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Apple幹部二人のインタビュー:M3 MacBook Air、Apple Siliconチップ、ゲーム、AIについて

Appleの上級幹部2人が、M3 MacBook Air、Apple Siliconチップ、ゲーム、AIについて話しているインタビューがIT Houseに出ていますが、興味深い内容がいくつかあり。


IT House talks to Apple executives: MacBook Air 8GB memory, dual-display cover, games and AI… these questions are all answered – IT House

”8GB RAMは想定しているユーザーの使い方に十分な仕様”

M3 MacBook Airもベースモデルは8GB RAM. 256GB SSDとなっていますが、これは少ないんじゃないかという意見もあります。

この仕様について、ApplのMac製品マーケティングチームのEvan Buyzeによると、

8GBのメモリは、インターネットの閲覧、ストリーミングやメッセージの送信、写真やビデオの軽い編集、カジュアルゲームやエンターテイメントゲームなど、多くのタスクに適していると述べている。生産性関連のアプリを実行する場合など、8GBはこれらのユーザーシナリオに非常に適したメモリ選択である。

とのこと。

Appleが想定しているインターネット閲覧がどのレベルかにもよるのですが、Webブラウザで10〜20のタブを使用している状況も含まれるかどうかは不明です。

自分の用途の場合に8GB RAMで足りるのか?と言う判断は難しいもので、Apple Store路面店など試すにしてもアプリの起動スピードはともかく、実際に行うデータを読み込んで作業してみないとわかりませんよね、、、。

なので、不安なら16GB RAMにするしかないんじゃなかろうか。

僕も16GB RAMにして快適なのはいうまでもありませんが、これが8GBだった時にどれだけストレスになったのか、あるいは、ならなかったというのは正直わかりません。

デュアルディスプレイ時の熱について

M3 MacBook Airでは、最大で2台のディスプレイを表示可能で、リッドを閉じた状態では2台の外部ディスプレイに出力することができます。

ただ、このリッドを閉じた状態というのは、MBAにとっては放熱を妨げることになるため、COUの発熱が早くなり、結果的にサーマルスロットリングが早いタイミングで機能して、実動性能が下がるのでは?という問いに対して。

Evan Buyze氏は

Mシリーズのチップは消費電力が非常に効率的なので、静かでファンレスの設計を実現できる。ユーザーがマルチタスクや生産性アプリの切り替え、または他の使用シナリオであるかどうかにかかわらず、非常に良好なパフォーマンスを持つことができます。

冷却条件が変わることへの直接の返答はなく、Mシリーズチップの効率性により影響はない、という答えでした。

ただ、これもAppleが想定している使い方によると思うので、ヘビーな動画編集をマックスで行う場合には、それなりの影響が出るんだろうなと思います。

ゲームタイトルについて

M1チップ以降、Macプラットフォーム上のゲーム数は大幅に増加。

「バイオハザード4」「Death Stranding」など、他のプラットフォームからの移植が多いものの、Mシリーズチップにネイティブ開発されたゲームタイトルも視野にある様子です。

アップルは昨年の開発者会議WWDCで、ゲーム開発者がアップルのプラットフォームでより良いゲームを開発できるよう、Game Porting Toolkitを発表しました。同時に、アップルは『Honkai Impact 3』や『Planet Reboot』といった中国のゲームがMacで発売されたことも喜んでいます。アップルは今後実際にもっと多くのゲームをリリースしていくだろう。

長年開発してきたニューラルネットワーク・エンジン、AIについて

今年はPCメーカー全体がAIアクセラレーションを売りとしたPC製品を作ることに力を入れていて、Windows陣営の多くの製品は、すでに端末側で大規模なAIモデルを実行することができ、すでに比較的優れたものがあります。これを踏まえ、アップルはMacでのAIアプリケーションの計画はどのようになるか?の問い。

AI技術に関しては、生成AIを端末側で実行する場合、メモリ要件が高いことがわかっている。アップルのMシリーズ・チップは、ユニファイド・メモリ・アーキテクチャ設計という重要な技術を持っており、ジェネレイティブAIに直面した場合、Mチップが有利になるのは当然だと思われる

ユニファイド・メモリの優位性があるという主張があり、それはその通りなのかもですが、生成AIにおいてもメモリー容量は大きい方が処理は行いやすいであろうことは想像に難くありません。結局、メモリーは多い方がいい。

ハードウェア・エンジニアリング担当副社長ケイト・バージュロンは、

過去1年半の間に、AIの開発プロセスは私たちの想像をはるかに超えていました。私たちのニューラルネットワークエンジンの開発の歴史を見ると、実はこれが私たちのNPUなのです。実際、ニューラルネットワーク・エンジンの開発はA11 Bionicチップの頃から行われており、AIへの投資は実に早くから始まっています。始まったばかりです。

ニューラルネットワーク・エンジンの開発は、iPhone Xに採用されていたA11 Bionicから取り組んでいたとのこと。

アップルの第1世代ニューラルネットワークエンジンは、2017年にA11チップの一部として発表されたことは注目に値する。これは、半精度浮動小数点データフォーマット(float16またはFP16)で0.6テラフロップス(TFlops)のピークスループットを持ち、Face IDやMemojiなどのデバイス上のML機械学習機能を効率的にパワーアップできる。2021年までに、第5世代の16コアニューラルネットワークエンジンの処理能力は26倍、つまり15.8TFlopsとなり、ニューラルネットワークエンジンの利用可能範囲も2017年のiPhoneのみから、A12チップを搭載したiPad、M1チップを搭載したMacへと拡大した。

これらの経緯から、MシリーズチップのCPU、GPU、ユニファイドメモリ、そしてニューラルネットワークエンジンは、AI PCに最適なプラットフォームであり、M1チップのサポートにより、MacもAI作業を処理するのに非常に適したプラットフォームになる、と説明。

また、すでに搭載されているSiriのディクテーション、Liveテキスト、ビデオや写真編集でのオブジェクト抽出、ビデオ会議でのポートレートモードの背景ぼかしなどは、AI技術を直感的な方向性で実装しているものであり、チップレベルとMac製品レベルでのアップルのAIへの投資は実に早くから始まっているとも語っています。

Appleの今後のAI戦略についての詳細は、6月のWWDCにおいて明らかになる予定です。

とりあえず、これからM3 MacBook Airを購入する予定の方は、やっぱり、16GBにしておいた方がよさそうに思います。

AppleのAIは、デバイス側で処理する生成AIになりそうだし。

Apple Siliconチップの新たな脆弱性:秘密鍵を抜き取ることが可能

Apple Silicon M1〜M3で新たな脆弱性が発見されました。この問題はパッチすることでは防げませんが、現実的にはリスクは小さいと考える人たちもいます。

大学の研究者が木曜日に発表した論文によると、アタッカーはMacで採用されている暗号化操作が実行された際に、秘密鍵を抜き取ることができるとしています。

img via Apple

ArsTechnicaによると、これを発表したのは大学の研究チームで、以下のメンバーで構成されています。

ボル・チェン(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
インチェン・ワン(テキサス大学オースティン校
プラディムナ・ショーム(ジョージア工科大学
クリストファー・W・フレッチャー(カリフォルニア大学バークレー校
デビッド・コールブレナー(ワシントン大学
リカルド・パッカネッラ(カーネギーメロン大学
ダニエル・ゲンキン(ジョージア工科大学
この脅威は、実行中のコードが近い将来にアクセスする可能性のあるデータのメモリアドレスを予測するハードウェア最適化機能である、チップのデータメモリ依存プリフェッチャに存在する。実際に必要になる前にその内容をCPUキャッシュにロードすることで、この機能はDMPと略され、現代のコンピューティングで一般的なボトルネックとなっているメインメモリとCPU間のレイテンシを短縮する。DMPは、Mシリーズチップとインテルの第13世代Raptor Lakeマイクロアーキテクチャにのみ見られる比較的新しい現象だが、旧式のプリフェッチャーは何年も前から一般的だった。

この脆弱性はDMP(データメモリ依存型プリフェッチャ)のバグに起因するもので、欠陥はApple Siliconチップのアーキテクチャの一部であるため、Appleが現在のデバイスで修正する方法はない、としています。

研究チームはこの脆弱性を特定し、それを悪用するアプリ「GoFetch」を作成しています。

論文の内容はかなり専門的なもので、理解するのは難しいですが、その仕組みを簡単に説明している箇所としては以下のような記述があります。

チップに保存されたデータがメモリアドレスと間違えられ、キャッシュされることがあるというものだ。悪意のあるアプリがこのエラーを繰り返し発生させれば、時間の経過とともに鍵を解読することができる。

Apple SiliconチップにDMPの脆弱性が見つかったのは今回が初めてではなく、2022年に別の研究チームがAuguryと名付けた脆弱性を発見しています。

研究チームによれば、この脆弱性はパッチを当てることができないため、Appleにできる最善の方法は回避策を講じることですが、これはパフォーマンスに影響することになります。

最も効果的な緩和策のひとつに、暗号文の隠蔽(ciphertext blinding)がある。BLINDING は、メモリに格納される前/メモリからロードされた後のセンシティブな値にマスクを追加/削除することで機能する。これにより、暗号アルゴリズムの内部状態が効果的にランダム化され、攻撃者による制御が阻止されるため、GoFetch攻撃は無力化される。残念なことに、この防御策はアルゴリズムに特有であり、またコストがかかることが多いため、Diffie-Hellmanの鍵交換など、場合によっては必要なコンピューティング・リソースが2倍になる可能性さえあると研究者たちは述べている。

もう1つの防御策は、DMPを持たない、Icestormコアとしても知られる前述の効率化コアで暗号処理を実行することだ。一つのアプローチは、すべての暗号コードをこれらのコアで実行することである。この防御も理想的とは言い難い。予告のない変更で効率コアにDMP機能が追加される可能性があるだけでなく、ここで暗号処理を実行すると、処理完了までに要する時間が自明でないほど長くなる可能性が高いからだ。

9to5macでは、現在のmacOSでは署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされているため、現実的なリスクとしては小さいものとしています。

しかし、実際のリスクは低い
この脆弱性を悪用するには、攻撃者はユーザーを騙して悪意のあるアプリをインストールさせる必要があるが、署名されていないMacアプリはデフォルトでブロックされている。

さらに、攻撃を実行するのにかかる時間は、研究者が実施したテストでは54分から10時間と非常に長いため、アプリをかなりの時間実行する必要がある。

そして、この研究チームは、Appleに対して12月に調査結果を提供しているとのこと。

なので、Appleはこの問題を知っているし、現状はインストールの時点で食い止める方法で対処しているともいえます。

とりあえず、Apple Silicon Macユーザーとしては、今後もスパムのリンクなどをクリックしないようにする、知らないアプリをインストールするときには十分注意する、という当たり前のことを心がけるしかないようです。




AppleのAIはNeural Engineベース?Siriベース?次のM4とA18は「内蔵AIコンピューティングコアの数を大幅に増やす」

ここにきて、AppleのAI導入がはっきりしてきましたが、今年のiPhone 16に搭載されるであろうA18や、Mac製品などに採用されているApple Siliconの次のM4プロセッサーでは、「内蔵するAIコンピューティングコアの数を大幅に増やす」という話が出ています。

M3のNeural Engineは16コア。

これは経済日報が伝えているサプライヤー筋からの情報。

Apple Siliconを製造しているTSMCは3nm強化版プロセスに大きく投資を行っていて、アップルの今年のTSMCの3nm強化版プロセスのウエハー生産量は昨年比で50%以上増加する見込み。

TSMCへの投資拡大に加え、アップルはTSMCから大量の先端パッケージング生産能力も確保。業界筋によると、アップルは現在も主にInFOやCoWoSなどの2.5D先端パッケージング・プロセスをTSMCに発注しているようです。

TSMC自体は単一顧客と注文の動態についてコメントしてはいませんが、業界関係者によると、アップルはAIの大きな流れを見越していて、今年はM3とA17プロセッサーのAI演算能力を大幅に強化するだけでなく、新世代のM4とA18プロセッサーの数と性能も大幅に引き上げるようで、すべての製品ラインにおけるAIアプリケーションの展開率は大幅に向上すると見られています。

また、これまでの各所の情報では、iOS 18には多くの新しいAI機能が搭載される予定で、アップルはこれに合わせてiPhone 16のハードウェアのアップグレードを準備していると言われています。

すでにApple SiliconプロセッサーのSoCの一部には、機械学習である「Neural Engine」があり、こちらはFace IDや、カメラでの撮影時に深度マッピングを行うなどクオリティ向上に使われていますが、Macのアプリケーションでは「Pixelmator Pro」の他には、それほど活用されていないという話もあります。

生成AIに近い機能としてはSiriもあり、Bloombergは昨年10月に、開発中の「スマートバージョンのSiri」はPages、Keynote、Music、Xcodeで使えるようになりそうだ(ただし、検討中も含む)と報じていました。>「What Is Apple Doing in AI? Revamping Siri, Search, Apple Music and other Apps – Bloomberg

今回の話は、次期M4/A18のAIコンピューティングコアということなので、おそらく、Neural Engineの強化と推測されますが、現在のNeural EngineはAIというよりは、ML(機械学習)であるため、Siriと統合されて強化されるという見方もあるかもしれません。

いずれにせよ、生成AIについては、ChatGPTがブレイクした時にAppleは静観しすぎていましたよね。結局、GoogleにもMicrosoftにもAmazonにも追い越された感があるので、早くなんとか追いついてもらいたいものです。




5G内蔵のMacBookもロードマップにはあるけど、少なくとも5年先、、、

Power on by Mark Gurmanでは、Appleが自社開発のパーツを増やしていくことを模索していると伝えていて、その中にはこれまでも噂のあった5Gモデムも含まれています。

これまでのところ、AppleがIntelのモデム部門を買収し、それまで関係性が良くなかったQualcommの依存比率を少なくするために自社開発を進めていましたが、その進行状況は芳しくなく、iPhoneへの採用が何度も延期されています。

Gurman氏は、アップルのモデムが2026年にiPhoneに搭載され始めると(それ以上の遅延がないと仮定して)、同じチップをApple Watch、iPad、Macに搭載する予定だが、それは「おそらくさらに2〜3年必要になるだろう」としています。

しかし、本当のテストは、アップルがそのDIY的アプローチを新しい分野にうまく適用できるかどうかである。これには、現在2026年頃に完成すると予想されているセルラーモデムも含まれる。その後、Apple WatchやiPad、そしてMacのセルラーモデルにこのチップを搭載するには、さらに2、3年の時間が必要になるだろう。

5G内蔵のMacBookというのは魅力的ですが、早くても2028年か2029年。

そうなると、マーケットとしては5Gの先の通信規格も視野に入りそうで、今と同じような魅力を感じるかどうかはわかりません。

やっぱり無理なんじゃなかろうか。




[11日間のみ]M3 MBP+macOS Sonoma対応の「Parallels Desktop 19」が25%オフ

本日含め11日間有効の25%オフクーポン「9QT-2BZ-847」が使えます。Parallels公式よりの提供です。


macOS用のヴァーチャルWindows環境「Parallels Desktop 19」は、新しいM3 MacBook Pro、macOS Sonomaに対応。


最新版の「Parallels Desktop for Mac 19.1.1」の変更点は:

Parallels Desktop for Mac 19.1.1 (54734) アップデートでは、全体的な安定性とセキュリティの問題が解決され、以下の追加と改善が含まれています:

USB デバイスを直接接続した場合に Windows OS に表示されない問題を修正しました;
VM ウィンドウのサイズを変更した後、Linux マシンのディスプレイがぼやけたままになる問題を修正しました;
Appleシリコン上のmacOS Sonomaマシンがネットワーク接続を失う問題を修正しました。

「Parallels Desktop 19」の基本機能は:

・macOS Sonoma 14に最適化
・WindowsサインインのためのTouch ID対応
・WindowsでOpenGL 4.1をサポート
・Apple Siliconを搭載した Mac 上で CentOS 9 Stream を実行できるように設計
・ArmベースのLinuxでIntelベースのソフトウェアを実行できるように設計
・Apple Siliconを搭載したMacコンピュータ上でのmacOS仮想マシンの大幅な改善

バージョン19では、macOS Sonoma 14の最適化とTouch ID対応(つまりWindows環境も指紋認証)という部分が大きいアップデートになっていました。

なお、Apple Silicon Macでは、BootCampが使えなくなりましたが、「Parallels Desktop」はMicrosoft公式も推奨しているヴァーチャルWindows環境です。

ビジネスツールメインのWindows環境としては適していますが、ゲーム環境として使う場合にヴァーチャルRAMだと対応しないゲームもあるので、この辺は事前に確認が吉です。

Geekbench:iPhone 15 ProシリーズのA17 Proは約10%高速というスコア

iPhone 15 ProシリーズのA17 Proは3nmプロセスのチップで爆速化が期待されていましたが、Geekbenchスコアによると、iPhone 14 ProのA16 Bionicと比較すると10%程度早いという結果。

XcodeのファイルからiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの両方が8GBのRAMになっていることが確認されていましたが、Geekbenchスコアでもモデル番号iPhone 16,1のiPhone 15 Proは8GBのRAMを搭載していることがわかります。

ベンチマークの結果では、このiPhone 15 ProのSoCは6コアCPUで構成されており、基本周波数は3.78GHz。

テスト結果では、シングルコア・テストで2908点、マルチコア・テストで7238点。iPhone 14 Proのスコアは、シングルコアとマルチコアのテストで2642点と6739点となっています。

iPhone 15 Pro Max(iPhone 16,2)は、8GBのRAMと6コアのCPU。

シングルコアテストでは2846点、マルチコアテストでは7024点。
iPhone 14 Pro Max(A16 Bionicチップセット)は、シングルコアテストで2546点、マルチコアテストで6631点。

いずれもスコアは約10%程度高速という結果になっています。

3nmプロセスのチップだから、もっと速くもできるけど、、、という感じがしないでもない、、。製品ロードマップ的には正解なんだろうけど。

となると、M3も同じくらいの性能向上で登場するのかも。




AppleがARMと2040年までの新たな契約を締結

(したのでMP130を引っ張り出してみた)

AppleがARMと2040年までの新たな契約を締結したことが新規株式公開書類で明らかになりました。

ARMとAppleの提携の始まりは1990年。1993年にはARMベースのプロセッサ・チップを搭載したハンドヘルド・コンピュータ「Newton MessagePad」をリリース。
Newton MessagePadは手描き文字認識など、先進的な機能を搭載していましたが、当時のテクノロジーでは実用的とは言い難く、162MHz StrongARM SA-110 RISCプロセッサを搭載したMessagePad 2100(1997年)が最後の製品になりました。

実はまだ持ってるMP130(同梱物完全版)。動作は30年前と変わらずですけど。

以降、ARMチップは携帯電話などで採用されていましたが、現代のApple Silicon、iPhoneやiPadのチップも、ARM所有のIPのライセンス供与を受けてカスタムチップとして開発製造されています。

ARMが火曜日に提出した新規株式公開書類、ロイター報道によると

・Appleは2040年以降に及ぶチップ技術の新契約を結んだ
・ソフトバンク・グループ(9984.T)はアメリカ預託株式9550万株を、1株あたり47ドルから51ドルで売り出す予定
・AppleはARMの新規株式公開に7億3500万ドルを投資した企業の一つ

という点が明らかになっていて、Appleが今後17年以上はARMベースのチップを開発していくロードマップを描いているのは間違いなさそうです。

今月9/12(日本時間9/13)で発表されるはずのiPhone 15には3nmプロセスのA17、10月以降の新型Mac、来年のiPad Proには、3nmプロセスのM3が搭載されるという話も”ほぼ確”の様子。

とりあえず、M3は気になるなあ。ピーク性能はそのまま出さないかもだけど、、、。

Microsoft:M1/M2 MacでWindows11を使う方法はWindows 365か、Parallels Desktop推奨

M1/M2 MacではBootcampが使えなくなった問題で、お困りの方もいらっしゃると思いますが、Microsoft公式が、Apple Silicon搭載のMacでWindowsを使用する2つの方法をアナウンス。



Apple® M1® および M2™ チップを搭載した Mac® コンピューターでWindows 11を使用するためのオプション – Microsoft サポート

Microsoftが正式にアナウンスした方法は以下の二つです。

1)クラウド PC のWindows 11とWindows 365を使用する


Apple Silicon搭載Macを含む、多くのデバイスで使用できるWindows 365サービスを通じて、Windows 11を使うことができます。

ビジネスプランはベーシック、スタンダード、プレミアムの3種類で以下の価格で提供されています。


Windows 365 Business のプランと価格 | Microsoft

2)Parallels Desktopを使用する

Intel / Apple Silicon、macOS Venturaにも対応している「Parallels® Desktop 18」はArm® バージョンのWindows 11 ProとWindows 11 Enterpriseを実行する、Microsoftによって承認されたヴァーチャル・ソリューション。

Windows 11のARMバージョンには、DirectX 12/OpenGL3.3 以上に依存するものなどがあるため、さまざまな種類のハードウェア、ゲーム、アプリを使用する場合に制限が存在することも併記されています。>「Windows Arm-based PCs FAQ – Microsoft Support


追加の仮想化レイヤーに依存する機能は対応していないのと、ゲームなどでよく使用されるDirectX12は対応していません。

このあたりのできることとできないことを把握した上で利用する場合には、「Parallels® Desktop 18」はMicrosoftも公式に認めた仮想環境であるとも言えます。

なお、先日お伝えしたように「Parallels® Desktop 18」は現在、過去最大のキャンペーンとして、11万円相当の14アプリをバンドルするキャンペーンを今月いっぱい行っているので、お得に導入できるタイミングかと思います。

番外:買い切りのMicrosoft Office Home & Business for Mac 2021を使うのも手です。

今回のMicrosoftのアナウンスにはないけど、もっと限定して、MacでMicrosoft Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teams, OneNoteを使うには?ということで考えると、前にも紹介した「Microsoft Office Home & Business for Mac 2021: Lifetime License」がコスパが良いのでお勧めです。


なにしろ、今だと39.99ドルの買い切りでゲットできます。

注意点は2021年版であること、くらいでしょうか。

2022年版出ないかなーと気にしていたのですが、どうも出る気配は今のところなし。まあ、気配なくてもいきなり出るかもしれないけど。

macOS Venturaにも対応してます。そのほかの要件はこちら。


この3つから、ご自身の用途に一番あっている方法を選ぶのが吉だと思います。

AからUltraまでのほとんど全てのApple Siliconチップのベンチマークを比較したインフォグラムがいい感じ。買い替え時の判断材料に。

Macworld「Every Apple chip compared in the ultimate speed test!」のApple製チップのGeekbench 5ベンチマークをまとめたインフォグラムがわかりやすいですね。

最初に思ったのはM2 MaxとM2 Proのマルチコアの数字の差は200ポイントにも満たないこと。

Computeの方はかなり差があります。動画を扱うのなら、Maxの方が適しているというのは、この数字を見ても分かります。

そして、M2搭載のMacBook Airと、M2 iPad Proのマルチコアスコアはほとんど同じなのですが、ComputeスコアはM2 iPad Proの方が上。

Geekbenchによる説明では、Compute ベンチマークはゲーム、画像処理、ビデオ編集におけるGPUの性能をテストするものとなっています。

となると、動画編集とかを行う場合にはM2 MacBook AirよりもM2 iPad Proの方が適していることになります。

ただ、動画編集であってもキーボードのある無し、ストレージの大きさは編集作業の速度に直結するので、iPad Pro(512GB) + Magic Keyboardあたりが最低条件になりそうですが。

まあ、動画であっても解像度が2K程度なら、もっと少なくても大丈夫かもです。

ところで、M1 Proのスコアが入っていないのはなんででしょうね。

ざくっと検索して出てきたMacBook Pro (16-inch, 2021)のスコアはこちらです。

MacBook Pro (16-inch, 2021) – Geekbench Browser

自分が今使っているiPhoneやMacから買い換えるべきか?とか、どれにするべきか?という時の判断材料になりそうですね。

M1 / M2最適化の「DaVinci Resolve for iPad」がついにリリース

M1 / M2搭載iPad Pro、特に12.9インチユーザーであれば、とっても楽しめそうな「DaVinci Resolve for iPad」がリリース。


「DaVinci Resolve for iPad」は、Apple Silicon M1 / M2チップを搭載したiPad Proに最適化された動画編集アプリ。

ただ、Apple Siliconチップ搭載前のモデルでも動作します。この場合、利用できる機能に制限があります。


編集とカラーコレクションを1つのソフトウェアツールに統合した動画制作ソリューションで、モダンなインターフェースで初めてのユーザーにも覚えやすく、また、ハリウッドのプロがハイエンドのポストプロダクションスタジオで使っているのとまったく同じツールの使い方を学べることがアピールされています。


ビジュアルメディア閲覧用のソーステープ、高速レビュー、スマートな編集ツールなどの機能により、これまで以上にスピーディーな作業が可能になったカットページや、多くのハイエンド長編映画やテレビ番組のカラーリングと仕上げに使用されている、ハリウッドで最も先進的なカラーコレクタであるカラーページ、Blackmagicクラウドコラボレーション、DaVinci Neural Engineを搭載した最先端のAI処理などの諸機能は、プロフェッショナル用途にも十分耐えられそうな機能。

また、DaVinci Resolveプロジェクト(drp)およびプロジェクトアーカイブ(dra)は、デスクトップのDaVinci Resolve 18と完全互換になっています。


推奨iPadは、Apple iPad Pro M1またはそれ以降のモデル。

それ以前のiPadでは、HDに制限される場合があり。

「DaVinci Resolve」は無料で使用可能で、「DaVinci Resolve Studio」へのアップグレードはApp内で94.99ドルで提供されています。


動画編集では、絶対的に大きいディスプレイが有利なため、12.9インチが最大サイズのiPad Proでどの程度実用的であるかは、やりたいことと求める完成度によるかと思いますが、SNS専用の小さな動画制作や、大きなプロジェクトの場合には出先でiPad Proで簡易的な処理をするくらいなら十分使えそうに思います。

すでにM2搭載のiPad Proを持っていれば、迷わず導入が吉。

ただ、これから環境を整えようという場合のコストは結構します。
最新のiPad Pro 12.9インチの1TBは284800円から、2TBとなると348800円から。
何しろ、動画編集には保存容量が必要です。最低1TBからだろうなあ、と。
これにMagic Keyboard(44800円)を加えると2TBで40万円弱。

であれば、MacBook Proでやったほうがいいじゃん、とも思うけど、iPadでここまでできちゃう!というモバイルライフ的ロマンがあるのは間違いありません。

USサイバーマンデーではMacBook Air M2が1049ドル。日本ではやはりここが安いみたいです。

日本ではブラックフライデーセールはもう数日続くところが多いですが、本場US、EUではサイバーマンデーセールに変わるところが多いです。

9to5macAppleInsiderによると、13.6インチ 2022 Apple MacBook Air M2(8GB RAM 256GB)モデルは、Amazon.comやBestBuyで1049ドルで販売。

Adramaでは「Apple Mac Studio Desktop, M1 Max Chip w/10-Core CPU & 24-Core GPU, 64GB, 1TB SSD Z14J000E1」が2,599ドル(250ドルオフ)というのもあります。

Amazon.com: 2022 Apple MacBook Air Laptop with M2 chip: 13.6-inch Liquid Retina Display, 8GB RAM, 256GB SSD Storage, Backlit Keyboard, 1080p FaceTime HD Camera. Works with iPhone and iPad; Space Gray : Electronics

もちろん、新品です。

MacBook Air M2は、既にAmazon.comでは売り切れ、BestBuyは日本へのシッピングは行っていないので購入はできないのですが、この価格であれば、円安の今でも14〜15万に収まります。

日本の新品価格は164,800円なので、2万円くらい安いですね。

日本でできるだけ安くということを考えると、やはりAppleの認定整備済製品を狙うのが良さそうです。

13インチMacBook Air [整備済製品] 8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M2チップ – スペースグレイ – Apple(日本)」は148,300円なので、USのサイバーマンデーセールの価格にだいぶ近いです。


日本のAmazonでも新品セールやればいいのになあ。

まあ、事情もあるんだろうなとも思います。

Parallels® Desktop 18 for Macは25%オフ

Black Fridayも各所で本格的に。

Parallels® Desktop 18 for Mac」は25%オフ。


Intelチップ/Apple Siliconチップ両対応のヴァーチャル環境で、Windows 11をインストールしてアプリを使用したり、Mac環境との間ではドラッグ & ドロップやコピペが可能。

スタンダード、プロ、ビジネスバージョンの機能違いは↓。


特殊なセットアップ無しでWindows上でゲームコントローラーを使用する機能はどれでもOK。

Apple SiliconチップのMacで動作する macOS VM 用 CLI機能はプロ版以上です。

割引後の価格はスタンダード版で7800円、プロ版で8775円。

用途によって選べばいいけど、機能差と価格差を考えるとプロ版なのかなと思います。

[30%オフセール]Intel Mac / Apple Silicon Macの両方に対応した「VMware Fusion 13」リリース

VMwareが、Intelと最新のApple Silicon Macの両方に対応した「VMware Fusion 13」をリリース。


「VMware Fusion 13」では、IntelチップとApple Siliconの両方で、Windows 11 仮想マシンをサポートするようになりました。

Fusion 13 Pro、Fusion 13 Playerの2ラインナップ。

新しいVirtual Trusted Platform Module (2.0) デバイスと、有効なTPMをサポートするための新しい暗号化方式を提供。


Intel Macでは、VMware ToolsでWindows 11をフルサポート。

ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストなどのホストとゲストのインタラクション、共有フォルダ、USBおよびカメラデバイスのパススルーを実現しています。

Apple Siliconでは、ARM上のWindows 11のための最初の機能を導入。

このリリースでは、VMware Toolsが仮想グラフィックスとネットワーキングが提供されていて、今後のリリースで、さらに多くの機能が追加予定。
Apple Silicon上のFusionでは、Windows 11のARMバージョンを実行する必要があり、Windowsのx86/Intelバージョンには対応していません。

このため、win32やx64アプリケーションを実行したいユーザーのために、ARM上のWindows 11はIntel/AMD用にコンパイルされたアプリケーションを実行するためのエミュレーションを内蔵しています。

Fusion Playerについては、パーソナル向けのライセンスの無償提供を継続し、ライセンス配信ツールを更新。v13キーの提供が開始されています。また、v12のライセンスキーがある場合には、こちらからv13キーの新規登録が可能です。

Fusion 13 Proの新規ライセンスは通常29,975円。アップグレードは14,905円。

新規ライセンスについては、現在は発売記念セールで30%オフの20,983円で販売されています。

新型MacBook Pro M2、Mac mini M2は来年発売に変更

かなりの確率で11月発表は無しになったようです。

Bloombergなどによると、当初、11月に発表発売予定とされていた新型MacBook Pro M2、Mac mini M2は、来年2023年の第一四半期に発売とスケジュールが変更されました。


これは先週のApple四半期決算説明会において、ティム・クックCEOが今年のホリデーシーズンの製品ラインは「Set.(決まった)」と述べていること、さらにルカ・マエストリCFOが「昨年はMacBook ProのM1搭載モデルの発売とそれに伴うチャネルフィルがあったため、昨年と比較すると非常に厳しい状況になっている。したがって、12月期のMacの売上は前年同期比で大幅に減少する」という株主に対して注意喚起をしているコメントから推測されるもので、年内のMac新製品の発表は無くなったとみて良さそうです。

Appleは、14インチと16インチのMacBook ProのM2ベースバージョンを含むアップグレードモデルを来年2023年の第1四半期に投入することを目指していて、これは次期macOS Ventura 13.3、iOS 16.3と同じ時期になりそうです。

macOS Ventura 13.3、iOS 16.3ソフトウェア・アップデートは、2月初旬から3月初旬の間にリリースと予想されていることや、これまではAppleが1〜2月に新製品を投入することはなかったので、次のMac新製品は3月前半までの発売が予想されています。

Apple内部で現在テストされている新型MacBook Proは、外観は同じデザインでM2 ProとM2 Max。
MaxはCPUコアが10から12。トップグラフィックスは32から38コア。

新しいMac miniは、13インチMacBook AirやMacBook Proと同じM2チップ搭載バージョンと、CPUとGPUを強化したM2 Proチップ搭載バージョンのテスト中。

新しいMac Proは、当初の予定からは遅れているものの、M2の強化版を搭載するか、あるいは、来年にも製造開始となりそうな3nmプロセスのApple Silicon(M3?)を待っている可能性もあります。

2020年のA14チップのコアアーキテクチャーをベースにしたM1も、内部的にかなり改良されたM2も5nmプロセスで製造されたチップ。

5nmプロセスであっても、これだけの性能向上になっているため、次の3nmプロセスチップはM1、M2以上のジャンプアップになることは間違いなく、フラッグシップでもあるMac Proへの搭載を目指すという開発計画への変更はリーズナブルといえそうです。

Appleの自社開発モデムチップ、iPhoneへの搭載は早くても2025年という話、、。

Appleが、自社製モデムチップの開発を進めていることは、ここ数年伝えられていたことですが、その実装時期はまだ少し先になるかも、、。


Haitong International Securitiesのアナリスト、Jeff Pu氏の投資家向けメモによると、2023年発売予定のiPhone15にはQualcomm Snapdragon X70が採用の見込み。

最大10Gbpsのダウンロード速度を実現し、電力要件も低減される可能性があります。

2024年のiPhoneには、未発表の「X75」モデムが採用予定。

X70の後継チップ「X75」は電力効率をさらに向上させる4nmプロセスを用いてTSMCによって製造される予定。

この内容は7月に伝えられていたMing-Chi Kuo氏の予想とほぼ同じもので、この予想のまま進行する場合には、Appleが開発中のモデムチップが採用されるのは、早くても2025年のiPhoneからということになります。

AppleとQualcommは、一時期、特許訴訟で争っていましたが、2019年に和解。

その後はQualcommはモデムチップのチーフサプライヤーというポジションになっていますが、Appleは2020年の時点でQualcommチップから自社開発チップへの切り替えを模索しています。

今年2月には、Appleが設計した5Gモデムチップは、バックエンド発注の段階に入った、という話が出ていて、このタイミングであれば、来年のiPhone 15に間に合うかも、とも考えられましたが、今回の話ではさらに2年後の2025年ということになります。

Appleの自社開発モデムチップ、実現するんですかねえ。なんだか怪しい感じがなくもない、、、。




Macworldによる、Apple Silicon(A13からM2)ベンチマークが面白い

Macworldが公開しているMac CPUs Geekbench 5。

M2は最新CPUだけど、M1 Pro / Max / Ultraには届かず、Proにはだいぶ近いけど、それでもM1とM2くらいの差が存在します。

次はApple silicon Geekbench 5。

iPhone 11のA13 Bionic以降のApple製プロセッサのトータル比較。

やはり、Apple Silicon以降の性能の伸びが如実に出ていて、M2はiPhone 13 ProのA15 Bionicの約2倍の数値になっています。

こうやって比べると、早ければ来年と言われるM3は、M1 Pro 8コアあたりと競る数字になるかも、、、?

16インチなら梅モデルも10コアか、、、

となると、今Macを買うのならM2よりもM1 Pro以上、できれば10コアを選びたいところですねえ。




macOS Ventura:Apple Silicon搭載Macのみ対応で、Intel Macで使えない新機能3種類

”今のところ”3種類。この後増えていくかどうかはApple次第、、、。

WWDCでお披露目された「macOS Ventura」は今年10月にリリースされそうですが、僕はといえば、しばらくはIntel Macを使うことになりそうなので、新機能のうち、どれが使えて、どれが使えないのかは気になるところです。

macOS MontereyではApple Silicon Macに限定されていた機能が多かったため、Intel Macユーザーはさらに肩身が狭くなるのかなと思ったら、今回はそれほどではなく、主要機能の多くはIntelとApple Siliconの両方でフルサポートになりそうです。

対応機種はプレビューページの下にあるここから確認可能。

MacBook Proは2017年以降のモデルをサポート。ということで、僕が今メインで使ってるMacBook Pro 16″(2019)もちゃんと対応しています。

そして、MacRumorsによると、以下の3つはApple Siliconだけに提供される(つまり、Intel Macで使えない)機能として例外的に提供されるとのこと。


Live Captions

すべてのオーディオコンテンツをサポートするライブキャプション。
FaceTimeも含まれ、通話中に自動的に書き起こされたライブキャプションを見ることができます。ただし、ライブキャプションは英語での提供ということもあるためか、日本のプレビューでは紹介されていません
この機能はiPhone 11以降、A12 Bionic以降を搭載したiPad、Apple Siliconを搭載したMacに限定されます。


サイドカーでのリファレンスモード

Liquid Retina XDRディスプレイ搭載の12.9インチiPad ProをApple Silicon Macのセカンダリーディスプレイとして使用することができる機能。
カラーグレーディング、コンポジットを含むプロクオリティの色調表示が可能で、Appleの例では、Da Vinci Resolveのプライマリ・インターフェースを接続したStudio Displayに表示し、カラーグレーディング・スコープをMacBook Proのスクリーンに、フルスクリーン出力画像をサイドカーモードのM1 iPad Proに表示。


ディクテーションモードでの絵文字サポート

音声入力により、カンマ、フルストップ、疑問符などの句読点が自動的に挿入したり、声だけで絵文字を挿入することが可能ですが、この機能はM1以降のMacでしか動作しないとのこと。

音声入力は、広東語(香港)、英語(オーストラリア、カナダ、インド、英国、米国)、フランス語(フランス)、ドイツ語(ドイツ)、日本語(日本)、北京語(中国本土、台湾)、スペイン語(メキシコ、スペイン、米国)で利用可能となっているので、日本でも提供されますが、M1以降を搭載したMacでのみ使えます。


ということで、とりあえず、この3種類以外のmacOS Venturaの機能はIntel Macでもサポートされる可能性が高いというか、今のところは搭載予定ということになっています。

まあ、Macを仕事で使っている人はDAW、各種プラグインなど各アプリの対応状況もあるので、しばらくは新しいOSは様子見するよという人も少なくないはず。ちなみに、僕もいまだにCatalinaで使っていたりします。

新しいOS楽しむためだけに新しいMac導入するかー。うーん。




3nmプロセスで製造される「M2 Pro」チップは今年後半に製造開始

4nmではなく3nm、、、?

いくつかの噂情報でも出てきていた、Haitong Intl Tech Research のアナリスト Jeff Pu 氏は、 TSMCが今年後半により強力な「M2 Pro」チップの量産を開始すると伝えているそうです。


9to5Macが見たというJeff Pu氏のリサーチによると、AppleはApple SiliconチップのサプライヤーとしてTSMCへのオーダーを継続。同社は今年後半にAppleの新しい「M2 Pro」チップの量産を開始する見込みで、このチップは3nmプロセスで製造されると伝えられています。

WWDCでお披露目になった、新しいApple Silicon M2チップは、多くの機能強化が施されているものの、M1と同じ5nmプロセスで製造されています。

現在出荷待ちのM2はM1よりもCPU性能が18%速く、新しい10コアのGPUによってグラフィックスが35%向上しているということですが、3nmプロセスで製造される「M2 Pro」チップは、この性能を遥かに上回ることは間違いなさそうです。

また、AppleはこのM2 Proチップを搭載した別の新しいMac mini(コードネームJ474)にも取り組んでいて、これは8つのパフォーマンスコアと4つの効率化コアを持ち、現在のM1 Proの10コアCPUから増えて、合計12コアのCPUとなるバリエーション。

さらに、Pu氏は新しいMac Proに関連して「Appleの社内サーバー」に言及したほか、3nmチップを搭載した新しいiPadが登場することを示唆しています。

iPadの性能も、さらに上がりそうですね、、、。




WWDCキーノート:まさかの新型MacBook Air、MacBook Pro 13″発表。どちらもM2搭載。

WWDCはソフトウェアデベロッパーのイベントであって、ハードウェアの発表イベでは無い、というのは昨年までの話だったようです。

iOS16に45分、watchOS 9に10分。

次はmacOS(やっぱハードウェアは無いよね、、、)と思ったら、M2発表の流れで新型MacBook Air、M2搭載になったMacBook Pro 13インチ発表


M2はさらに効率的でパワフル。


デザインも一新。


13.6インチ、MagSafe復活、Liquid Retina、Thunderbolt x 2、ハイインピーダンスのオーディオ出力、急速充電対応、18時間の動画再生も可能。


4カラーで1199ドルから。


MacBook Pro 13インチはマイナーアップグレードで、M2搭載のみでハードウェア仕様の変更はないようです。


まあ、それでもM2のおかげで強力に性能アップなので良さそうです。

MBAもMBPも来月発売。

MBAのデザインは好きな感じです。

問題は出荷数がどれだけ用意できるのかというところでしょうか。

DropboxのApple Silicon(M1)ネイティブ版がリリース。オフラインインストーラー、確認方法あり。

ちょっと時間はかかりましたが、DropboxがApple Siliconネイティブになりました。

すでに自動更新で反映されている方も多いはず。

Dropboxメニューアイコンから基本設定を開き、バージョン143.4.4161になっていたら、Apple Silicon対応のステイブルビルドがインストール済みということになります。

僕も確認してみたところ、すでにアップデート済みでした。


Apple silicon (M1) 上で動作しているかどうかを確認する方法は以下の手順。

・アクティビティ モニターを起動
・ウィンドウの上部にある[CPU]タブをクリック
・プロセス名の下にある[Dropbox]を探します。
・Kindラベルの付いた列を見つけます。
・この列の値が Apple となっている場合、Dropbox は Apple シリコン(M1)上でネイティブに動作しています。

なお、「Stable Build 143.4.4161 – Dropbox Community」ではオフライン・インストーラーも配布されているので、必要であれば自分でインストールも可能です。


Apple Siliconの対応状況は「Dropbox native support for Apple silicon (M1) | Dropbox Help」にあります。


この辺の情報にたどり着くのが、ややわかりにくいということはありますが、これでようやくDropboxはM1ネイティブになったので、M1搭載Macユーザーはさらに快適に使えるようになりました。