pro / M2 Maxチップ搭載のMacbook Proが出荷になって、各所でレビューが上がっていますが、総じて、(いい意味で)化物のようなマシンだけど、同時に普通のユーザーにはオーバースペックだね、というものが多いですね。

最も正直な書き方というか、インプレッションに感じたのはLaptopmag.comの「I’m skipping the 2023 MacBook Pro: here’s why | Laptop Mag」でした。
image via: Apple
予算が限られているコンテンツ制作者は、Industrial Light and MagicやPixarに勤務していない限り、アップグレードをスキップすべき
私自身、そして多くの人にとって、その答えは「ノー」です。私たちがまだ最後に売ったものを手にしている間に、ある会社がピカピカの新しい果物を市場に出したからと言って、使いかけの果物をゴミ箱に捨てて、もう一度銀行口座を空にしたり、臓器を売ったりする時期が来たとは限らないのです。

ライターの方は、”M2チップセットを搭載したMacBook Pro 13インチを、ドックを介して2台の4Kモニターに接続しながら編集作業を行うコンテンツ制作者”と自己紹介していて、その場合でもアップグレードする必要性は感じていないそうです。

平均的に働く写真家、フォトエディター、ビデオエディター、コンテンツクリエイターは、96GBのRAMを搭載したシステムを必要とすることはなく、高価な1TB以上のストレージオプションを選ぶよりも、外付けストレージを増設した方が遥かに安く済む、としています。

スターウォーズシリーズやトイ・ストーリーのようなCGアニメーション制作を請け負っている人は是非購入しましょう!爆速なので今まで時間がかかっていた動画編集の処理も短時間で行えるはず。

それ以外の人は余裕があるのであれば、でいいかもしれませんね。

2024か2025には3nmプロセスのM3 Pro / M3 Maxも予想の範囲内だしなあ。

M2 Pro搭載の新型Mac miniのベンチマーク:M1 Max搭載のMac Studioを上回る性能が出ています。

M2 Pro搭載の新型Mac miniの出荷はまだですが、Geekbenchにベンチマークが出ています。

Mac14,12 – Geekbench Browser

「Mac14, 12」というモデルナンバーで、これは、Mac miniの新しいM2 Proバージョンで、12コアのCPU、16GBのユニファイドメモリを搭載している構成。

数値はシングルコアのスコアは1952、マルチコアのスコアは15013。

M1 Mac miniのGeekbenchスコアはシングルコアが1742、マルチコアが7725。


この数値はM1とM2 Proの比較なので、特にマルチコアで大きく差があるのは当然といえます。

以下はM1 Max搭載のMac StudioのGeekbenchスコア


シングルコアが1661、マルチコアが10654。

ということで、M2 Pro搭載の新型Mac miniは、M1 Max搭載のMac Studioを上回る性能ということになります。

シングルコアの方は使っていて速くなったという体感は少ないかもですが、マルチコアのスコアは1.5倍にも達するものなので、画像動画編集で重い作業をした時や、今まで時間がかかっていた作業で目に見えて快適になるかもしれませんね。


M2 Pro Mac miniは1月24日出荷開始予定です。

M2 Pro、M2 Max搭載の新型14インチ/16インチMacBook Proも出たよ!

続いて、M2 Pro、M2 Max搭載のMacBook Pro。
もちろん、バリエーションは14インチと16インチ。


M2 Proは10コアCPUがベースモデルで最大12コア、M2 Maxは12コアCPUですが、MaxはGPUが最大38コア。

ユニファイドメモリもProは32GB、Maxは96GBマックスです。


ゴリゴリの編集環境が必要な人はMax特盛りでいいんじゃないでしょうか。

たまーに動画編集もやりますよーくらいの人はProでもスペックオーバーかもしれない。


さらにバッテリーも持ちが改善し、最大22時間の作業が可能。


ディスプレイは14インチモデルが、14.2インチLiquid Retina XDRディスプレイ1、3,024 x 1,964ピクセル標準解像度、254ppi。

16インチモデルが、16.2インチ(対角)Liquid Retina XDRディスプレイ1、3,456 x 2,234ピクセル標準解像度、254ppi。

どちらもProMotionテクノロジーによる最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートです。


外部ディスプレイのサポートは:

M2 Proは、Thunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台、またはThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台とHDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台。また、HDMI経由で8K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台または4K解像度、240Hzの外部ディスプレイ1台に対応。

M2 Maxは、最大4台の外部ディスプレイ:Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大3台と、HDMI経由で最大4K解像度、144Hzの外部ディスプレイ1台。最大3台の外部ディスプレイ:Thunderbolt経由で6K解像度、60Hzの外部ディスプレイ最大2台と、HDMI経由で最大8K解像度、60Hzの外部ディスプレイ1台または4K解像度、240Hzの外部ディスプレイ1台。

どちらも本体ディスプレイで標準解像度(10億色対応)を同時サポートしています。


お値段は14インチモデルが288,800円から、16インチモデルが348,800円から。2/3発売。

んー、また数万円上がってますが、まあ、性能上がってますしねー。え、っていうことはM1 Pro / M1 Max併売してくれるんかな。いや、その気配はないか、、、。

来ました。まずは新型mac mini。M2とM2 Pro搭載です。

来ました。

まずは、M2、M2 Pro搭載のMac mini



外観はほぼ変化なし。ポートはM2とM2 Proで違いますね。


M2は第二世代の5nmプロセスで製造。18%高速になった8コアCPU、35%高速になった10コアGPU(最大)、40%高速になったNeural Engine、ProRes対応、6Kの外部ディスプレイに対応します。

ディスプレイはThunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台と、Thunderbolt経由で最大5K解像度、60HzのディスプレイまたはHDMI経由で4K解像度、60Hzのディスプレイ1台。

M2 Proだと、最大3台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzのディスプレイ2台と、HDMI経由で最大4K解像度、60Hzのディスプレイ1台
最大2台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台と、HDMI経由で最大4K解像度、144Hzのディスプレイ1台
HDMI経由で最大8K解像度、60Hzのディスプレイ1台または4K解像度、240Hzのディスプレイ1台。

最大2.4Gb/sのスループットのWi-Fi 6Eにも対応。


プロユーザーが使っているところも動画にあるけど、少し重めな映像処理作業も楽々と行っている様子。

本体サイズが小さいので、デスクトップにも設置しやすく、取り回しがいいので持ち運びもできます。

お値段は256GBが84,800円、512GBが112,800円、M2 Pro搭載モデルは512GBで184,800円から。2/3発売。

すでにそこそこ満足してる外部ディスプレイを持っているユーザーは、M2 Mac miniで十分かもですね。

M1 / M2最適化の「DaVinci Resolve for iPad」がついにリリース

M1 / M2搭載iPad Pro、特に12.9インチユーザーであれば、とっても楽しめそうな「DaVinci Resolve for iPad」がリリース。


「DaVinci Resolve for iPad」は、Apple Silicon M1 / M2チップを搭載したiPad Proに最適化された動画編集アプリ。

ただ、Apple Siliconチップ搭載前のモデルでも動作します。この場合、利用できる機能に制限があります。


編集とカラーコレクションを1つのソフトウェアツールに統合した動画制作ソリューションで、モダンなインターフェースで初めてのユーザーにも覚えやすく、また、ハリウッドのプロがハイエンドのポストプロダクションスタジオで使っているのとまったく同じツールの使い方を学べることがアピールされています。


ビジュアルメディア閲覧用のソーステープ、高速レビュー、スマートな編集ツールなどの機能により、これまで以上にスピーディーな作業が可能になったカットページや、多くのハイエンド長編映画やテレビ番組のカラーリングと仕上げに使用されている、ハリウッドで最も先進的なカラーコレクタであるカラーページ、Blackmagicクラウドコラボレーション、DaVinci Neural Engineを搭載した最先端のAI処理などの諸機能は、プロフェッショナル用途にも十分耐えられそうな機能。

また、DaVinci Resolveプロジェクト(drp)およびプロジェクトアーカイブ(dra)は、デスクトップのDaVinci Resolve 18と完全互換になっています。


推奨iPadは、Apple iPad Pro M1またはそれ以降のモデル。

それ以前のiPadでは、HDに制限される場合があり。

「DaVinci Resolve」は無料で使用可能で、「DaVinci Resolve Studio」へのアップグレードはApp内で94.99ドルで提供されています。


動画編集では、絶対的に大きいディスプレイが有利なため、12.9インチが最大サイズのiPad Proでどの程度実用的であるかは、やりたいことと求める完成度によるかと思いますが、SNS専用の小さな動画制作や、大きなプロジェクトの場合には出先でiPad Proで簡易的な処理をするくらいなら十分使えそうに思います。

すでにM2搭載のiPad Proを持っていれば、迷わず導入が吉。

ただ、これから環境を整えようという場合のコストは結構します。
最新のiPad Pro 12.9インチの1TBは284800円から、2TBとなると348800円から。
何しろ、動画編集には保存容量が必要です。最低1TBからだろうなあ、と。
これにMagic Keyboard(44800円)を加えると2TBで40万円弱。

であれば、MacBook Proでやったほうがいいじゃん、とも思うけど、iPadでここまでできちゃう!というモバイルライフ的ロマンがあるのは間違いありません。

Steamハードウェア調査にも未発表のMac14,6、Mac15,4が記録されているので順調に進行の様子

Valveが公開しているハードウェア調査結果に、Mac14,6、Mac15,4というモデルIDが記録されています。

Steamハードウェア&ソフトウェア 調査

この調査は、ユーザーが使用するコンピューターハードウェア/ソフトウェアの種類に関する月次調査で、参加は任意かつ匿名。Valveが今後投資する技術や提供する製品の選定に活用するために収集されているものです。

11月のハードウェア調査結果には、”Mac14,6 “と “Mac15,4 “というモデルIDという未発表のMacが含まれていて、このMacの使用率は「0.00%」とあり、非常に少ない台数が使われていて、おそらく、ごく少数のAppleのエンジニアが、Steamソフトウェアを使ってこれらのMacのゲーム性能をテストしていると推測されます。

Mac14,6に関しては、ここ数週間に既報の通り、複数のベンチマーク結果がリークしています。

Mac14,6 – Geekbench Browser
Mac14,6 Apple M2 Max 3.68GHzのベンチマークはさらに数値が向上。
Apple M2 Maxのベンチマークがリーク。発表間近?いや、年明けだと思いますけど。

ということで、M2 Pro / M2 Max搭載のMacBook Pro、Mac miniの開発は順調とみられます。

やっぱり、3月くらいかな、、、。

Mac14,6 Apple M2 Max 3.68GHzのベンチマークはさらに数値が向上。

おっと、また別の「Mac14,6」ベンチマークスコアが出てます。

Mac14,6 – Geekbench Browser

12/1に出ていたApple M2 Maxのベンチマークの結果よりも、数値が高いですが、周波数が3.54GHzではなく、3.68GHzになっているためと思われます。

1プロセッサー、12コア、96GBメモリー、macOS 13.2 (Build 22D21)というシステムインフォは同じです。

なお、エントリーモデルのMac Studioに搭載されているM1 Maxチップは、3.2GHzの10コアで、シングルコアで1746、マルチコアで12154。

M1 MaxからM2 Maxになれば、当然ベンチマーク数値は向上するのは間違いないのですが、体感で処理速度が向上したことがわかるかどうかというと微妙な差のように思えます。

もしかしたら、M1 Pro / M1 Maxのユーザーは無理して乗り換える必要もないかも。

M3になると、さらにジャンプアップする可能性もあるしなあ。

参考:「M2搭載の9種類のMac製品の他に、M3搭載のiMacも開発が進行中とのこと