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GoPro初のシネマカメラ「MISSION 1シリーズ」がアナウンス。1インチセンサー・8K対応・MFT交換レンズ対応含む3モデル

GoProが、新シリーズ「MISSION 1」をアナウンス。

1インチセンサーと新世代GP3プロセッサを搭載した、GoProとして初のシネマグレードカメラライン。

MISSION 1 PROMISSION 1 PRO ILSMISSION 1の3モデル展開で、5月21日予約開始・5月28日販売開始(一部モデルはQ3以降)。価格は未発表です。

GoPro MISSION 1シリーズのポイント

  • 新型50MP 1インチセンサー+GP3プロセッサ搭載。GoProとして最高峰の画質・低照度性能
  • MISSION 1 PROは8K60 / 4K240 / 1080p960対応。Open Gateは8K30・4K120
  • MISSION 1 PRO ILSはMFT交換レンズ対応。マイクロフォーサーズのレンズ資産が使える
  • 防水20m対応(ハウジングなし)。HERO13 Blackとバッテリー互換あり
  • 32-Bit Floatオーディオ / 10-Bit Color / GP-Log2 / 最大240Mbpsビットレート
  • ワイヤレスマイク・メディアモッドなど専用アクセサリも順次展開


GoProがシネマカメラ市場に参入

MISSION 1シリーズは、GoProがこれまで展開してきたアクションカメラとは明確に異なるポジショニングの製品です。ターゲットはフィルムメーカーとプロクリエイターで、GoProの創業者兼CEOであるNicholas Woodman氏は「プロ志向のユーザーから長年要望されてきたカメラをついに届けられた」とコメントしています。

共通の核となるのは、新設計の50MP 1インチセンサーGP3プロセッサの組み合わせ。

GP3は5nmプロセスで設計されたAIニューラルプロセッサを内蔵し、ピクセル処理性能を従来比2倍に強化。最大14ストップのダイナミックレンジと高度なノイズ除去を実現。1インチセンサーによってネイティブピクセルが1.6µm、フュージョン時は3.2µmと大型化していて、低照度性能は従来のGoProを大きく上回るとしています。


MISSION 1シリーズ 3モデルの違い

センサーとプロセッサは全モデル共通。異なるのは最大解像度・フレームレートとレンズ仕様です。

MODEL

モデル 最大動画 Open Gate スローモーション レンズ
MISSION 1 PRO 8K60 8K30・4K120 1080p960(バースト)/ 1080p480 14mm固定
MISSION 1 PRO ILS 8K60 8K30・4K120 1080p960(バースト)/ 1080p480 MFT交換式
MISSION 1 8K30 4K120 1080p240 14mm固定

MISSION 1 PRO ILSは、同シリーズで唯一MFT(マイクロフォーサーズ)マウントを採用。既存のMFTレンズ資産やアダプター経由で多様なレンズが使えるほか、交換レンズ使用時でもカメラ内HyperSmooth手ぶれ補正が動作するのが大きな差別化ポイント。防水仕様はWEATHERPROOF(防滴)どまりで、MISSION 1 / PROの20m防水とは異なる点は注意が必要です。

MISSION 1シリーズ共通スペック詳細

SPEC — 共通

  • センサー:50MP 1インチ / ネイティブ1.6µm・フュージョン3.2µmピクセル
  • プロセッサ:GP3(5nm / AIニューラルプロセッサ搭載)
  • ダイナミックレンジ:最大14ストップ(センサー値)
  • 動画:10-Bit Color / GP-Log2 / HLG-HDR / 最大240Mbps
  • 写真:50MP RAW / SuperPhoto HDR / バースト最大60fps
  • 音声:4マイク / 32-Bit Float / Bluetooth 5.3(HFP v1.9 + SWB)
  • 防水:20m(MISSION 1・PRO / ハウジングなし)/ ILSは防滴
  • バッテリー:Enduro 2(2150mAh)/ 1080p30で5時間以上 / 4K30で3時間以上
  • FOV:159°(固定レンズモデル)
  • ディスプレイ:OLEDリアディスプレイ(従来比14%大型)
  • キャプチャーモード:13モード(Dive Mode・Vlog Modeなど用途別)
  • GoPro Labs対応:1,000以上のカスタム機能・設定

MISSION 1シリーズ専用アクセサリエコシステム

MISSION 1シリーズ向けの専用アクセサリも順次展開される。2026年5月から2026年Q3にかけて順次発売予定。

  • Wireless Mic System:24-bit/48kHz / 最大150m / 6.5h駆動 / 10gトランスミッター2個付属
  • Media Mod for MISSION 1 Series:8パターンマイク / micro-HDMI(4K60出力)/ 3.5mmポート×3
  • Point-and-Shoot Grip:コールドシュー / 1/4-20 / 縦付け対応 / メタルケージ兼用
  • Enduro 2 Battery:2150mAh / HERO13 Blackとも互換
  • Volta 2 Battery Grip:5800mAh内蔵 / 4K30で最大9時間
  • M-Series ND Filters:ND8 / 16 / 32 / 64。カメラが自動検知してシャッタースピードを調整
  • Light Mod 2:200lm / 前世代比33%容量増
  • Protective Housing:60m防水対応(MISSION 1・PRO用)

発売スケジュールと価格

価格は現時点では未発表。発売スケジュールは以下のとおりです。

SCHEDULE

モデル / エディション 予約開始 発売
MISSION 1 PRO 2026年5月21日 2026年5月28日
MISSION 1 PRO Grip Edition 2026年5月21日 2026年5月28日
MISSION 1 2026年5月21日 2026年5月28日
MISSION 1 PRO ILS 2026年Q3
MISSION 1 PRO Creator Edition 2026年Q3
MISSION 1 PRO Ultimate Creator Edition 2026年Q3

💬 軽めインプレ所感

GoProは、先日無事帰還したArtemis IIでのNASA公式撮影機材に入っていたのは既報のとおり。しかも、選ばれたのはGoPro 4。NASAが選ぶ撮影機材は、壊れる可能性が低く、安定的に動作する(枯れた技術ともいう)カメラが選ばれていて、その中にGoPro 4が含まれているのは、ちょっと驚きました。

だけど、GoProは基本アクションカメラだし、衝撃には強く、本体も軽いので落としても破損しにくく、それでいて動画は”なんとなーく撮っても”かっこよく撮れるし、もちろん、静止画もいける。iPhoneでリアルタイムモニタリングしながらアングル調整、撮影開始したり、そのまま動画を確認できるし、まあ、今の時代の便利グッズとして、かなりコスパの優れた製品。

で、今回はそのGoProから初のシネマカメラライン、ということで、期待感が高まります。
とはいえ、GoProユーザーとしては、”シネマ”なんていう言葉を使うのはやや心配です。Blackmagic Cinema Cameraと真っ向勝負?なんていうのとは違うと思うので。機能、価格帯も全然違うはずだし。当然、これまでのGoProの実用的な機能をキープしつつ、さらにシネマカメラっぽいレベルまでいけるぜ、的なものですよね?

と思ったら、すんげー綺麗ですね。

もしかしたら、マジでシネマカメラいけるかもしれない。いけるのか?

気になるのは価格。スペック上はとにかく攻めているので、実際のところ「コンパクトシネマカメラとして現実的な価格に収まるか」どうかですね。日本での展開タイミングも続報待ち。

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