MacBook Neo

果たして、MacBook Neoはゲームも実務も使えるのか?複数レビューのテスト結果のまとめ

A18 Pro搭載・税込価格99,800円からの新しいエントリーモデル「MacBook Neo」は、見栄えのするカラーリング、10万円でお釣りがくる価格設定でありながらも、アルミニウム外装は「全然チープじゃない!」という評価あり。

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とはいえ、僕なんかは「どうせ8GB RAMだからできること限られてるでしょ」なんて、ちょっと冷めた見方をしていますが、実際のところどうなのか?は気になるところ。

なので、ゲーム、実務作業の両方の動作レポートをまとめてみました。

以下は複数のレビュアーやYouTuberによる実機テストのインプレッションより。

テスト概要・要点まとめ

  • テスト機のスペック:A18 Pro(6コアCPU / 5コアGPU)、8GB ユニファイドメモリ、512GBストレージ
  • ゲームテスト(Andrew Tsai):macOSネイティブ、Windowsゲーム(翻訳レイヤー経由)、Switchエミュレーションの3カテゴリで計10タイトル+Switch1タイトルを検証
  • 実務テスト(Tom’s Hardware):HandBrake 4K→1080p変換、Xcodeビルド、Cinebench 2026を計測
  • バッテリーテスト(CNN Underscored):4Kループで13時間57分、1080pループで15時間10分を記録
  • Geekbench 6スコア:シングルコア3,461 / マルチコア8,668 / Metal 31,286(MacRumors計測)
  • 最大のボトルネック:ゲーム・実務ともに8GBメモリが性能の上限となる場面が複数確認された

ゲームテスト詳細

macOSネイティブゲーム

YouTuberのAndrew Tsaiが512GB MacBook Neoで検証した結果、macOSネイティブタイトルは比較的安定して動作しています。Resident Evil 2(2019年版)は1080pで60fps前後を維持。Minecraftは設定プリセットによって50〜300fpsと幅があるものの、1080pで十分プレイ可能な水準。
CNN Underscoredのレビューでも、Mac App StoreのRE2リメイク・NBA 2K26 Arcade Edition・Balatoは「プレイに支障ないレベル」と評価されています。

macOSネイティブゲームは、十分に楽しめそうです。なるほど。次はWindowsゲーム。

Windowsゲーム(翻訳レイヤー経由)

翻訳レイヤーを介したWindowsタイトルは結果が大きく分かれています。
Cyberpunk 2077は最低設定・720p限定でようやく40〜50fps程度。
Counter-Strike 2はAndrew Tsaiのテストで「完全にプレイ不能」と判定され、実測5fps前後にとどまりました。
一方、2DゲームのMewgenicsはOpenGLを使用するため「ほぼ問題なく動作」しており、タイトルのグラフィック要求度と8GBメモリの相性が結果を左右しています。

調べてみたところ、翻訳レイヤーがあると、x86命令をARM命令にリアルタイム変換する処理そのものがメモリを消費するんですね。この場合、ネイティブ動作と比べて2倍前後のメモリ使用量になるケースも報告されていて、8GBという上限により早く
到達してしまうのは、そうした背景があると考えられます。

Switchエミュレーション

SwitchエミュレーターでテストされたThe Legend of Zelda: Tears of the Kingdomは、MacBook Neo上で25〜30fps前後で動作することが確認されています。快適とまでは言えない水準ですが、動作自体は可能な範囲です。

via Game testing on MacBook Neo, M5 Pro and M5 Max – YouTube

なお、Switch以外のエミュレーターについては、Apple Siliconネイティブ対応済みのものが多数あり。
Dolphin(GameCube / Wii)、PPSSPP(PSP)、DuckStation(PS1)、RetroArchなどはすでにネイティブビルドが
提供されていて、M1以降のApple Siliconとの相性は良好と評価あり。
PS2エミュレーション(PCSX2)は、まだ実験的な段階ですが、レトロ系のタイトルであれば十分な水準で動作しそうです。

実務ワークフローテスト詳細

ベンチマーク(Tom’s Hardware)

Tom’s HardwareはHandBrakeを用いた4K→1080p動画変換テスト、XcodeプロジェクトのビルドテストおよびCinebench 2026を実施しました。Cinebench 2026のスコアは1,439点で、計測に14分2秒を要しています。同媒体は「このスペック構成はレンダリング系の高負荷ワークロード向けに設計されたものではない」と補足しています。

日常作業・文書・ブラウジング(Six Colors / Daring Fireball)

Six ColorsのJason Snellは数日間MacBook Neoをメイン機として使用し、「執筆・ウェブ閲覧・PDF閲覧・音楽再生といった日常作業では、iPhoneチップを搭載していることを一度も意識しなかった」と評価。
Daring FireballのJohn Gruberも「期待を大きく上回る体験だった」と評価しており、シングルスレッドに依存する軽〜中程度の作業であれば十分な処理能力がありそうです。

写真・映像編集(9to5Mac / CNN Underscored)

9to5Macのレビューでは、ウェブブラウジング・書類作成・基本的な写真・動画編集などの日常作業は「十分に快適」と評価されています。
ただしCNN Underscoredは、長時間の4K動画編集を行うユーザーにはMacBook AirまたはMacBook Proを推奨しています。

バッテリー(CNN Underscored)

4Kループテストで13時間57分、1080pループテストで15時間10分を記録。

同媒体が同時に比較した、同じ価格帯のWindowsラップトップのベストタイムが8時間19分、Chromebookのベストタイムが12時間50分であることを踏まえると、バッテリー持続時間は競合を大きく上回っています。

充電速度については、付属20W USB-Cアダプターでの30分充電が0→23%にとどまっており、MacBook Air M5(同条件で47%)と比較して遅い点は留意が必要です。

充電速度が遅いので、外に持ち出して作業することが多い学生さんは、電源確保を考えておく必要がありそうです。

ゲームタイトル別結果まとめ

タイトル カテゴリ 結果
Minecraft macOSネイティブ 50〜300fps(1080p、プリセット依存)
Resident Evil 2(2019) macOSネイティブ 約60fps(1080p)
Resident Evil Requiem macOSネイティブ 約15fps(720p)・メモリ不足顕著
Balatro / Oceanhorn 3 macOSネイティブ プレイ可能な水準
Shadow of the Tomb Raider Steam(翻訳レイヤー) 約13fps(プレイ不能)
Cyberpunk 2077 翻訳レイヤー 40〜50fps(720p最低設定限定)
Counter-Strike 2 翻訳レイヤー 約5fps(完全にプレイ不能)
Mewgenics 翻訳レイヤー(OpenGL) ほぼ問題なし(2D・軽量)
Zelda: Tears of the Kingdom Switchエミュレーション 25〜30fps

💬 軽い所感と用途別おすすめマシンはこれ

複数のレビューを総合すると、MacBook Neoは日常・実務用途では価格を大きく上回るパフォーマンスを発揮すると考えて良さそう。

ゲームについては「macOSネイティブの軽〜中程度のタイトルなら十分動作する」という水準で、WindowsゲームやAAA重量タイトルをメインに遊びたいユーザーは避けたほうがいいでしょう。

これも何度も書いてますが、2026年の実作業感覚では16GBユニファイドメモリーであっても、足りない場面が出てきます。
重いアプリを動かすときにメモリーが足りなくなるのは当然としても、ブラウザでタブをいくつも開いておく、みたいな使い方をしてるだけでもCPUパワーを消費します。
なので、動画編集も、DAWも、写真編集も、ウェブブラウザで複数タブ開く、みたいな作業が当たり前の人や、さらにシステムユーティリティも色々入れてカスタマイズしたい人がメインマシンを探しているのであれば、MacBook Air M5か、MacBook Proにしたほうが後悔しないと思います。

逆に、軽い実務作業をたまに行うためのサブマシンとしては、MacBook Neo、サイコーじゃないでしょうか。ちょっと欲しくはなってきてる、、、。

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