Kuo氏:AppleのARヘッドセットは第四四半期発売。10年以内にはiPhoneをリプレイスする計画
AppleのARヘッドセットは来年Q4に発売、いずれはiPhoneの替わりになるという話が出ています。

TF International Securitiesのアナリスト Ming-Chi Kuo氏は最新のリサーチノートで、初期のApple製ARヘッドセットは、MacやiPhoneに接続しなくてもスタンドアローンで動作し、Appleは10年以内にiPhoneを置き換えることを視野に入れて、「包括的なアプリケーション」をサポートするつもりだと書いています。
2022年第4四半期に発売されるApple製ARヘッドセットには、2つのプロセッサが搭載されると予測されていて、上位のプロセッサーは、Mac用の「M1」と同等のPMU(Power Management Unit)、演算能力を備え、下位のプロセッサーはセンサー関連の処理を行うことになります。
このヘッドセットでは、ARだけでなく、ソニー製の4Kマイクロ有機ELディスプレイを組み合わせることでVRにも対応。
ビデオシースルーのAR機能を提供するには、iPhoneの倍以上となる6〜8個の光学モジュールが必要で、このためM1同等の処理能力のプロセッサとセンサー用のプロセッサが必要となるようです。
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— Jean-Yves Gonin, CPA (@jeanyvesgonin) July 26, 2020
なお、今年の9月には「今のところ、ARヘッドセットは2022年後半に発売予定」という話が出ていて、2つの製品ラインアップ、価格は2000USD以上という噂も出ていました。
4Kマイクロ有機ELディスプレイや、2つのプロセッサを搭載するという仕様であれば、コストはそれなりにかかることは間違いなさそうで、USで2000ドル以上ということになると、日本では25万円以上ということも考えられそうです。
Apple AR headset in 2022 will have M1-level processing power, says Ming-Chi Kuo | AppleInsider