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MacBook Air(M1)vs Mac17,5(A18 Pro):GeekbenchベンチマークでCPU性能を比較
Geekbench 6のベンチマーク結果に、Mac17,5という未発表モデルのスコアが登録され、2020年発売のMacBook Air(M1)との比較データが公開されました。
Mac17,5はApple A18 Proチップを搭載しているため、おそらく、先週発表された新しいエントリーモデル「MacBook Neo」と思われます。
要点まとめ
- Mac17,5はApple A18 Proチップ(4.04 GHz / 6コア)を搭載
- MacBook Air(Late 2020)はApple M1チップ(3.20 GHz / 8コア)を搭載
- 両モデルともメモリは8GB、L1/L2キャッシュ構成は同一
- シングルコアスコアはMac17,5が約64.6%上回る(2,235 vs 3,461)
- マルチコアスコアの差は小さく、Mac17,5が約9.6%上回る程度(7,901 vs 8,668)
- AIや画像処理系のタスクでは、Mac17,5が特に大きなスコア差を記録
- コンパイルや圧縮など一部のマルチスレッドタスクでは、M1搭載モデルがスコアで上回るケースも
要点の補足説明
チップと基本構成
今の所、Mac17,5がMacBook Neoであるという完全な証拠はないのですが、チップがA18 Proであることは確かで、6コアCPUという仕様は確認できるので、ほぼ確実と考えられます。
Apple A18 Proは、iPhone 16 Pro系に採用されているチップで、動作クロックは4.04 GHzとM1(3.20 GHz)より高いものの、コア数は6コアとM1の8コアより少ないです。今回比較されている機種はメモリ容量や主要キャッシュ構成は同一です。
シングルコア性能
シングルコアスコアでは、Mac17,5がほぼすべての項目でM1搭載モデルを大幅に上回っています。
特にObject Detection(物体検出)では、M1の1,629に対しMac17,5は5,523を記録していて、
スコア比では約3.4倍になります。これはA18 ProのNeural Engineの強化が反映されているためと考えられます。
その他のAI・画像処理系(HDR、Background Blur、Object Removerなど)も60〜110%程度の差があります。
マルチコア性能
マルチコアでは総合スコアの差が約9.6%にとどまり、シングルコアほどの差は出てません。
さらにClang(コンパイル)では、M1が13,380に対し、Mac17,5は11,192と、
M1が約19.5%上回っています。Asset Compressionでも同様にM1が優勢。
これはM1の8コアという物理コア数の多さが並列処理に有利に働いているためと推測できます。
スコア比較表
| テスト項目 | MacBook Air (M1) | Mac17,5 (A18 Pro) | 差(M1を100とした場合) |
|---|---|---|---|
| シングルコア(総合) | 2,235 | 3,461 | +64.6% |
| マルチコア(総合) | 7,901 | 8,668 | +9.6% |
| Object Detection(SC) | 1,629 | 5,523 | +239% |
| HDR(SC) | 1,756 | 3,716 | +112% |
| Clang(MC) | 13,380 | 11,192 | −16.4% |
| Asset Compression(MC) | 10,791 | 9,059 | −16.1% |
| Ray Tracer(MC) | 9,867 | 9,007 | −8.7% |
分析・軽め所感
MacBook Neo(Mac17,5)は、初めてiPhoneチップを搭載したmacOSノートブック製品。
今回のベンチマークではシングルコア性能の向上幅は大きく、とりわけAI処理・機械学習系のワークロードでの差は顕著で、Neural Engineの世代差が数値に直接表れています。日常的な作業の大半はシングルコア性能に依存する場面が多いため、実使用での体感差はスコア差より大きく感じられる可能性もあります。
一方でマルチコア性能の差が小さいことは、用途で考えた時に参考になる数値でもあります。
A18 Proはコア数が少なく、コア数が多いM1がスレッド並列処理で対抗できているためと考えられます。
MacBook Neoは8GBメモリーであることも含めて、実用面で心配でしたが、今回は少し安心材料。
なんというか、MacBook NeoはAI処理性能を向上させたM1 MacBook(新デザイン)ですね。
価格設定もM1 MacBook AirのUS実売価格と同じ水準なので、狙い通りの製品ということになりそうです。




