「Apple」カテゴリーアーカイブ

Appleが、EV開発に続いて、microLEDの自社開発プロジェクトも中止へ

Appleは、microLEDの自社開発プロジェクトも取りやめにするようです。


img via:OLED vs. QLED vs. MicroLED: Unveiling the Future of Display Technology – Mainpcba One-stop PCB Assembly Manufacturer

BloombergのMark Gurman氏によると、アップルはもはやApple Watch用のディスプレイを自社で設計・生産する計画はないとのこと。

microLEDの開発プロジェクト関係では、製造を打診していたオランダやオーストラリアが相次いで、業績予想の下方修正を発表したことで、計画の縮小や延期が予想されていましたが、今回はさらに踏み込んだ内容で、そもそもの計画を見直すというものです。

その理由としては以下のようになっています:

マイクロLEDスクリーンは、その利点の割に十分な量を生産することが難しかった。製造には最先端技術と、LEDの転写と呼ばれる複雑なプロセス(ディスプレイにピクセルを配置する作業)が必要だった。アップルはmicroLEDスクリーンの設計と製造工程を所有していたものの、大量生産とLED転写のような作業を処理するために多くのパートナーを雇った。

Bloomberg記事では、この研究開発プロジェクトの中止により、Appleのディスプレイ部門は数十人の人員削減を余儀なくされるとのこと。ただ、Appleは将来の製品のためにmicroLED技術への投資は続けるようです。

Appleは今年に入って、さまざまな開発計画の見直しや終了を行なっていて、大型の開発案件としては、ここ何年も噂されていたEV開発「Project Titan」に続いて、二つ目になります。

これ以外の小さい規模の開発計画も見直しが進んでいるのかもしれません。




Apple Siliconチップの新たな脆弱性:秘密鍵を抜き取ることが可能

Apple Silicon M1〜M3で新たな脆弱性が発見されました。この問題はパッチすることでは防げませんが、現実的にはリスクは小さいと考える人たちもいます。

大学の研究者が木曜日に発表した論文によると、アタッカーはMacで採用されている暗号化操作が実行された際に、秘密鍵を抜き取ることができるとしています。

img via Apple

ArsTechnicaによると、これを発表したのは大学の研究チームで、以下のメンバーで構成されています。

ボル・チェン(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
インチェン・ワン(テキサス大学オースティン校
プラディムナ・ショーム(ジョージア工科大学
クリストファー・W・フレッチャー(カリフォルニア大学バークレー校
デビッド・コールブレナー(ワシントン大学
リカルド・パッカネッラ(カーネギーメロン大学
ダニエル・ゲンキン(ジョージア工科大学
この脅威は、実行中のコードが近い将来にアクセスする可能性のあるデータのメモリアドレスを予測するハードウェア最適化機能である、チップのデータメモリ依存プリフェッチャに存在する。実際に必要になる前にその内容をCPUキャッシュにロードすることで、この機能はDMPと略され、現代のコンピューティングで一般的なボトルネックとなっているメインメモリとCPU間のレイテンシを短縮する。DMPは、Mシリーズチップとインテルの第13世代Raptor Lakeマイクロアーキテクチャにのみ見られる比較的新しい現象だが、旧式のプリフェッチャーは何年も前から一般的だった。

この脆弱性はDMP(データメモリ依存型プリフェッチャ)のバグに起因するもので、欠陥はApple Siliconチップのアーキテクチャの一部であるため、Appleが現在のデバイスで修正する方法はない、としています。

研究チームはこの脆弱性を特定し、それを悪用するアプリ「GoFetch」を作成しています。

論文の内容はかなり専門的なもので、理解するのは難しいですが、その仕組みを簡単に説明している箇所としては以下のような記述があります。

チップに保存されたデータがメモリアドレスと間違えられ、キャッシュされることがあるというものだ。悪意のあるアプリがこのエラーを繰り返し発生させれば、時間の経過とともに鍵を解読することができる。

Apple SiliconチップにDMPの脆弱性が見つかったのは今回が初めてではなく、2022年に別の研究チームがAuguryと名付けた脆弱性を発見しています。

研究チームによれば、この脆弱性はパッチを当てることができないため、Appleにできる最善の方法は回避策を講じることですが、これはパフォーマンスに影響することになります。

最も効果的な緩和策のひとつに、暗号文の隠蔽(ciphertext blinding)がある。BLINDING は、メモリに格納される前/メモリからロードされた後のセンシティブな値にマスクを追加/削除することで機能する。これにより、暗号アルゴリズムの内部状態が効果的にランダム化され、攻撃者による制御が阻止されるため、GoFetch攻撃は無力化される。残念なことに、この防御策はアルゴリズムに特有であり、またコストがかかることが多いため、Diffie-Hellmanの鍵交換など、場合によっては必要なコンピューティング・リソースが2倍になる可能性さえあると研究者たちは述べている。

もう1つの防御策は、DMPを持たない、Icestormコアとしても知られる前述の効率化コアで暗号処理を実行することだ。一つのアプローチは、すべての暗号コードをこれらのコアで実行することである。この防御も理想的とは言い難い。予告のない変更で効率コアにDMP機能が追加される可能性があるだけでなく、ここで暗号処理を実行すると、処理完了までに要する時間が自明でないほど長くなる可能性が高いからだ。

9to5macでは、現在のmacOSでは署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされているため、現実的なリスクとしては小さいものとしています。

しかし、実際のリスクは低い
この脆弱性を悪用するには、攻撃者はユーザーを騙して悪意のあるアプリをインストールさせる必要があるが、署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされている。

さらに、攻撃を実行するのにかかる時間は、研究者が実施したテストでは54分から10時間と非常に長いため、アプリをかなりの時間実行する必要がある。

そして、この研究チームは、Appleに対して12月に調査結果を提供しているとのこと。

なので、Appleはこの問題を知っているし、現状はインストールの時点で食い止める方法で対処しているともいえます。

とりあえず、Apple Silicon Macユーザーとしては、今後もスパムのリンクなどをクリックしないようにする、知らないアプリをインストールするときには十分注意する、という当たり前のことを心がけるしかないようです。




おっと、日本でVision Pro関連の求人情報あり。発売はいつ?

Appleが、日本とオーストラリアにおけるApple Vision Pro関連の求人情報を出しています。

条件に当てはまる方は、ぜひチャレンジしていただきたいです。


via:Briefing Experience Specialist, Apple Vision Pro – Careers at Apple

今回募集しているのは、企業向けのブリーフィング・エクスペリエンス・スペシャリスト。

エンタープライズブリーフィングエクスペリエンススペシャリストの目標は、企業ユーザーに焦点を当てたApple Vision Proの可能性を説明することです。製品の機能とその革新的な新技術を紹介するデモンストレーションをデザインし、実施します。また、ソリューション、代表的な使用例、先進的なユーザーワークフローを紹介し、テクノロジー、visionOSプラットフォーム、製品自体への顧客の投資を促します。

Appleプラットフォーム、エンタープライズ・ソリューションに精通しているだけでなく、5年以上の技術営業経験、プレゼンテーションやコミュニケーションスキル、VRまたはAR技術に精通していて、もちろん、日本語と英語が”流暢である”など、かなり条件は厳しく、能力のある人材を探しているようです。

そして、この募集が始まったということは、Vision Proを日本で展開することは間違いなく計画されていることがわかります。

ただ、実際に販売が開始されるのは、まだ先になりそうです。

エンタープライズ向けにvisionOSコンテンツの開発を促して、サードパーティがアイディアを出して、開発を進め、リリースできるようになるには少なくとも半年以上は必要。

となると、日本でのVision Proの発売は早くても年末。

あるいはApple Watchの時と同じように一年後の発売の方がタイミングとしては無理がないように思えます。

Vision Pro用のキラー・コンテンツ、必要ですよねえ。

iPhone向けの生成AI搭載に向けて、AppleはGemini、OpenAIとの交渉中

今年中にAIへの取り組みを発表する予定のAppleですが、iPhone向けGeminiのライセンス供与の交渉も行われているようです。


Googleが提供しているGeminiは、自社サービスで使用するほかに、サードパーティにもライセンス供与しています。

Bloombergによると、「今年のiPhoneのソフトウェアに搭載される新機能のために、Googleの生成AIモデルであるGeminiをAppleにライセンス供与するための交渉が活発に行われている」と伝えています。

想定されている機能は、テキストや画像の生成をGeminiで行うというもの。

iOS 18では、Apple独自のオンデバイスAIモデルと機能の提供に取り組んでいて、iOS 18で提供される機能で他社製の生成AIを使う可能性があります。

同時に、AppleはOpenAIとも機能提供の交渉を行なっているという話もあるので、Geminiに決定したというよりは、複数の生成AIの導入コストとサービスクオリティを比べているという状況なのかもしれません。

なお、スマートフォン市場でのiPhoneの競合製品であるGalaxyは、すでにGalaxy S24のメモや音声録音アプリ、キーボードにGeminiの要約機能を搭載。Samsungは、Geminiのオンデバイス版も使用しています。

今の所、どの生成AIプロバイダーと契約するかは不透明で、Bloombergは6月のWWDCまでは発表されない、と見ています。




朗報:M3 MacBook Air 256GBモデルのSSD速度が改善(というか元に戻りました)

おっと、M3 MacBook AirではベースモデルのSSDが早くなりました。というか、元に戻りました。

ここ数年のMacBook各機種のベースモデル(MBAの場合は256GBモデル)は、SSDストレージチップが一つという設計のために、512GBや1TBモデルよりもSSDが遅くなっていましたが、今年のM3 MacBook Airでは256GBのベースモデルであっても、128GB x 2のストレージチップを使う設計になっているため、M2 MacBook Air 256GBモデルよりもSSD速度が向上していることが確認されました。

M3 MBAのベースモデルでSSDストレージチップを2つ使っていることはMax Techのティアダウン動画などでもレポートされています。

新しいM3 MacBook Airは、M2 MBAより高速なパフォーマンス、Wi-Fi 6E、デュアル外部ディスプレイをサポートしているものの、これまではM2 MBAユーザーが乗り換えを差し迫られるほどの機能差はないという評価がありました。が、ベースモデルを使うのであればM3 MBAを選びましょう。この方がSSDの速度の点では有利です。

とはいえ、M2 MBAよりもSSDが爆速になるというよりも、以前のM1 MacBook Air(128GBストレージチップを2つ使用していたベースモデル)と同じチップ仕様に戻ったということになります。

実際にどのくらい速度が違うのかについてはAppleInsiderがテストしていて、それによると、M2 15インチMacBook Air 512GBモデルの書き込み速度は約3,100MB/s、読み込みが約2,800MB/sだったのですが、256GBモデルの読み書き速度は片道約1,450MB/秒にとどまりました。

一方、256GBのストレージを搭載したM3 MacBook Airでは読み込み速度は2,672MB/sとなっているので、少なくともM2 MBA 512GBモデル同等の速度ということになります。

そもそも上位ランクのM2 MBAが、M1 MBAよりも遅いというのは変な仕様。これが改善されたので、M3 MBAの販売は良くなるかもしれませんね。

Kuo氏「20.3インチのMacBookが2027年に量産の見込み」

Ming-Chi Kuo氏によると、20.3インチのMacBookが2027年に発売かも。

最近、アップルが折りたたみ式のiPhoneやiPadを2025年や2026年に量産する予定なのかどうかという問い合わせを多く受ける。私の最新の調査によると、現在、アップルの折りたたみ式製品で開発スケジュールが明確なのは20.3インチのMacBookのみで、2027年に量産が開始される見込みだ。

つまり、逆にいうと、これ以外のiPhoneやiPad製品には折りたたみ式は予定にないということになります。

んー?そうなんだ、、、。

MacBookの20.3インチというのも謎ですね。

キーボード、どうするの?

片側にソフトウェア・キーボードを表示して使うスタイルかなあ。となれば、iPadの方が近い気がしますが。

img via:LetsGoDigital

↑の大画面版が近いのかな。

ちなみに、Kuo氏からは2023年1月に「折りたたみ式iPad miniが2024年に発売予定で開発中」、2022年4月には「Appleの折りたたみディスプレイデバイス開発も見直し?早くて2025年。折りたたみ式のiPadかも」という話が出ていました。

まあ、Appleのロードマップも何度も修正されたり、開発中であっても取りやめになったりすることもありますからねえ。

Geekbench 6ベンチマークでは、MacBook Air M3は前モデルより20%性能向上

M3 MacBook AirのGeekbench 6ベンチマーク・データベース。


via:Apple MacBook Air With M3 Chip Spotted on Geekbench: Here’s How It Compares With M2 MacBook Air| MySmartPrice

このベンチマークでは、MacBook Air M3はシングルコアラウンドで3,157ポイント、マルチコアラウンドでは12,020ポイント。

これらのスコアは、MacBook Airの前世代モデルM2と比較して、最新モデルはシングルコアで約20%、マルチコアで約18%のスコアアップを達成しています。

また、ベンチマークのリストからは、オクタコアCPU(基本周波数4.05GHz)と10コアGPUを搭載したApple M3プロセッサの存在が明らかに。

このリストでは、MacBook Air M3が16GBのRAM、128KBのL1命令キャッシュ、64KBのL1データキャッシュ、4MBのL2キャッシュを搭載していることを示唆されています。

M1からM2、M3と着実に性能は向上しているわけですが、4nmプロセスから3nmプロセスになって搭載できるトランジスタの数が増えていることを考えると性能向上の割合は小さいようにも思います。

開発戦略として、”前のモデルから20%の性能アップ”というのが達成目標っぽいなあ。

今週にも発表っぽい新型MBA、iPad Pro、iPad Airですが、発表イベントは無い、ようです。

新型MacBook Air、iPad Pro/Air、Apple Pencilなどが近日発売されそうですが、発表イベントは行わないようです。

さらに、Apple Store路面店での情報も。

いくつかの追加ポイント:小売店ではMacBook AirとiPad Proの在庫が少ない;店舗では今週、小規模なリフレッシュを計画している(新製品というより新しいアクセサリーだと思う);店舗では来週初めに大規模なリフレッシュを計画している(より製品に関連したもののようだ)。

となると、アクセサリーは発表当日にも発売で、店頭発売は来週ですかね。

ていうか、今週発表ということは火曜日か水曜日かな、、、。

Apple、iCloudによるクラウドプラットフォーム独占を主張する反トラスト法集団訴訟に直面

今度はiCloudの独占についての反トラスト法集団訴訟が提起されました。


via:Apple Faces Antitrust Class Action Alleging iCloud Monopoly

先週金曜日、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提出された訴状によると、Apple社はiPhoneやiPadの特定のファイルの保存をiCloudプラットフォームに不必要に制限することで、クラウドサービスの「競争の場を不正に操作」している、という主張です。

この集団訴訟にはiCloudプランを購入し、過大請求された全米ユーザーとカリフォルニア州のサブクラスの合計数千万人規模の潜在的メンバーが含まれ、Appleは新たな反トラスト法集団訴訟に直面することになりました。

原告の主張では、「Apple社独自のクラウドプラットフォームであるiCloudだけが、アップル社の携帯電話やタブレットの一部のデータをホストすることができる。この恣意的な慣行は、アップルのモバイルデバイスとiCloudを「違法に『結びつける』」ものだ」としています。

そして、「この結果、AppleのiCloudは推定70%のシェアで市場を支配している」「アップルのデバイス所有者には5GBの無料iCloudストレージ容量が与えられているが、アップルのiCloudの収益が証明しているように、ほとんどのユーザーはストレージのニーズに対してこれでは不十分だと感じ、追加のiCloudストレージプランを購入している」と訴状では述べられています。

このiCloudの無料版は、2011年のWWDCでスティーブ・ジョブズによって導入されて以来、ストレージ容量は5GBに制限されたまま。

世の中のトレンドが動画や高解像度の静止画というファイルサイズが大きなものに移行し、iPhoneなどのAppleデバイスがそれを前提にハイスペックのApple Siliconを開発し、処理速度を向上させ、メモリー容量やSSD容量は大きくするんだけど、それらのデバイスをバックアップしたり、写真動画をバックアップする場所であるiCloudについては、無料利用できる容量は13年以上も変わらないんですよね。

もちろん、他のアルファベット社のグーグル社やマイクロソフト社などの大手テクノロジー企業や、ドロップボックス社を利用することができますが、訴状でも「写真のような制限のないデータを保存するために、異なるインターフェイスを持つ複数のクラウドアカウントを使いこなすことは、ユーザーにとって「魅力的でない選択肢」である」としています。

この手のクラスアクション(集団訴訟)はバタフライキーボードやバッテリーなどが過去ありましたが、残念ながら日本国内のユーザーは対象にはなりません。

ただ、これを機にiCloudのサービス内容が改善される可能性もあるので、一応、注目はしていきたいと思います。

それにしても、結局、Steve Jobsはいろんな意味で魅力的なサービスや製品を出してくれたけど、今は残念感が、、、、という方向の一例にしか過ぎないですね。

Steve Jobsは無くなる前に「Steve Jobsだったらどうするかなんて考えなくていい」と経営チームに伝えたそうだけど、Frog Designの頃からのささやかなAppleユーザーの一人としてはSteve JobsはAppleのDNAなので、今の経営陣には”Steve Jobsだったらどうするか”ということを考えてほしいものだと思います。

未発売のiPod Hi-Fiのピアノブラック・バージョンが存在しました

iPod Hi-Fiのピアノブラックバージョンのプロトタイプ写真。

iPod専用のスピーカーシステムとして発売された「iPod Hi-Fi」は2006年2月発売されましたが、販売は芳しくなく、2007年9月にはオンラインストアから削除されました。

↑は、元Appleで、現在はHumaneに勤務するJose Benitez Cong氏のツイート。

このスピーカーの「チーム作りを手伝った」と説明していて、「当時としては驚異的なデザイン」であり、その特殊な配色で「現存する唯一のもの」かもしれないと考えているそうです。そして、このスピーカーはCong氏の親友にプレゼントされたそうです。

iPod Hi-Fiは大きなボックスタイプのオールインワン・デザインのスピーカー。

電源はコンセントまたは6個の単一電池。

振動を最小限に抑えるため、カスタム設計された2つのワイドレンジ・スピーカーとチューニングされたポート付きベース・システムを備えた独自のアイソレーテッド・エンクロージャー・システムを搭載していました。

また、取り外し可能なフロントグリル、タッチセンサー式ボリュームコントロール、アップル・リモート・サポート、内蔵ハンドルがあり、もちろんiPodの充電も可能でした。


via:(1) XユーザーのJosé Benitez Congさん: 「@halidecamera Tell me this is not badass? https://t.co/HQRKybpqEk」 / X

実はiPod mini、まだ持っているんですよねー。

今となっては”やや欲しいかも”。

AppleのEV開発「Project Titan」は正式に中止になった件につきまして

AppleのEV開発「Project Titan」は正式に中止になりました。

アップル、EV開発計画を白紙に-10年がかりのプロジェクト断念 – Bloomberg
EVよりAI、決断下したアップル-経営資源集中し巻き返し図る – Bloomberg


image via:Vanarama Tech Cars Interior

Appleの電気自動車については、ここ数年、チームのコアメンバーが退職して、競合EVメーカーに移籍したり、チーム内を再編成したり、責任者を変えたり、その度にロードマップが変わったりということが常に起こっていて、成果が出ていない様子がずっと続いていたので、今更感があります。

それにしても、直近の販売想定価格は10万ドル(約1510万円)?

そんなの誰も買わないわw。とは言わないけど、コンシューマー層のほとんどの人は買えない。もちろん、1500万円を使える人はいるけど(普通の自動車メーカーで5年後の残価率60%程度ある車なら残価設定タイプで月額10万円あたり)、そういう人は、自動車製造メーカーとして実績のある別のメーカーのEVを選ぶと思うので、中止で正解でしょう。

本体価格の他にApple Care+が必要(なくらい傷つきやすいボディ)にして、専用クロスは10万円デスとかやりそうだし。

仮に、いますぐに発売できたとしてもEVのトレンドとしては周回遅れだから、ビジネス的に得られるものは少ないだろうし。

開発チームのメンバーとしては、モチベーションの維持が難しい状態が続くよりはいいのかなとも思います。

そして、ほとんどのメンバーは生成AI開発チームに再編成されるようです。

生成AIも周回遅れになりそうだから、本気で注力した方がいいと思うんだけど、遅れを取り戻せるのかなあ。

AppleのAIグラス、カメラ付きのAirPods、スマートリング。で、ディスプレイ付きのHomePodについて[雑感含む]

AppleがAIグラス、カメラ付きのAirPods、スマートリングなどにも取り組んでいたという話。


via:Apple Ponders Making New Wearables: AI Glasses, AirPods With Cameras, Smart Ring – Bloomberg

ただ、Appleが目指しているAIグラスの形態としては「Ray-Ban Metaスマートグラス」の方向でありながらも、これを超える機能が必要だろうし、この形のままVision Proの機能を積み込むのは現実的では無いですよね。


カメラ付きのAirPodsは新味。

でも、そんなの盗撮が捗る以外に使い道が想像できないんですが。まあ、日々のアクティビティの記録にはなりそうです。

スマートリングについては、もう既にレッドオーシャン。
決済のできる製品、スマートフォンの操作も可能な製品、心拍/体温/睡眠計測などができる製品などは他のメーカーから販売されていて、こちらも今更Appleが参入するのなら、これら以上の機能がないと意味なくて、さらに革新的な機能を今のAppleが作れるのか?無理じゃね?というのが正直なところ。

Appleとしては、この辺はApple Watchで使えるんだから、そっち買ってよ。ということじゃなかろうか。

Mac/iPhone/iPadのロック解除ができて、健康情報が取得できるスマートリングを作ったところで、Apple Watch SEよりも安く設定した製品を販売する気が無いと思うんですよね。

なお、先日噂が再燃していた「ディスプレイ付きのHomePod」ですが、Gurman氏は否定的。

Apple TV、FaceTime、HomePodを1つのシステムに統合するデバイスや、ロボットアームのように画面が旋回するHomePodもあった。アップルはまた、壁に磁石で貼り付けられるiPadのようなスマートディスプレイの製造も検討している。

現在までのところ、アップルはこれらのデバイスのいずれについても、目前に迫っていると考えるほどには前進していないと私は考えている。同社は何年もの間、家庭で何をするかについて優柔不断であり、それが変わったことを示唆するものは何も見ていない。しかし、ディスプレイ付きのHomePodの話が最近また出てきた。9to5Macは、iOSの最近のベータ版にそのようなデバイスがあることを引用している。調べてみると、やはりこの製品が今年リリースされるとは思えない。

”ディスプレイ付きのHomePod”の今年発売はないだろうし、早くても来年になる、という見方を書いています。

この”ディスプレイ付きのHomePod”という製品というのも、結局は「Echo Show 10」の後追いでしかないわけですが、Apple製品との連携はしやすいだろうし、音質もいいんだろうし、アルミニウムとガラスでかっこいいと思うので見てみたい気がします。けど、それだけ。

というのは、単純に考えて、78,800円からのiPad miniと44,800円のHomePodを組み合わせた製品ということになれば、合計で14〜15万円はすると予想しているので。そうなれば、まあ買わないなー。

ちなみに僕のこの予想は外れます。きっと。外れて欲しい。

なお、「Echo Show 10」は今は販売終了。

なので、とりあえず、5%オフになってる「Echo Show 15」でお茶濁しとくかなー、、、。と思ったりもします。


Amazonはといえば、スマートホームの製品を定期的に整理し、新製品を投入して、最近は8インチスマートホームコントロールパネル「Echo Hub」なんていうものも出したりして、確実にAppleよりも先に市場を開拓してますよねー。


このままだとスマートホーム市場でのAppleは、仲間はずれにならないようにユニバーサルな互換性を維持するだけ、ということで終わりそう。

いや、僕の予想は外れて欲しいんですけども。

「GoPro Quik for Mac」リリース。MacでもGoProの動画編集、自動アップロード、管理が簡単に行えるようになりました。

macOS用の「GoPro Quik for Mac」がリリース。

MacでもスマートフォンでもGoPro動画の編集を行えるようになりました。

「GoPro Quik for Mac」は、iOS用の「GoPro Quik」でお馴染みの編集機能やGoProクラウドへのバックアップも行うことができます。

GoProで撮影した動画のベストショットを抽出し、BGMを加えたり、トランジションを追加し、共有可能なビデオを自動的に作成することもできます。

PremiumまたはPremium+のサブスクリプションでは、GoProで撮影したすべての映像や他のカメラの映像を、100%の品質で最大500GBまで無制限にクラウドストレージに保存できます。

GoProクラウドへは自動アップロードが行われ、モバイルおよびデスクトップアプリでも編集可能になり、コンテンツ管理もできます。

動画編集機能として、トリミングやテキストオーバーレイ、ステッカーの追加、クリップ/トランジション/エフェクトのビートシンク、フレームグラブにより高解像度の写真を保存できる他、テーマやフィルター、写真やビデオのアスペクト比を調整することもできます。

USB有線接続でGoProを自動検出し、映像を高速かつ簡単に転送します。

また、ローカルメディアとクラウドメディアの両方を1つのビューで表示・管理できるため、動画の整理も簡単に行うことができるようになります。

自動アップロードなどの機能はサブスクリプションが必要です。

サブスクリプションはPremium(月額4.99ドル、年額49.99ドル)またはPremium+(月額9.99ドル、年額99.99ドル)の2種類。

PremiumではGoProカメラで撮影した映像の無制限のクラウドストレージに加えて、GoPro以外のカメラまたは携帯電話で撮影した映像を最大25GB保存可能。

Premium+では、最大500GBのクラウドストレージを保存可能です。

この他、GoPro Fusionコンテンツには対応していないのと、iPhoneなどで撮影した動画は保存できるファイルタイプに制限があります。

なお、GoPro公式ではPremiumは初年度50%オフ。

今までと同じなら、サブスクは公式で購入してアプリは同じアカウントを使う方が安くつくように思います。

僕もこれからチェックしますが、おそらく、ある程度はサブスクなしでも使えるはず、、、。iOSアプリと同じようにサブスクを促すウィンドウはいっぱい出ると思いますけど。

Apple Store USの整備済製品にM3 MacBook Proがどどんと追加。

ベーシックな14インチのM3 MacBook Proも、16インチのM3 Pro仕様もあり。

Refurbished Mac – 2023 – MacBook Pro – Apple

一番手が届きやすいモデルは「Refurbished 14-inch MacBook Pro Apple M3 Chip with 8‑Core CPU and 10‑Core GPU – Silver – Apple」で1,359ドル。通常価格が1,599ドルなので240ドル割引。

大画面で作業効率アップの16インチだと「Refurbished 16-inch MacBook Pro Apple M3 Pro Chip with 12‑Core CPU and 18‑Core GPU – Silver – Apple」で2,119ドル。通常価格が2,499ドルなので380ドル割引。

こちらはUSのストアなので、日本のユーザーは利用不可ですが、おそらく近日中に日本のApple Storeでも追加されるはず。

Appleの整備済製品は、僕も何度か利用していますが、いわゆる一般的な中古と比べて、より新品に近いクオリティが期待できるので、カスタマイズが必要ないのであれば、だいぶ狙い目です。

USキーボードとか必須の人は厳しいかもですけどね。

USの整備済製品はデフォでUSキーボードだから、欲しいんだけどなあ。

AppleのAIはNeural Engineベース?Siriベース?次のM4とA18は「内蔵AIコンピューティングコアの数を大幅に増やす」

ここにきて、AppleのAI導入がはっきりしてきましたが、今年のiPhone 16に搭載されるであろうA18や、Mac製品などに採用されているApple Siliconの次のM4プロセッサーでは、「内蔵するAIコンピューティングコアの数を大幅に増やす」という話が出ています。

M3のNeural Engineは16コア。

これは経済日報が伝えているサプライヤー筋からの情報。

Apple Siliconを製造しているTSMCは3nm強化版プロセスに大きく投資を行っていて、アップルの今年のTSMCの3nm強化版プロセスのウエハー生産量は昨年比で50%以上増加する見込み。

TSMCへの投資拡大に加え、アップルはTSMCから大量の先端パッケージング生産能力も確保。業界筋によると、アップルは現在も主にInFOやCoWoSなどの2.5D先端パッケージング・プロセスをTSMCに発注しているようです。

TSMC自体は単一顧客と注文の動態についてコメントしてはいませんが、業界関係者によると、アップルはAIの大きな流れを見越していて、今年はM3とA17プロセッサーのAI演算能力を大幅に強化するだけでなく、新世代のM4とA18プロセッサーの数と性能も大幅に引き上げるようで、すべての製品ラインにおけるAIアプリケーションの展開率は大幅に向上すると見られています。

また、これまでの各所の情報では、iOS 18には多くの新しいAI機能が搭載される予定で、アップルはこれに合わせてiPhone 16のハードウェアのアップグレードを準備していると言われています。

すでにApple SiliconプロセッサーのSoCの一部には、機械学習である「Neural Engine」があり、こちらはFace IDや、カメラでの撮影時に深度マッピングを行うなどクオリティ向上に使われていますが、Macのアプリケーションでは「Pixelmator Pro」の他には、それほど活用されていないという話もあります。

生成AIに近い機能としてはSiriもあり、Bloombergは昨年10月に、開発中の「スマートバージョンのSiri」はPages、Keynote、Music、Xcodeで使えるようになりそうだ(ただし、検討中も含む)と報じていました。>「What Is Apple Doing in AI? Revamping Siri, Search, Apple Music and other Apps – Bloomberg

今回の話は、次期M4/A18のAIコンピューティングコアということなので、おそらく、Neural Engineの強化と推測されますが、現在のNeural EngineはAIというよりは、ML(機械学習)であるため、Siriと統合されて強化されるという見方もあるかもしれません。

いずれにせよ、生成AIについては、ChatGPTがブレイクした時にAppleは静観しすぎていましたよね。結局、GoogleにもMicrosoftにもAmazonにも追い越された感があるので、早くなんとか追いついてもらいたいものです。




ザッカーバーグCEO:Meta Quest 3はApple Vision Proよりも “大半のことにおいて”優れている

Metaのマーク・ザッカーバーグCEO曰く、「Meta Quest 3はApple Vision Proよりも “大半のことにおいて”優れている」。

マーク・ザッカーバーグによると、Apple Vision Proを数日間テストした結果、(Vision Proは)印象的なハードウェアを備えているが、Meta Quest 3はもっと手頃な価格でほとんど同じことができると考えているそうです。

価格的にはVision Proが3,499ドルなのに対し、Meta Quest 3は499ドル。

ザッカーバーグは、「この価格差で、ヘッドセットを使用する大半の事柄において、Questの方がはるかに優れていることに、私はかなり驚いている」「未来はまだ書かれていない。[未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」とコメント。

Vision Proの高解像度ディスプレイと視線追跡センサーについては「とても素晴らしい」と評価していますが、同時にデバイスの人間工学や快適さとトレードオフの関係にあり、Quest 3は軽いだけでなく、視野が広く、バッテリーを内蔵しているためワイヤレスだと指摘。

視線追跡センサーについては、将来のQuest製品に搭載するとしています。

さらに、ゲームを含むコンテンツのラインナップについては、Meta Questの方がはるかに多くのタイトルを含むライブラリーを提供しているが、今の所、Vision Proのハードウェアを活用したアプリはあまり存在しないとしています。

VRMR市場において、Questは完全に先行した製品だったことや、ザッカーバーグ氏がMetaのCEOであることを考えれば、そのメリットのアピールは当然です。

同時に、Vision Proでお披露目された機能は、最新のテクノロジーを組み合わせたものでありオンリーワンではあるという点は理解できるものの、価格差は7倍にもなることも事実です。

個人的には、大きな外部ディスプレイを買うつもりで購入するかなあ、とも思っていたのですが、今の所、Macと組み合わせたときには入力が行いづらい問題や、拡張ディスプレイを本気で使おうとすると”酔う”という指摘もあったり、何よりも2時間しか使えないということを考えると様子見をするしかないかもと思っています。

Quest 3でどこまでできるかっていうのも興味あるしなあ。

3月のApple新製品のまとめ:新型iPad Pro、MacBook Airアップデート、新型iPad Airその他

ヤマダウェブコムの決算セール:M2 Max搭載MacBook Pro限定品は速攻で売り切れてましたね、、。

で、気がつけば、もう2週間後には3月。

ここ例年、3月はAppleの新製品が発表されていて、ご存知の通り、今年は新型iPad Pro、MacBook Airアップデート、新型iPad Airが出そうな様子。

一応これまでの話をまとめておくと以下になります。

新型MacBook Air:

・13インチと15インチモデルは両方ともM3チップにアップデート
・大きなデザイン変更はない
・Wi-Fi 6Eに対応する可能性が高い

M3チップになることで、より高速なパフォーマンスと、ゲームでのグラフィック描画を向上させるハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングなどの恩恵が期待できます。

新型iPad Pro;

・有機ELディスプレイ
・M3チップ
・MagSafeワイヤレス充電
・横向きに設置されたフロントカメラ

また、トラックパッドが大型化して、上面がアルミニウム製にリデザインされたMagic Keyboardも登場予定。

新型iPad Air:

・新たに12.9インチのiPad Airが追加
・10.9インチのアップデート
・M2チップ
・再設計された背面カメラのバンプ
・Wi-Fi 6E
・Bluetooth 5.3

また、最近のプレスリリースで、アップルはiOS 17.4が3月にリリースされることも確認されました。

iOS 17.4の主な新機能:

・Apple Podcastsのトランスクリプト
・HomePod用のSharePlay
・新しい絵文字
・仮想カード番号を生成することでより多くのウェブサイトでApple Cashカードを利用できる機能
・今年後半の次世代CarPlayに関するリソースの追加

3月にリリースが予定されているその他のソフトウェアアップデートには、iPadOS 17.4、macOS 14.4、watchOS 10.4、tvOS 17.4、visionOS 1.1が含まれます。

さらに、ここ数年(2021〜2023年)は3月にiPhoneの新色も発表されているので、この辺りも期待できそうです。

BloombergのGurman氏によると、MacBook Air、iPad Pro、iPad Airの新モデルは「3月末頃」に発表するようです。

Visionチーム曰く、Vision Proの “理想的な形”は4世代が必要

Vision Proの “理想的な形”を実現するには、デバイスの世代を4つ重ねる必要があるかもしれない、とアップルのVision Products Groupの一部の人々は考えている、ようです。

今週のPower Onによると、アップルのヘッドセット開発に携わるチームの一部では、このデバイスを顧客が日常的に使用できるほど洗練されたものにするには、まだ多くの作業が必要だと感じているという話。

その「理想的な形」というのがどのような仕様であるのか?については、明らかになっていませんが、これまでの各所で公開されているVision Proのレビューやインプレッションで明らかになっているのは以下のポイント。

・長時間の使用には重く扱いにくい
・バッテリーの持ちが悪い
・専用アプリが少ない
・visionOSのバグの多さ

これらの問題はほとんどが発売前にも予想されていたものですが、まず、この辺が改善するかどうかというのは、アーリーアダプタ以降の購買層にとっては重要な話になりそうです。

また、Gurman氏はiPadをMacの代替品として位置づけようとしているが、その結果は「良い結果も悪い結果もある」というもので、Stage Managerなどの機能でマルチタスクデバイスにしようとしたものの、Macのような真の生産性向上デバイスにはなれず、「このデバイス(iPad)は本来の目的を失い、アップルの製品ポートフォリオの中でより混乱した一部となってしまった」と書いています。

さらに、Vision ProがiPadの代わりになるという見方もしていて、この場合、必要なことは「(iPadの代替品にするためには、)ハードウェアのアップグレード、ソフトウェアのアップデート、そしてアプリ開発者やコンテンツメーカーによるサポートの向上が必要」であり、「それまでは、Vision Proは基本的にプロトタイプであり、テストする特権を得るためにアップルにお金を払わなければならないもの」としています。

Apple Watchも軌道にのるまでに数世代かかっていて、さらに全く新しい技術を駆使した製品ということを考えれば、4世代はかかってもおかしくないですね。

4世代ということは、毎年新製品を発表したとして2027年モデルになりそう。

その頃には形も小さくなって、価格も下がるかな。

いや、Apple Watchのようにバッテリー持ちは変わらないかもしれないですね、、、。




macOS/Windowsアプリ 44タイトルを自由にバンドル可能な「New Year macOS & Windows Bundle」

今年最初の「New Year macOS & Windows Bundle」がスタート。


カスタマイズ可能で共有可能なスニペットテキスト・マネージャー「TEXTEXPANDER – 1 YEAR」39.96ドルが6ドル。

動画ダウンローダー「SURFAST VIDEO DOWNLOADER」69.95ドルが5ドル。

何度か紹介している(僕も使っている)Mac用のファンコントロール/温度センサーモニタリングアプリ「TG Pro」10ドルが3.50ドル。

Dropbox統合、iPhoneファイルのブラウジング、フォルダ同期などの機能を備えるMac用のファイル管理ユーティリティ「PATHFINDER 1 YEAR」29.95ドルが4.99ドルが5ドル。

この他、クリエーター向けのWebサイト構築アプリ、写真編集、ペイントアプリ、フォント、写真用オーバーレイ、LUTS、テキストエフェクトなどのアプリもあります。

好きなアプリをピックアップして、合計30ドル以上になると3ドルオフ。

必要なアプリがあれば、お得にゲットが吉です。

Vision Proティアダウン@iFixit:EyeSightディスプレイの機能解説やバッテリーパックの特大Lightningコネクタ含む

iFixitさんが、早速、Vision Proをティアダウン。

Vision Pro Teardown—Why Those Fake Eyes Look So Weird | iFixit News」は、内部レポート第一弾。

かなり、AR/VRデバイスの製造技術に踏み込んだ内容もあり、Vision ProがVRMR市場の中でどのポジションになるのか、という面でも参考になるものなので、興味ある方は全文チェックをお勧めします。

僕が興味深く思った点:

・EyeSightディスプレイ
技術ジャーナリストたちが「奇妙」「不気味」「非常に疑わしい実用性」と呼んでいる。
非常に薄暗く、解像度が低いため、レビュアーたちは「よく見えない」という評価が多い。

・Meta Quest Proのバッテリーを除くディスプレイモジュールは522グラム。Vision Proのアセンブリは532グラムなので重さはほぼ同じ。(353gのバッテリーを除けば)

・装着時の第一印象はかなり良い。「重さは予想したほど悪くないが、頭ではなく額や頬にかかるのは確かで、誰かが頭を押して傾けているような変な感じがする」と、サム・ゴールドハート@iFixit

・非常に繊細でクッション性のある編み目の「Solo Knit Band」は見た目もクール。後頭部に巻き付け、側面のダイヤルでフィット感を調整。自転車のヘルメットを締めるのと同じ。

・スピーカーは、メインヘッドセットと結合する2本の硬いバンドに固定

・左側のバッテリーケーブル接続部:磁石でカチッとはまり、ねじってロック。コードが椅子に引っかかって抜けることはない。

・バッテリーが外付けなため、交換はしやすい
・しかしながら、ポートは独自の特大Lightningコネクタのようなものでバッテリーパックに接続され、クリップかSIM抜き取り工具を使って外す。このため、USB-Cバッテリーを使うことはできない。

・顔の大きさや形に対応するために、Appleは28種類のライトシール・パーツを販売していて、これがVision Proの注文をすべて手作業で梱包している理由

・シールは化粧などで内側が汚れてしまうことも複数報告されている。Appleは水と無香料の食器用洗剤を使うことを推奨。

このほか、EyeSightディスプレイにより、Appleが達成したいと考えていることは「アニメーションのような目のある3Dの顔」であり、これを実現するために前面ディスプレイには3つのレイヤー:ワイドニングレイヤー、レンチキュラーレイヤー、そしてOLEDディスプレイがあり、異なる角度から見ると異なる画像を表示するレンチキュラーレンズがポイントであることも解説しています。

VisionOSは複数の顔画像(AとBと呼ぶ)をレンダリング。それらをスライスして、ある角度から見たAを左目に、別の角度から見たBを右目に表示して、立体視効果による3Dの顔を表示しています。

この方法にはデメリットもあり、それは水平解像度が劇的に低下し、複数の画像それぞれに分割されるというもので、このために解像度は必然的に低下してしまい、EyeSightの目がぼやけるという現象が出るようです。

Vision Proは、新しい技術の集大成であることは間違いないので、この辺りの技術解説は面白いですね。

ティアダウンレポートの第二弾、第三弾も用意されているようです。