僕の身の回りのデジタルデバイスはほとんどがApple製品なので、Apple Watchの身体健康データ取得機能だけに注目しがちなのですが、WithingのU-Scanは健康分野でのイノベーションかもです。
Withingsが発表したのは、世界初のハンズフリー接続タイプの家庭用尿検査器「U-Scan」。
身体の様々な情報を調べることができる尿検査は、大抵の人は年に一回程度しか行わないものですが、これを自宅で、特に意識をすることなく、継続的にデータを収集できるようにする家庭内バイオマーカー分析プラットフォームです。
この「U-Scan」は、Withingsが4年間をかけて開発したもので、どのような便器にも衛生的に設置できる小型の健康ラボです。
トイレの便器に設置する小石型リーダーと、特定のバイオマーカーを評価するための交換可能な分析カートリッジで構成される汎用性の高いプラットフォームであり、特定のバイオマーカーを評価するために設計されています。

そして、Withings Health Mateアプリとのシームレスな同期により、毎日の測定値から実用的なデータ診断を得ることができます。
3000以上の代謝物を持つ尿は健康状態を評価し、モニターするための指針になるもので、体のバランスを即座に把握することができ、さまざまな健康情報を監視・検出する上で不可欠なものとされています。
「U-Scan」は組み合わせるカートリッジによって、取得するデータが異なり、以下の二つがコンシューマー向けに設定されています。

・女性の毎月の生理周期を記録し、同期することができる「U-Scan Cycle Sync」
医療機関向けのB to B部門であるWithings Health Solutionsは、研究目的でパートナーに本技術を提供し普及を進めていて、将来的には医療用カートリッジも発売される予定。

気になるのは衛生面や匂いですが、この辺りも構造的な対策が行われている様子です。
直径90mmの充電式U-Scanリーダーは、外部からの液体と尿を区別し、自動的にサンプルを漏斗で採取。尿を検知するとポンプが作動し、マイクロ流体回路内でサンプルの流体移動が始まり、テストポッドに注入され、化学反応を光学モジュールで読み取ります。
測定が終わると、回路はアイドル位置に戻り、残りの液体は廃棄物排出口から排出され、洗浄されます。
U-Scan内部に入れておくカートリッジは、回転する円筒形で、数十個の小型検査ポッドを搭載。
サンプルが注入ポイントに送られると、瞬時に化学分析を開始し、Wi-Fi経由で結果を送信し、カートリッジを回転させ、次のテストポッドを照射します。各カートリッジは、最大3ヶ月間使用可能。

これらのデータを元に、Withingsアプリでは、測定結果、実用的な洞察、およびウェルネス向上のための習慣を身につけることを支援するためのガイダンスを提供するという仕組みです。
U-Scanは、すでにConsumer Technology Associationから、CES 2023 Innovation Awardの3つのカテゴリーで表彰されています。
3つのカテゴリーで受賞しています。スマートホーム、フィットネス&スポーツ、デジタルヘルスの3つのカテゴリーで受賞。
「U-Scan」製品の日本での展開はまだ分かりませんが、家族や自分の健康状態を把握できれば、より健康に過ごせる人が多くなり、少子化対策にもなることを考えると、早いタイミングでの販売を期待したいところ。
改めて、Withings製品見てみると、ハイブリッドスマートウォッチ系の「Withings Steel HR Sport」あたりは良いかもなあ。

316Lステンレス、50M防水、VO2 Max フィットネスレベル、最大25日間のバッテリーなど。
基本見た目は普通の腕時計なので、コーディネートはしやすそうですね。